いぢわる店員日記
1998年06月23日
昨日、バイト先に井上晴美が来たそうだ。コピーを取っていったらしい(笑)。
そういえば、岡本綾(南アルプスの天然水の娘役:ビオレの高校生役)は良くバイト先に来る。高校が近いからなんだが……。それにしても余りにも特徴の無い顔をしているので、余程気を付けていないと分からないかも(笑)。ショコラも良く来るそうなのだが、ショコラって誰(笑)? 知らないんだけど……。
もともと、目黒は芸能人が多いのだ。「スター」にしきのあきらは、私が昔住んでいたマンションに住んでいるし(笑)。
1998年07月15日
アルバイト強化週間(二週間だけど)終了。なにもコミケ前で忙しい時に無理に金を稼ぐ必要も無いんだけど、学生が試験期間中なので、その代打ちというわけ。しかし、週48時間労働って、既にアルバイトの時間数じゃないぞ(汗)。まぁ、雑誌やってた頃の月28勤2休、1日16時間労働に比べれば大したことじゃないけど。でも、あの頃の方が楽だったなぁ。若かったし、休みの日にしか家に帰ってこなかったし(笑)。
毎日数十人の女子高生に触れる上に、その中に岡本綾もいるという、このアルバイト環境は良く考えると凄いのかも知れない(笑)。そういえば、岡本綾は良く友達一人と一緒に来るのだが、この娘はもしかしたら人気者女子高生の側に有りがちな守護騎士なのだろうか? 岡本綾に声をかけようとしたら噛みつかれたりして(汗)。怖いなぁ……。
1998年08月17日
なんと、アルバイト先のオーナーから、突然の解雇通告。実はこのオーナー、ウチの店以外にも学芸大学駅前にもう一店舗持っていたのだが、そこがひどい赤字続きで撤退する事になった。で、その赤字の穴埋めとして人件費を削るという事で、学芸大学駅前店では全員解雇、ウチの店も殆どのアルバイトを解雇という事だそうだ。ウチの店自体はしっかり黒字を出しているのだから、割を喰うとはまさにこの事。岡本綾も見られなくなるなぁ……。
まぁ、愚かな指揮官の下で働いたのは今度が初めてではない。さて、次のアルバイトを探すとするかな……。いいアルバイトある?
1998年08月19日
まずは一か所、新しいアルバイトを確保。早速、21日から開始。
1998年08月21日
新アルバイト開始。ソフトクリームを作るのが嫌だなぁ(笑)。
1998年08月25日
残り僅かとなった旧アルバイトだが、朝方、明和電機の副社長に似た人が客として来た。声もそっくり。本人なのか? そういえば、以前にも洗足駅で菜っ葉服を着た副社長らしき人を見たことがあるので、やはり本人かも知れない。
1998年09月01日
旧アルバイト先での最後の勤務終了。結局、夏休みに入って以来、岡本綾には会えずじまい。もう二度と会えないかと思うと、かなり残念。解雇自体よりも、そっちの方が残念な気がする。
今晩は夜勤が無い。解雇された事を残念に思うよりも、久しぶりにWWWをうろつける事を嬉しく思う気持ちの方が大きい(笑)。駄目な私。
1998年09月21日
今日はアルバイトの日だったのだが、夜勤ではなくて準夜勤(午前5時まで)なので、帰宅してからインターネットに潜れる(笑)。
アルバイトと言えば、アルバイト先で段ボールを回収に出すのでビニール紐で結んでまとめるのだが、それをウケ狙いで亀甲縛りにしてみた(笑)。でも実は、亀甲縛りにすると大きさの違う段ボールが巧くまとめられることを発見。実に実用的な縛り方だ。これからもやろう(笑)。
1998年09月26日
アルバイト先の弁当引換札が行方不明になった(客が持って行ってしまった)り、ボロボロになったりしていたので、自分で引換札を作って(PM-700でPOP用紙に印刷して、スプレー糊で裏に厚紙を貼り、印画が落ちないように表には本用のカバーフィルムを貼った)店に持っていったら、店長は「すげー! どうやったのこれ?」と大喜び。自分では大した事の無い技術だと思っていても、他人には想像も付かない事というのは有るものだ。
1998年10月03日
ここ数年、騙し騙しで腰痛を凌いできたのだが、久しぶりにデカい奴が来た。とても痛い。経験者じゃないと分からないだろうけど、とても痛い。前に医者に行った時は、「筋肉の付け過ぎで背骨が引っ張られてS字に湾曲してる」と言われた。私にどうしろと? 筋肉落とせとか無茶なことを言うのか?
