第弐拾四話  


『Start(4)』

邦題 :スタート(4)

 

  どこからともなく湿った生暖かい空気が流れ出てくるかのように感じられる部屋というものがある。
本当に湿った空気が流れているわけではない。ただ、「そのように感じさせる何かが在る」だけである。
微妙にゆらめき、今にもフイと消えてしまいそうな照明。本物か作り物かはわからないが、ほこりをかぶった
クモの巣が所々に張っている天井。なにかが必死に引っ掻いたかのような痕の残る壁。まさしく、シンジとアス
カのいるホーンテッドマンションがその様な場所であった。
「やっぱり、入らなきゃよかった・・・・・・・・・・・・・・・」
ホーンテッドマンションに入ってしまったことを後悔しているシンジの背中で、二度目の、扉が閉まる音が響き
わたる。
「ぐぉぉぉぉんん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
棺桶が閉じられるかのような重々しい音を立てて、今入ったばかりの扉が閉じられた。
「いや・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
シンジは小さく呟く。
呟いてから、男の子とは思えない弱気な自分の言葉が恥ずかしくなり、誰かに聞かれてはいまいかと周囲をそっと
見回す。
シンジとアスカがいる部屋、玄関から入って二つ目の八角形をした部屋には、シンジとアスカを含めて十数名の
人達がいた。しかし、みんな恐る恐る周囲を見回しているだけで、シンジの呟きに気が付いたものはいないようで
あった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
シンジの隣に立つアスカには、なんとか恐怖に耐えているシンジの姿を心配気に見ていることしかできない。
さすがに、この後に及んで「やっぱり止めます」というのは無理な話であった。
「シンジがこんなに怖がりだなんて・・・・・・・・しらなかったな・・・・・・・・・・」
いつも結構しっかりしているシンジの、意外な一面を知ったアスカであった。
「まぁ・・・・・・・・この部屋は・・・・・アタシも結構怖い・・・・・・・・・
シンジには絶対に聞こえないように、小さな声でアスカはそう言う。
天井はなぜかガラス張りになっていて、闇夜に薄黒い雲が流れているのを目にすることができる。
壁に目を移せば、そこには4枚の貴族、貴婦人の肖像画が架けられていた。いずれも美術の教科書にでも載りそう
な、長い年代を経た由緒ある立派な油絵に見える。ただ一点、教科書の絵と異なる点を上げるなら、4枚の絵のいず
れもの顔に浮かぶ笑みが、皮肉げな笑みであることくらいであろうか。
「なぁんであんな気色悪い絵なのよ・・・・・・・・・」
十字の紋章の入った僧服をきた僧侶の絵を気味悪げに眺めながらアスカがそう呟く。
と、その呟きを聞いていたかのようなタイミングで、絵の中の僧侶の目がアスカの方を向く。そして唇の端を小
さく持ち上げて冷たい笑みを浮かべた。
「うそ・・・・・・・・・・・・」
アスカの背中にふっと冷たいものが走る。絵が笑う。どこにでもある古典的な怪談話のような展開に、アスカは
目をぱちくりさせる。だが瞬きをした次の瞬間には、僧侶の絵はもとに戻っていた。
「ねえシンジ・・・・・・・・今の見た?」
アスカは隣に立っているシンジに、絵が笑ったかどうか尋ねようとする。
「へ・・・・・・・なに?」
どうやらシンジは、下を向いて自分の世界にこもることで恐怖から逃れようとしていたようである。当然、アスカの
見た「絵が笑った」ことなど見ているはずも無かった。
「だから・・・・・・・・・・」
「あの絵が笑ったのよ」と口にしかけてアスカは慌ててその言葉を飲み込む。アスカの見たところ、シンジの恐怖心
はすでに限界線ぎりぎりの所まで来ている。ここで「絵が笑った」などと言ったら、シンジは一気に壊れてしまうか
もしれないとアスカは思った。
「ううん、なんでもないの・・・・・・・・・・・・」
もの凄く不安そうな表情を浮かべてアスカのほうを見るシンジに、アスカは精一杯の笑みを返す。
と、その刹那。天井のガラス窓から、偽物にしてはあまりにもリアルな稲光が輝き、落雷の轟音が響き渡る。
「ひっ」
シンジは耳をふさいで下を向いてしまった。
とその落雷が合図であったかのように、部屋全体が不気味な振動を始める。
「なにこれ・・・・・・・・・・・・・・・」
ガタガタという揺れかたではない。まるで部屋全体が生き物でもあるかのように、ぬらりぬらりと奇妙な振動を繰り
返す。
その振動の中、アスカはフイと、別段なんの他意も無しに壁に架けられていた肖像画に目をやった。
肖像画は確かに笑っていた。血のように真っ赤な口を開けて。乱杭のような牙をさらして。大きく見開いた目を真っ
赤に血走らせて。
「いやぁぁぁぁぁぁ」
そのことに気が付いたのはアスカだけではなかったようである。室内のあちらこちらで若い女性の真に迫った悲鳴が
聞こえてきた。
その声につられてアスカも悲鳴を上げそうになる。さすがに気丈なアスカでも、笑う絵画をみて怖くないわけはなか
った。だが、アスカ自身のプライドと、「ここで叫んだら、シンジ、泣いちゃうかもしれない」という思いとが、喉の
先まででかかった悲鳴を体の中に押し戻す。