幸い今日は準夜勤だったので、とっとと家に帰ってきた。「そんなに痛いならインターネットなんかに潜ってるんじゃねぇ」という突っ込みは禁止。でも本当に痛い。実家でぶら下がり健康器を探さないと……。
1998年10月05日
今朝、アルバイト先に客としてオウム真理教の信者が来た(笑)。不精髭を生やして、独り言をブツブツ言っていたので、入って来た時から怪しいと思っていたのだが、買い物篭の底に、オウム真理教の本が(笑)! あれは間違いなくわざとだ。じゃなきゃ、あんなペーパーバックの本が半開き状態で買い物篭の底に入れてあったりするものか。全く、低能な人間のやる事というのは、どこまで低能なんだろうか(笑)。
1998年11月06日
毎度思うんだけど、明治製菓のホルン、この開けにくい個別包装はなんとかして欲しい。もうかれこれ3桁の数は開けていると思うんだけど、未だに1箱(8本入り)につき1本ぐらいは開けるのを失敗する。この包装、駄目過ぎ。
あと、ロッテの菓子の化粧箱も駄目だ。開けようとすると、違う所から破けたり、剥がれて裏紙だけが残ったりする。もう少し、上等な紙を使えっての。少しは値付けしたり品出しする方の身にもなって欲しいもんだ。
1998年12月06日
今日はゲーメスト同窓会ということで、アルバイトの準夜勤の入りを2時間遅らせて貰って、夕方から西千葉のゲームセンターへ。10年近くぶりに見る懐かしい顔も多々。当時に比べると、太った奴が多い。それにしても、この既婚率の低さは何事だ(笑)? 「風見螢」なんて名前でサインをしたのも実に久しぶり。
同窓会から途中で退散し、アルバイト先へ。約100分の道のり。2分前に辛うじて到着。なんとか遅刻にはならなかった。
1998年12月08日
開戦記念日(笑)。
実家にフジテレビから電話が掛かってきたそうだ。なんでも「笑っていいとも」に出てくれないかという話らしい。このコミケ前の忙しい時に、そんな物に出てられるか!
1998年12月11日
フジテレビから三度目の電話があったらしい。二度目は「仕事休めませんか?」だったが、今度は「ギャランティを考えておきます」だそうだ。そういう問題じゃない! そんな事でいちいち電話してきて安眠を妨げるウチの親も親だ。なんで家出したのか分かっていない。
1998年12月25日
準夜勤に入っていたのだが、きっと一人はいるだろうと思っていた「準備の悪い男」が来店。当日にコンドームを買いに来るなよ(笑)。
1998年12月28日
ソフトクリームのミックスを補充する度に思うのだけど、こいつは「おまんこ臭い」(笑)。
1998年01月16日
センター試験の日。私のアルバイト先は某大学の正門からすぐ近くにあるので、さぞや盛況と思いきや、実は、その間の道が道路工事で、人は殆ど通れないわ、正門前から店は殆ど見えないわで、想像したほどの客の入りは無し。なんでわざわざ土曜、しかもセンター試験の日に、さらには丁度昼休み時に、そんな所で工事なんかをしてるんだ! もしかして東急建設の回し者じゃないか(注:その大学は某東急線某駅前にあるのだが、年末にリストラ職員の受け皿として駅舎内にTOKSが出来た)?
かく言う私は、前日の22時に準夜勤に入り、3時半に一旦家に帰り、7時半に再び出勤、12時半にまた帰り、20時半にまた早出の準夜勤に入った。変則シフト(涙)。アルバイト界のリベロと呼んでくれ(違う)。
舗装の終わった道路には仮標識が書いてあるのだが、これが「トマト」だと。今更、狙い過ぎ。-30点。
1999年02月10日
立ち読みした本を元の位置に戻せないような記憶力の無いような奴は、本を読むこと自体無駄だと思うぞ。
1999年02月21日
今日は準夜勤だったのだが、アルバイト先に客として田代まさしが来た。当然だけど、やっぱり直に見ると老けてるなぁ。
1999年03月08日
昨晩もアルバイト先に田代まさしが来た。
1999年03月13日
アルバイト先へのアイスの納入業者のおっちゃんが、会社からリストラされてしまうそうだ。あと数日の付き合いになってしまったのだが、わざわざお別れにと挨拶品(自分で買ったアイスというところが律儀)を持ってきた。良いおっちゃんだっただけに可哀相だ。
1999年04月30日
5時頃、アルバイト先の近くにあるセブンイレブンに強盗が入ったらしい。連休の谷間の早朝なんて一番狙われ易いのに、警戒してなかったんだろうか?
1999年05月16日
またしても5時頃、今度はアルバイト先を挟んで反対側のセブンイレブンに強盗が入ったらしい。但し今度は、店員がレジを閉めて鍵を持って逃げたために被害は無しらしい。
1999年06月02日
朝、アルバイト先で「緑のたぬき」を買っていった客が、お湯を入れる時にわざわざ揚げを捨てていった。色々な人がいるものだ。
1999年07月01日
アルバイト先で、2日連続で客に酒瓶を割られる。弁償代を取るわけにもいかないので、こっちの割られ損。でも、実際に困るのは後始末。ガラスは飛び散って危ないし、床はベタベタだし、あたりは酒臭い。まぁ、昨日のカップルみたいに、後始末を手伝おうという気があるなら、ささいな間違いとして許す気にもなるが、今日の馬鹿TK大生みたいのは許せない。店の中でたむろしてふらふらした挙げ句、一升瓶を倒して割り、こっちが「いいです」と言ったが最後、とっとと帰ったという。飽きれて物も言えない。
アルバイトの関係で多くのTK大生を見ているが、全般的に見て、TK大生は動作が緩慢で、物事の要領が悪いようだ。そして、ひどく世間ずれしているのが多い。端的に言うと、お勉強レベルではなくて、世間レベルで「頭が悪い」。こんな連中が人の命を預かるような職種の企業に喜んで迎えられるのかと思うと、とても人口削減の役に立つような気がする。
1999年07月13日
傘を店の中に持ち込むのは、まぁ良い。傘立てに置いておいて盗まれても、店は責任を取れないから。しかし、持ち込むなら持ち込むで、水を切ってから持ち込むのが常識だろう。店の中でダラダラ雨水を垂らして水浸しにするなよ、馬鹿客。
1999年07月20日
アルバイト先でおばはんがソーセージを買って、「猫にやりたいんで、カッターを貸して」と言う。店のカッターが手近に無かったので自前のナイフを貸すことにしたが、嫌な予感がしたのでスローイングナイフではなくて、段ボールカッターを貸した。ちょっとそこを離れてから戻ってみると、カウンターの上にはソーセージを切ったままのベタベタの段ボールカッターが放置されていた。このクソババァ!
1999年07月27日
夜勤を一時間早く上がって、学校へと自転車で単位認定試験を受けに行く。その後、相棒と遅い朝食(?)を摂りに入ったジョナサン池尻店で死神博士(本物)を視認。
1999年08月10日
ここの所、アルバイトと言えば全部夜勤だったのだが、今日は久しぶりに準夜勤。3時の暗闇の家路が妙に新鮮。
1999年08月30日
公募用の小説を書き終わった。後半はちょっと端折ったので、400字詰め原稿用紙で300枚分程しかないけど。後は相棒に校正して貰って編集部に送るだけ。
1999年08月31日
夜勤空けに小説を郵便局に持って行った。これで完全に脱稿。でも、結果が出るのは来年の7月だものなぁ。気の長い話だ。
1999年09月01日
アルバイト中、朝方に宅配便を頼みに来た客が来たのだが、「受け付け日を昨日にして下さい」とか言う。宛先を見ると、「住まいの達人コンテスト」とか書いてある。多分、8月末締めの公募なんだろう。そんな小手先のいんちきをしてまで応募したいのなら、私みたいに睡眠時間を削ってでも間に合うように仕上げろってんだ。この根性無しの卑怯者が。
でも実は、公募の消印有効ってのは、郵送に限るのだ。宅配便だと、こうやっていくらでもごまかせるからね。大体、都内便で2日も掛かっているというところで絶対にバレるけど(笑)。あ、でも入選した方が面白いかも。私がチクって入選取り消させるの。名前もメモってあるし(笑)。
例の連続コンビニ強盗が捕まったらしい。ちぇっ、つまんないの。結局ウチの店は襲われなかった。なんでも、今回はガスバーナーを使っていたらしい(笑)。
しかしまぁ、模倣犯の可能性も有るな。今度入るなら、ウチの店にしろよ(笑)。
1999年09月16日
店でビックリマン2000チョコ(5個)のシールだけが抜き取られ、ペプシ500mlPETボトル(11本)のスクラッチが削り取られる事件が起きた。犯人の目星は付いているのだが……(ちなみに、馬鹿そうな男二人組)。今度来たらタダじゃおかねぇ。覚悟しろ。
1999年09月17日
TK大生の韓国人がアルバイト先に来て、何を言い出すのかと思ったら、「僕、お金無いんですけど、学生証を置いていきますのでお金を貸してくれませんか」だと。なめとんのか。そういう事なら交番に行け。すぐ近くなんだから。
1999年09月22日
秋の新製品が沢山入荷されて値付け品出しが忙しい時期なのに、TK大の糞製造機どもが前期試験の打ち上げらしく大量に来ては糞の元(本当は、小便の元の方が多いのだが)を買っていく。頭に来るほど鬱陶しい。
それはともかく、ふとポット(ノベルティアイスケースの上の棚に置いてある)の所を見ると濡れているように見えたので、「またお湯をこぼしやがったな」とか思って近寄ってみたら……。なんと、スープ(具入り)が大量にこぼされていたのだった。スープは棚の上に留まらず、アイスケースの扉までびちゃびちゃにしていた。FAXも同じ棚の上に有ったのだが、こちらは幸い専用台の上に載っていたので大丈夫だった。こぼしたのは間違いだから仕方無いが(それでも腹は立つけど)、こぼしたらこぼしたで店員に言うべきじゃないか? まぁ、防犯カメラが回っているので、犯人を突き止めようと思うなら出来るのだが。
ちょっと前には、2レジ(出口に近い方のレジ。混雑時以外はあまり使わない)の方の箸立てから、そこに立てておいた箸を全部(推定約20本)持っていったTK大生はいたし(ちなみに、そいつらの買っていった商品には、箸を使う必要の有る物は皆無)。こんな事だから「TK大生は常識が無い馬鹿ばかりだ」と良く言われるんだ。ウチの店でアルバイトしているTK大生もそう言ってるし。身内にまで言われてどうする? 虹(店で私が餌付けしている野良猫。かつて午前2時頃によく出現した事から私が命名)の方がよほど行儀がいいぞ。
1999年09月23日
ちょっとした事件有り。端的に言ってしまえば、二日連続のラーメンスープネタ。
私が2階の事務所で発注作業を終わって店に戻ってくると、S山君はもう勤務終了時間(3時)なのに忙しそうにレジを打っていた。どうやら、酔ったTK大生数人がカップ麺を買っていたらしい。私もそれを手伝った。そして、彼らはノベルティアイスケースの上の棚に置いてあるポットでお湯を注ごうとしていた。丁度、雑貨の納品直後だったため、ノベルティアイスケースの近くに雑貨の通函が有ったのだが、ごみ箱が近くに有ったにも関わらず、彼らはカップ麺の包装フィルムやかやくの袋等を通函の中へと捨てていた。中でも一番ひどく酔っているように見えた一人は、かやくを入れる手つきさえおぼつかず、通函や床へとかやくを撒き散らしていた。