涙目になりながらも壁に架けられた絵画を見つめていると、絵画の中の僧侶や騎士たちは、不気味な笑い声を上げな
がら年老いていった。
「ぜぇったいにあんなのつくりものなのよでもでもでもどうやったらあんなふしぎなことができるのかしら」
絵の秘密を考えることで気を紛らわせようとするアスカであるが、どうしても思考がうまくまとまらない。
そのアスカの目の前で、絵の中の人物は笑顔を浮かべて悲痛な叫び声をあげながら、どんどんと年老いていき、最後
には腐り落ちて、骨だけになってしまった。
その過程を見て、泣き出してしまった若い女性もいた。それ程に凄惨な光景であった。
すべての絵が骨だけになると、先ほど大きな音を立てて閉まった扉が、再び大きな音を立てて、今度は外側に向か
って開いた。
その扉に向かって、急き立てられるかのようにすべての観客は進んでいく。後ろの絵を振り返って見る者は一人も
いない。その流れに乗りながらアスカは、心配そうな口調で、顔面蒼白なシンジに尋ねた。
「ね、シンジ・・・・・・・・・・・・大丈夫?」
「あんまり大丈夫じゃないけど・・・・・・・・・・・・耳ふさいで、ずっと下、向いてたから・・・・・・・・・・・」
上目遣いにアスカのほうを見ながら、シンジはそう答える。どうやら雷鳴が轟いてからずっと、シンジは耳を塞いで
下を向いていたので、あの絵の変化は見ていなかったようである。
「見てたら耐えられなかったわね・・・・・・・・・・・・きっと」
人の流れに沿って薄暗い廊下を歩きながら、アスカは一人呟いた。
天井と言わず分厚い絨毯の敷かれた床と言わず、「バチィン」「ピシピシッ」というラップ音が響き渡る廊下を暫く
歩いていくと、薄暗い廊下は終わりを告げ、そこは小さなホールのようになっていた。
「もう終わりかなぁ・・・・・・・・」
さっきよりは多少明るくなった表情で、期待に満ち満ちた口調で、シンジがそう言う。
「そんなことないと思うけどな・・・・・・・・・・・・・」
いくらなんでもこれでお終いでは、あまりにも期待外れである。だがシンジの気持ちを慮って、アスカはそれを口に
はしなかった。
だがアスカの心遣いにも関わらず、シンジの儚い期待はあっさりと砕かれてしまった。
「はい、それでは二人一組になってこちらにお進みください」
少し前で中世のメイドのような格好をした女性がにこやかな表情でそう言う。その女性の示す方向には、皮張りの
ラブソファーのようにも見える、乗り物らしきものが並んでいた。
「・・・・・・・・・・・・・」
動物的な野生の勘で、この「ホーンテッドマンション」はこれからが本番、本当に怖い部分はこの先に待っている
ことに感づいてしまったシンジは、表情を思いっきり引きつらせる。それからアスカのほうに向かって、「これに乗る
のかな・・・・・・・・・・・」と目で訴えかけてくる。
「・・・・・・・・多分、これに乗るんだと思うけど・・・・・・・・・・・」
アスカの言葉に、シンジの表情が曇る。必死に押し殺しているつもりなのだろうが、その表情、立ち居振る舞いから、
「入りたくないなぁ・・・・・・怖いなぁ・・・・・・・」という雰囲気が漏れている。
だがもうここまで来て、「戻る」などという選択肢は有り得ない。そのことを判っているのだろうか、シンジは別段、
「入りたくないな」とか愚痴をこぼすこともなく、人の流れに付いていく。
その姿を見ながらアスカは、
「はぁ・・・・・・やっぱり、入らなきゃよかったなぁ・・・・・・・・・確かにアタシ、興味あったけど、シンジがこんなに嫌いなら
入らなくてもよかったわよね・・・・・・・・・・・シンジに悪いことしたなぁ・・・・・・・・・・」
と後悔する。
だが後悔したところで、ホーンテッドマンションの内部にいるというこの現状が変化するわけでもない。
あっという間にシンジとアスカは、ソファー状の乗り物に乗る順番を迎えてしまった。
「はい、こちらに座ってください」
不安そうなシンジの顔とは対照的に、明るい顔をしたメイド姿の女性は、シンジとアスカをゆっくりと移動しているソ
ファーに手際よく座らせる。言われるままに腰を下ろすと、ソファーの表面のひんやりとした感触が腰に伝わってきた。
「それではこのヘアバンドを付けてください」
女性はシンジとアスカに、コウモリの羽をあしらった飾りの付いたヘアバンドを手渡した。そのヘアバンドは、やや厚
くて無骨な作りをしてはいるが、見た目よりはずっと軽かった。
アスカとシンジはこれまた言われるままにヘアバンドを頭に付ける。女性キャストはゆっくりと前進するソファーに沿っ
て歩きながら、二人のヘアバンドの位置を簡単に調整した。
そして部屋の端まで並んで歩いていってから、壁から数歩離れた位置でピタリと立ち止まり、にこやかな笑顔はそのまま
でゆっくりと、そして優雅に頭を下げて挨拶をする。
「それではさようなら」
「さようならって・・・・・・・普通、行ってらっしゃいじゃ・・・・・やな感じ・・・・・・・・」
女性の最後に言った言葉を聞きとがめて、シンジがまたも顔を曇らせる。
「それより・・・・・・・・壁・・・・・・・・どうすんの・・・・・・・・・・」
困ったようなアスカの声に、シンジはスッと頭を上げた。すぐ目の前には薄汚れた木の壁があった。壁までの距離はもう、
1メートルも残ってはいない。
アスカは驚きの余り声が出ない。