その後、彼らが「お湯が無い」と騒ぎ始めたので、S山君はカウンターの方に置いてあるポットと交換しに行ったのだが、その時S山君は彼らに向かって「すみません、これはごみ箱じゃありませんので、ごみはあちらのごみ箱にお願いします」と言った。と、その一番酔ってそうな男は、ひどく怒ったような顔をしていた。
それから私は別の仕事のためにちょっと目を離していたのだが、ふともう一度目をやると、通函の中にごみは残っているし、床にはかやくが散らばったまま。例のTK大生達はすでに店外に出て、前の路上にいた。そして例の一番酔っている男は、カウンタ内にいる私達の方を指差して「あいつムカつく」と度々叫んでいた。私は店外に出て彼らに向かって「すみません、ごみはごみ箱に捨ててください」と言った。他のTK大生は口々に「すみません、すぐ捨てます」と言ったのだが、その重度酔っぱらいだけは「こいつむかつく」だの「お湯が出なかったぞ(最初、ポットのロックの解除の仕方が分からなかったらしい)」だの叫んだ挙げ句、手に持っていたカップ麺(スーパーカップとんこつ味だったと思う)の中身を私に向かって浴びせかけたのだった。
突然の事ながら私は反応したのだが、何せ相手は飛び道具&拡散兵器(笑)だ。完全には避け切れず、左首から左胸にかけてほぼ熱湯のカップ麺の中身を浴びてしまった。瞬間、火傷した事は分かったが、その後の私は何故か冷静だった(笑)。着衣での熱傷は衣服の癒着が一番危険だと分かっていたので、制服のポロシャツを襟元を前へと引っ張って体から浮かした。こうする事により、癒着を防ぎ、急激に冷却する効果があるのだ。それから、犯人を取り押さえる必要が有ると思い、その男を掴んで「警察に行きましょう」と言った。勿論、その男は背丈はそこそこ有る(172cm?)もののかなりへなちょこ(イタチョコではない)だったので、その場でノす事も出来たのだが、私はハナから刑事告訴するつもりだったのでそうしたのだ。周りの彼の友人達にも「Y田、落ち着け!」と押さえられていたが、それでも犯人は叫びながら暴れ、私の襟を掴み返した。そうして揉み合う内に犯人が倒れたので、私は彼の左手を後ろ手に取って締め上げ、押さえつけた。
犯人の友人達が彼を押さえている間に私は店内に戻り、S山君に電話で警察を呼んでくれるように頼む。その間に私は計量カップで患部に水を流し込んで冷やし、次いで業冷庫に入っている保冷材を患部に当て続けた。と、警察の電話応対が要領を得ないらしく、S山君が私に電話を代わって欲しいと言う。被害者に状況説明させるなよ(笑)。続いて内線でオーナーの奥さんに連絡を取り、オーナーと店長に出てきて貰って店を頼む。その後、警察から救急へ連絡が行っていなかったようなので、再びS山君に救急車を呼んで貰う。間も無く警官が来たのだが、その頃には店の前には犯人の姿は無く、警官はその友人から話を聞いて、TK大の中へと犯人の身柄を確保に行った。犯人が連れて来られる頃に救急車が着き、私はそれに乗ってS和大学病院へ。車中では冷却材で患部を冷やしつつ、血圧を測られたりした。
病院ではまず看護婦さんが出てきて状況を聞かれたので、事件の概要を話すと、「それってムカつくわね〜」とノリの良い答え(笑)。やがて女医さんが出てきて同じくその状況を聞くと「最近の若い子って怖いわね〜」と同様の感想。応急処置をされて、女医さんに抱き付かれる……いや、包帯を巻かれる。あまりの接近にちょっとときめく。というのは嘘で、これはこう書けば話のネタになるなと思っていた(笑)。診断は左胸の一部3×3cmが2度の熱傷。それ以外の左首から左胸にかけて(全身の)約10%が1度の熱傷。
治療が終わって夜間受け付けで予納金を収める。当然、保健証など携帯していないので10,000円也。痛い。熱傷よりもはるかに痛い。さらに24時間営業の院外薬局へ行って痛み止めと胃薬を貰うが、これも自費扱いなので1,630円。痛い。
警察の人が待っているかと思ったらいなかったので、歩いて店まで帰る事にする。中原街道から環状7号線に出て歩いていると、後ろからパトカーが来て拾われる。「迎えに行ったらもういなかった」との事(笑)。それから田園調布警察署まで行って事情聴取。S山君も参考人として連れてこられた模様。取り調べ室で告訴するかどうかを聞かれたので、「告訴します」と答える。泣き寝入りなど私の主義に合わないし、今回の犯人の暴挙は、私個人に対してやウチの店に対してのみならず、全国の真面目なコンビニエンスストア夜勤に対する挑戦でもあるからだ。そんな輩を放っておく訳にはいかない。
供述調書の代筆が始まった。これは手書きじゃないといけないようで、大変な作業だ。しかも、取り調べ官が犯人の名前を間違えたりして(笑)、さらに手間が掛かる。私の制服も証拠品として任意提出となる。何でもかんでも書類、また書類。非常に面倒。この間、隣の取り調べ室では犯人(Y田健一というらしい)が大声で泣き騒ぎしている。「お湯はかけたけど、ごみは捨ててない」などと中途半端な嘘をついて騒いでいる模様(笑)。S山君もまた別に状況を聞かれているらしい。
結局、一通りの取り調べが終わったのは8時過ぎ。それからS山君と合流。彼はポットの任意提出もしていたらしい。待っている間、私はS山君に「受験科目には道徳は無いからねぇ」などと話していた(笑)。やがて、刑事3人と共に店へと実況検分に向かう。実況検分が終わって開放されたのは9時15分頃。長い一日だった(笑)。
実は7時頃には火傷の痛みはすっかり消えていた(笑)。痛み止めはもっと痛い事(?)が有った時のために取っておこう。流石、回復力に定評の有る私だけの事はある。なにせ、私は死ぬまでは不死身だからな(笑)。しかし危ないところだった。もう少し皮膚がめくれてしまったら、私が機械の体だという事がバレてしまうところだった(笑)。
1999年09月24日
連日のトラブル発生。今週は厄週らしい。
日配の1便のトラックが西中延で後ろから追突されたそうだ。「分離に時間がかかる」ほどめり込んだというほどのひどい事故だったらしい。結局、約3時間遅れの4時半に到着した代車での一便は、その多くが販売出来ないほどぐちゃぐちゃ。それの選別にも時間がかかり、全部処理する前に宅配便の早朝集配、新聞の配送が来てしまう。さらには日配の2便まで。仕方ないので2便の検品と品出しを先に済ます。それから1便の処理をした。やっと終わったのはほぼ7時。すっかりぐったり。
今日もTK大生の馬鹿行状を一つ聞いた。とある教授が買った新車の上で西瓜を切って、それが大問題になったそうだ(笑)。
夜勤が明けて家に帰り飯を喰い、それから自転車をかっ飛ばしてS和大学病院へと向かった。まず、初診受け付け(1階)に行って、自費での予納金を保健扱いに変えてもらい、会計(1階)へと行って差額(7,160円)の返還を受ける。それから形成外科受け付け(4階)に行って、受け付け時間外なのに無理を言って受け付けてもらう。少々待たされたものの、診察を受けて(またしても女医さんだった)、警察に提出するための診断書を頼む。診察が終わり、形成外科受け付けへと行って処方箋を発行してもらい、さらに4階受け付けに行って診断書受け取りの手続をしてから、会計へ行き支払い(4,060円:内、診断書が3,000円+消費税)を済ませ、4階受け付けに戻り診断書を受け取る。あぁ、面倒。さらに院外薬局へと行って、ここでも保健扱いに変えてもらって1,140円を返還される。が、今回の薬代が結局1,000円。
診断書が手に入ったが、これを田園調布警察署に届けなければならないので、まずはそのまま自転車で店に向かう。丁度、オーナーが時間が空いていたので、警察署まで送ってもらう。警察署では診断書を渡し、ポロシャツとポットを返してもらう。例の傷害の件だが、警察庁の方では犯人を罰金刑にする方針らしいとか。あとは当事者同士での示談になると思われるので、話は穏便にしてくれとの事。犯人は今日、身柄を親が引き取りに来るので、親にもキツく言っておくと刑事さん談。でも、本人があの様子じゃ、反省は期待出来なさそうなんだけどなぁ……。
1999年09月26日
加害者とその母親との話し合い。母親はコンビニエンスストアの店長だそうだ(笑)。加害者は一見、反省しているように見える。まぁ、装っているだけかも知れないが。ただ母親の方は、口調は穏やかだが態度は高圧的。よって、こちらもそれなりの要求をする腹を決める。治療の経過をもう少し見てから決めたいので、もう一度10月4日夜に電話をよこしてくれるように頼む。恐らくこのままだと、治療費約20,000円+慰謝料(全治3週間、通院6回と考えて)約130,000円という感じだろう。
1999年10月01日
久々の準夜勤。仕事明けにニュースグループに潜れるのが嬉しい(笑)。
1999年10月02日
久しぶりに土曜日の夜勤に入った。と、例の「ビックリマンシール抜き&ペプシスクラッチ削り事件」の犯人と思われる連中がまた来た。現場を押さえることが出来なかったため手を出せなかったのだが、気が付くとペプシ1本のスクラッチシールが無くなっていた。やはり怪しい……。
1999年10月03日
アルバイト先の店内は当然禁煙なのだが、店内で煙草(ちなみに、マルボロライトメンソール)をポイ捨てした馬鹿客がいて、床に焦げが出来てしまった。この腐れ脳味噌野郎が!