「ぶ、ぶつかるぅぅ止めてぇぇぇ」
シンジが情けない声なき声を上げる。
だが声を上げたところで動くソファーが止まるはずもない。むしろ、ぐっと加速する。
凄い勢いで壁の表面が眼前に迫ってきて。次の瞬間。
目の前には、さっきまでの部屋とは違う、薄暗い廊下が延々とと続いていた。
シンジとアスカは、壁を通り抜けていた。
「?????????」
なにが起きたのかシンジはまったく判らず、目をぱちくりさせながら、あたりを見回している。
「あ、立体映像か・・・・・・・・・・」
だがさすがにアスカは、からくりに気が付いていた。
さっきの壁は、巧妙に作られた立体映像にすぎなかったのである。実体をもたない映像であれば、ぶつかることがないのも
うなずける。
「さっすがね・・・・・・・・それにしてもあんな精緻な立体映像を造る技術、どこが開発したんだろ・・・・・・・・・・」
アスカが立体映像の技術に思いをはせている間にも、ソファーはゆっくりと、だが確実に廊下を奥へと進んでいく。
アスカとシンジの前にも、カップルがソファーに乗っていったはずなのであるが、その姿はどこにも見当たらなかった。
ただひたすらに静かな廊下を、ソファーは音も無く滑るように進んでいく。
「だぁれもいないね・・・・・・・・・・・・」
不気味な廊下ではあるが、何が出てくるわけでもない。そのことで少し余裕を取り戻したのか、シンジが辺りを見回しな
がら、アスカに向かってそう言った。
と突然、その言葉に呼応するかのように近くの石壁がぬらりと盛り上がり、苦痛の表情を浮かべた、腐りかけた人の顔が
現れる。
「い、碇ぃぃぃぃぃぃ・・・・・・・お前の体を・・・・くれぇ・・・」
顔とおぼしき物はそう叫び、シンジに向かって土色の手を伸ばしてくる。
「のぁぁおぁぁぇぁぇ・・・・・・・・・・・・」
当然の事ながら、こんなシチュエーションにシンジが耐えられようはずも無い。「顔」の叫び声をはるかに凌駕する声量
で絶叫し、耳を両手で塞ぐ。
アスカは何とか悲鳴を上げるのを押え込みはしたが、迫りくるひび割れた腕に恐怖を覚え、反対側を向く。
しかし反対側を向いただけで恐怖心を押え込めるほどには、ホーンテッドマンションは甘くはなかった。
反対側の壁からは、顔に矢を打ち込まれ、左腕を切り落とされている兵士が、壁から上半身を覗かせていた。
「きゃぁぁぁぁっ??なによぉぉっ!」
これには堪らずアスカも悲鳴を上げる。
「惣流ぅ・・・・・・・・・・お前の手をくれぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・・」
アスカが悲鳴を上げている間にも、兵士は壁からずるずると体を這い出させてくる。
この頃になると、二人の周りは凄いことになっていた。壁から死人が這い出してくるなど序の口であった。なんだか判ら
ないような異形の生物が周囲を走りまわる。体が煙のように透き通った中世風の人々が、「こんにちは惣流さん、碇くん」
と口々に挨拶しながら通り過ぎていく。天井の薄汚い染みが寄り集まって顔になり、シンジとアスカの名前を呼ぶ。もはや
シンジでなくても、普通の人間には耐え切れない状態が広がっていた。
「なななななんでアタシの名前が判るのよぉぉぉっ」
涙目になりながらもアスカは、なぜ自分達の名前が判るのかを必死で考えていた。その事を考えることで、目の前のあまり
にも凄まじい世界から逃避しようとするように。
だがアスカの努力もあっという間に水泡に帰す。
「人間・・・・・・・生け贄・・・・・・・・・・」
ゆっくりと進んでいるソファーに、口裂け半魚人のような生物が這い上がろうとしていた。
「いやぁぁぁぁぁ!」
アスカは悲鳴を上げて、口裂け半魚人から少しでも離れようと体を動かす。
と、その肩が何か震えるものに触れた。
シンジの肩だった。
シンジはあまりの恐怖に耳を押さえることさえ忘れたかのように、両手をきつく握り締めてひざの上に置き、両の瞼を固く
閉じて恐怖に耐えていた。しかしながら震える肩が、シンジの恐怖が並大抵のものでないことを伝えていた。
「シンジ・・・・・・」
アスカはシンジのその姿を見て、「ホーンテッドマンションに入ろう」と言ったことを本当に後悔した。
ここまで怖いとは思わなかったと言えばそこまでだ。シンジが強く拒否しなかったのも事実である。だが「シンジ、嫌いな
んだろうな」と気が付いたのだから、そこで止めておくべきだった。
しかし、今更後悔してももう遅い。
「あとでシンジに謝らなくちゃ。絶対に。」
アスカはそう決意する。だが謝ることは後でやるべきことでしかない。
「今、シンジにしてあげられることって」
あちらこちらで謎の生物や、不死生物のあげる悲鳴や叫び声を耳にしながらも、アスカは必死で考えた。
そして。
「大丈夫、アタシが付いてるわよ。」
アスカはそう言って、固く握られた、震えるシンジの手に自分の手を重ねる。この状況でできること、シンジのためにでき
ること、アスカにはこんな方法しか思い浮かばなかった。
いきなりなアスカの手の感触に驚いたのか、シンジの手がピクリと動くのが感じられる。
「大丈夫。一人じゃないわよ。」
アスカは周囲の状態が目に入らないように瞼をぎゅっと閉じながら、自分に言い聞かせるかのように、そう言った。
アスカの手のひらの下で、シンジの手に込められた力が、ふっと緩くなったのが感じられた。