1999年10月04日
アルバイトに入ってすぐ、例の加害者の母親から店に電話。で、治療費+慰謝料で150,000円というこちら側の示談案を伝えた。相手はこの額がこちらとしてはかなり譲歩した額(故意である傷害だと本来はもっと高いが、事故なみの額に設定してある)だという事が分からないらしく、判断がつかないらしい。ダンナと相談してもう一度連絡するとの事。
1999年10月05日
今日も、ペプシ1本のスクラッチシールが削られていた。どうやら、私が夜勤に入る前にやられた可能性が高いのだが……。
アルバイト先が保険に入っているので、例の傷害の件で保険が利くかどうかオーナーがスーパーバイザーに聞いたらしいのだが、スーパーバイザーが私の所に来て言うには、「客との口論の場合は保険が利くのは難しいので、今回も保険が下りるのは難しいでしょう」との事。傷害で犯人が罰金刑になっていても口論扱いかい! これだから本部なんてものは現場から信用されないんだよな。こっちは正当な業務行為をしていて傷害を受けたっていうのに。本来なら、店が犯人を相手にして賠償請求を起こすのが筋なんだけどね。業務妨害されたんだから。
1999年10月14日
4時過ぎ頃、アルバイト先にTK大生の一団が押し寄せ、それぞれラーメンを買い、お湯を注いでいった。ポットには3lのお湯が入っていたのだが、交換した予備のポットまで空になる有様。少し遅れて来た、やはりTK大生らしい客がお湯が無いと訴えたが、こっちもお湯が沸いていないのでどうしようもないという旨を伝えた。すると、その客は「沸くまでどれぐらい掛かりますか?」と言う。私が「今沸かし始めたばかりなので、10分以上は掛かります」と答えたら、その客は店を出ていった。諦めて帰ったのかと思ったら、その客は店の前に居た(笑)。で、10分ほどした頃、再び店内に戻ってきて「お湯を下さい」と言う。私が「まだ沸いていませんよ」と言っても聞かず、「もう大分温かくなったでしょう」と言って無理矢理お湯を注いでいった(笑)。
カップ麺のお湯と言えば、例の事件なのだが、今日、加害者側と示談書(和解契約書)を取り交して、治療費+慰謝料も即現金払いで一段落。昨日、加害者の母親が示談書の中の「同店で給湯したばかりのカップ麺の中身を故意に浴びせかけ」という一文の「故意に」という部分を削除して欲しいと言ったので、それにも応じた。こっちとしては取れる物が取れれば良いわけだから。「故意に」とは書かれてなくても、「過失で」とも表記されてないわけだし、警察に行けば詳細は分かる事だし。
ともあれ、150,000円の現金を手にしたわけだ。慰謝料とはいえ、所詮はあぶく銭。ちょっと贅沢をしたらすぐに無くなる。気にせず使おう。しかし、こういう金も「体を張って稼いだ」と言うのだろうか(笑)?
1999年10月15日
準夜勤明けに家でひと眠りしてから、アルバイト先で草加せんべいを買って、田園調布警察署に挨拶回り。せんべいと示談書の写しを渡す。面倒臭いのは確かだが、世の中義理を欠くとロクな事にはならない。
1999年10月19日
例の傷害事件に関して東京地検から電話。こっちとしては示談を済ましてあるので、後の扱いは地検の方に任せる旨を伝えた。
1999年10月21日
VK-1という100円ライターが有るのだが、これの化粧箱には「自動消化機能」と書いてある。人喰いライターなんだろうか?
1999年10月22日
アルバイト先に女の子が宅配便の申し込みに来たのだが、中身が「書籍・紙」。よく見たら、10月24日に大阪で行われる同人誌即売会宛らしい(笑)。結構近くにもこういう人達が潜んでいるものだ(笑)。
1999年11月23日
アルバイト先の店頭に置いてある灰皿の「上」(水槽式の灰皿なので、「上」ではなく「中」に捨てるようになっている)に大量の吸い殻が山になっていた。どうやら、車の灰皿の中身を丸ごと捨てていったらしい。こういう馬鹿がいるから、喫煙者は嫌いだ。ここまでひどいのはそれほど多くはないが、消した煙草を灰皿の「上」に置いていく客は多い。清掃する方にしたら、全く迷惑だ。
喫煙者の中には「そういったマナーのなってない喫煙者は一部で、喫煙者全体をそう思われるのは心外だ」と言う人間がいる。が、それは考え違いという物だ。ある集団の中に悪い人間がいれば、その悪い評判は集団全体の評判となる。それは「社会」という構造体の中においては当然の事だ。そう評価されたくなければ、集団外に認知を訴えかけるのではなくて、集団内に向けて意識の徹底を呼び掛ける方が先だろう。殆どの喫煙者にはそういった態度が見られない。つまり、集団としての自分達の権利が当然の物だと思っていて、その権利の上にアグラをかいているのだ。この意識の低さがある限り、私を含めた喫煙者嫌いの人間が減る事は無いだろう。
ちなみに、我が家は基本的に禁煙である。住んでいる人間が煙草を吸わないので当たり前なのだが、客人にも禁煙を強制している。コンピュータを扱う環境なのだから、これも当然なのだが、コンピュータを扱う人間にもこの意識は欠如しているだろう。コンピュータの前でモクモク煙草を吸っているくせに、いざディスクが飛んだらドライブが悪いだのメーカが悪いだのほざく馬鹿はも多いものだ。
1999年12月15日
TK大の馬鹿は学生だけかと思ったらそうでもないようだ。TK大教授で、工学博士で理財工学研究センター長のK野とかいう人がアルバイト先で年賀状印刷を申し込んだのだが、その申込書の印刷名前欄には何も書いていなかった。当然、名前の入っていない年賀状が刷り上がって来た。オーナは確認しなかった自分も悪いと言って3割近くも値段を割り引いたのだが、問題はそれが当然のような態度をしているその教授だ。さて、ここで問題です。名前を書かなかった答案は何点になるでしょうか?
1999年12月16日
夜中に万引き小僧らしき少年を発見。どこからか自転車で猛スピードで走って来て店の前に止め、懐から本か何かを取り出しては包装ビニールを破いて肩掛け鞄の中へと移していた。黄色に紺のスタジアムジャンパーを着た、坊主頭の中高生らしき少年だ。
既にその時点で十分に怪しいのだが、暫く店の周りをうろついた挙げ句に店に入って来て、暫くして何も買わずに出ていった。怪しいと思った私は朝方に防犯ビデオをチェックしてみた。すると、その少年は約8分ほど店内にいたのだが、その前半は加工食品の棚の間で立ち止まり、商品を手に取ったり鞄をごそごそしたり、周りを見回したりしていた。普段は人が立ち止まるような場所ではないだけに怪しい。
2000年01月01日
2年連続でコンビニエンスストアでのアルバイト中に年越しとは悲しい。21世紀まであと1年。20世紀中にやってしまいたいことは多いのだが、とても無理臭い。
2000年01月06日
ラーメン事件の犯人、Y田健一がアルバイト先に来店。相変わらず友人達と酒を飲んでラーメンを買いに来たらしい。例の事件の後、「反省して暫く飲酒を自粛します」と言っていたのだが、長く見積もってもたかだか3カ月程度という訳か。まぁ、所詮今の学生の反省なんてそんなものだろうな。
2000年01月15日
朝から一日中40度の発熱。解熱薬を飲んでも下がらないので、インフルエンザだと気が付く。確かに、客商売には風邪やらインフルエンザやらは付き物なのだが……。
こういう時はひたすら寝て回復させるのが一番なのだが、関節、特に背骨が痛くて寝ていられない。寝返りさえもうつのに一苦労する。そんな訳で、一番長く睡眠を取れたのは45分。
終日熱は下がらず。もしかすると、これが最後の日記になるかも知れない。
2000年01月16日
昨日よりは熱は下がったが、一日中体温は38.2度のまま全く上がりも下がりもせず。しかし、今晩は夜勤だ。休むわけにもいかない。
2000年01月17日
しんどい思いをして夜勤を終えて家に帰り体温を測ると、平熱に戻っていた(笑)。やはり、人間働いていないと駄目だという事だろう。嗅覚異常(風邪等から回復するときに起きる、妙に臭い匂いを感じる現象)が起きているのでもう大丈夫だろう。
2000年02月02日
またアルバイト先の近くのコンビニエンスストアに強盗が入ったらしい。今度こそウチに来ないだろうか?
2000年03月20日
アルバイト先で夜勤。とあるカップルが客として来たのだが、この片割れの女が馬鹿。弁当を注文していったので「番号札をお持ちになってお待ち下さい」と言うと、買上品と番号札をカウンタに置いたままどっかに行ってしまう。まぁ、ここまではよくいる程度の迷惑馬鹿なのだが、その後が一味違った(笑)。
やがて戻ってきた馬鹿女はさらに品物を買い足した。わざわざ買上品をカウンタに置いていった訳だし、袋を新たに追加するのも嫌なので、その袋の中に上から詰める。と、その女、「シュークリーム潰れちゃうでしょぉ!」と馬鹿丸出しな声で怒った。先に買った品物の中にシュークリームが入っていたのだ。そんなに大事なものなら、最初からカウンタに放っておくなよ。勿論、私は知っててやっているのだが(笑)。でも、実際にはビニール袋入りのシュークリームがそう簡単に潰れることはない。輸送中などの破損の防止のため、ガスがかなり多めに封入されていて、袋が膨らんだ状態になっており、中身を保護するようになっているからだ。それはともかくとして、馬鹿相手にはそれなりの対応が重要だ。下手に出ると付け上がるだけなのだ(経験則)。で、私がそれを聞いて「はぁ?」と言うと、「なによ、シカト?」とか言い出す始末。こういう馬鹿女は当然自分が正しくて、文句を言えば相手が謝ると思ってる訳だ。勿論、馬鹿女にとっては相手が悪かった(笑)。というか、それ以前にこの馬鹿女、「シカト」の意味知ってるのか(笑)? まぁ、せっかくそう言われたのでお望み通りシカト(笑)。すると、馬鹿女は買上品一同をひったくるように持ち去って店外へ。しばらく店外からこっちへとガンを飛ばしていたが、やがていなくなった。
実は、シュークリーム関係のトラブルは今度が初めてではない。馬鹿女はシュークリームが潰れることを必要以上に気にする馬鹿が多いのだ。今回もそうだったが、「シュークリームよりアンタの顔の方がよっぽど潰れてるよ!」って感じの勘違い女に限って(笑)。
2000年03月21日
今日も夜勤だが、4時から清掃。清掃の日が私のシフトに当たるのは久しぶりだ。清掃とは言っても専門業者が全て行うので、私ら店員はただぼ〜っとしているだけ。この文章もカウンターの上(清掃中なので、床の上にいられないのだ)で打っている状態。まぁ、その間の仕事は溜っていくので前後はそれなりに忙しいのだが、その間は殆ど全く客の応対をしないで良いのは嬉しい。根本的に私の性格は客商売に向いていないという事なのだが(笑)。
実は今週のシフトは夜勤×5日。オフシーズン故の夜勤時間短縮中とはいえ、時間にして50時間。今月の総アルバイト時間は久しぶりに200時間に達する事になる。とてもアルバイトとは思えない時間数だ(涙)。
2000年03月22日
今日も夜勤中に客とトラブル(つまり、私がトラブルメーカな訳だ:笑)。5時頃にオヤジ3人組が来た。で。酒だのツマミだの、\5,000ちょっと買っていった。