それから先、ホーンテッドマンションの中がどうなっていたのかは、シンジはもちろん、アスカも覚えていない。
目をぎゅっとつぶったまま一回りしてきたからだ。
館内を一周したソファーを降りた後、どうやって出てきたのかもよく判らないほどに、二人は恐怖に呆然としていた。
やっと落ち着いたのは、ホーンテッドマンションの側にあるベンチに二人並んで腰を降ろして、暫く経ってからであった。
「怖かった・・・・・・・・・・」
ぼそりとシンジが呟く。
その言葉にはっとした様に、アスカが立ち上がる。
「その・・・・・シンジ、ゴメン・・・・・・・アタシがわがまま言わなきゃ・・・・・・・」
「そんなことないよ・・・・・・・」
シンジはまだ蒼白な顔をしているが、ベンチから立ち上がる。
「僕が『いやだ』って言わなかったのが悪かったんだし、それに・・・・・・・その・・・・・・・・・」
シンジは左手をさすりながら、言うべきか言わないべきかしばらく逡巡していたが、
「やっぱ、なんでもない。」
と言って後ろを向いてしまった。
「ごめんね、シンジ。」
アスカはシンジの優しさに感謝し、「今度はアタシがシンジに優しくしてあげなきゃね」と決意する。
「えっと、夕ご飯、どこで食べよっか・・・・・・・・」
シンジはパンフレットを見ながら歩き出す。
その後ろ姿を見ながら、アスカは一つのことに気が付いた。
「ねぇシンジ、さっき、何を言いかけたのよ」
その言葉にシンジは、ぎくりとしたように肩を動かしたが、何も聞こえなかったかのようにすたすたと歩きつづける。
「ちょっとシンジ!アタシに隠し事しようったって、そうは行かないわよ!」
アスカはそう言いながらシンジを追いかける。
「なんでもないよぉ!」
シンジはアスカにそう返事してスタスタと歩きつづけながら、心の中でぼやいた。
「僕だって一応男の子なんだし・・・・・・・・言えないよな・・・・・・・・・手、握ってくれたら怖くなくなったなんて・・・・・・」
その時の事を思い出して恥ずかしさで少し赤くなった顔を、美しい夕日が隠してくれていた。




続劇


第弐拾伍話は、そのうち公開っ!

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