そこまでは(鬱陶しい客であることを除けば)問題無いのだが、その後、オヤジの内の一人が\10,000札を出して、「これを\500玉を入れて両替しろ」と言う。こっちは単独夜勤なので、当然釣銭は最低限しか置いていない。で、「只今、防犯上の理由で釣銭を殆ど置いていないので、両替はお断りします」と言うと、今度はさっき支払で出した\5,000札をひったくって\10,000札を突き出し、「じゃぁ、さっきの\5,000の代わりにこれで払うから、釣りをよこせ」と言う。ここまでで、この馬鹿共相手じゃ埒が空かないと思った私は、万札を受け取ってから両替金を出しながら「じゃぁ、今回は両替しますが、今後はこういう事は無いようにお願いします」と言った。
が、その馬鹿オヤジ感謝するどころが逆上(笑)。「\10,000札で\100の物を買ったんじゃねぇんだ。\5000も買ってんだからいいじぇねぇか」とほざく。私は、「いくら買ったからという問題じゃありません。防犯上の理由と言ったでしょう。強盗対策で釣銭を殆ど置いていないんです。小銭が有るなら出して下さい。こんな時間に、小銭が有るのにわざわざ\10,000札を出すのは非常識じゃないですか」と答える。まぁ、こんな時間に酒を大量に買いに来るようなオヤジに常識が通じるとは初めから思っちゃいないが(笑)。するとオヤジは「小銭を出そうが\10,000札を出そうがこっちの勝手だろう!」と言う。さらに私が「勝手じゃありません。あなたのそういう我が侭のために、本当に\10,000札しかなくて買い物に来た人の買い物をお断りしなければならなくなるかも知れないんですよ」と言うと、もう相手はしどろもどろ(笑)。3人でワーギャーと騒いでいたが、その内に訳が分からなくなって、レシートをさっさとよこせだの(勿論、最初の釣銭を渡すときにちゃんと渡している)ほざいた挙げ句、両替金\1,000×5をひったくって(おいおい、\500玉が要るんじゃなかったのか?)、お決まりの台詞、「上に訴えてやるからな!」の捨て台詞を残して店外へ(笑)。
と、オヤジの内の一人が店内に戻って来て、私の名札を見ている。私は名札を良く見えるように出しながら、笑顔で「ちゃんと覚えて下さいね」と一言(笑)。再び店の前で合流したオヤジ達の一人が、脅すつもりか、わざと私に聞こえるように大声で「本部に訴えてやる!」と叫んだ。が、勿論、オヤジ達にとっては相手が悪かった(笑)。私は再び笑顔で、そして大きな声でオヤジ達に向けて答えた。「御遠慮無く〜!」(笑)。
しかし、本当に訴えてきたら面白いな。で、本部が私に対して解雇だの謝罪命令だのを出したらなお面白い。そうしたら、あのオヤジ達と本部を相手取って民事訴訟を起こしてやるんだけどなぁ……。
2000年05月22日
自宅の留守番電話に田園調布警察署から電話。夜勤の時の話を聞きたいとの事なのだが、多分、土曜日にAーエムピーエムに強盗が入った件についての聞き込みだろう。まぁ、それは良いのだが、この電話が無礼千万。電話をよこせと言っている割には、自分の電話番号も内線番号も伝えてはいないのだ。頭に来たので、放っておくことにした。
2000年07月21日
アルバイト先に朝方に来た若い女性客。
客:「御歳暮のカタログって置いてありますか?」
私:「えっ?」
客:「御歳暮のカタログ有りますか?」
私:「御歳暮の……? はぁ……」
私が御中元のカタログを渡すと、満足そうな顔をして帰っていった。ちょっと気が早過ぎるんでないかい?
2000年08月25日
ここの所アルバイト先で、ラルク・アン・シエルの「STAY AWAY」という曲がかかっている。この曲の歌詩に「焼き増しの世界には……」という部分があるのだが、ボーカルの歌い方がアレなので、「焼き飯なぜ買いに……」と聞こえてしまう。で、丁度この曲が掛かっている時に、客がHルシーかにチャーハンを注文したので、笑い出しそうになってしまった。
2000年09月21日
いわゆる「自己虫」、アルバイト先であるコンビニエンスストアには、全種類生息している。そう考えると、なかなかに凄まじい(そして、過酷な)職場だ。
2000年11月16日
久しぶりにアルバイト先にて事件発生。03:50頃、店の前で白い乗用車がけたたましくクラクションを鳴らし、それに乗っている若い男が「通れねえぞ!」などと大声で騒いでいる。隣の本屋の配本トラックが店の向かい側の塀際にトラックを止めているのだ。勿論、車が通れないなんて事はなく、単なる難癖だ。店の外でぎゃあぎゃあと騒ぎながらこっちをにらんでいてうるさいので、私は店の前に出た。
すると助手席に乗っていた、頭の悪そうなヤンキー風の若い男が怒鳴る。
男:「トラック邪魔で通れねえじゃねえか。さっさとどけろよ!」
私:「あれはウチのトラックじゃありません」
男:「じゃぁ、どこのだよ!」
私:「隣の本屋のです」
男:「知らねぇよ!」
と、もうこの時点で相手の話は破綻していた(笑)。
私がさらに「静かにしてください」と言っても一向に聞かず、騒ぎ続けている。
さらに、
男:「おい●●(私の名前:名札を見てそれを叫んでいる)、乗れよ、乗れ!」
と言って手を伸ばしてきたので、私は、相手の胸元を押して、
私:「ふざけるな! いい加減にしろ!」
と、怒鳴る。
すると、その男が私の胸元を掴んできたので、私も掴み返した。中に乗っている他の一人が「引っ張っちゃえ、引っ張っちゃえ!」と無責任にあおる。で、その男も嬉しそうに「引っ張ってる!」と答えている(笑)。で、車のドアを挟んで引っ張り合い。その態勢で引っ張り合いに負ける訳はないのだが、その男の来ていた黒のTシャツ(ランニングシャツか?)はビリビリと破け、私の制服のポロシャツの上ボタンが飛んだ(拾ったけど)。どうやら、Aーエムピーエムのポロシャツは意外と引っ張りに対しては強いらしい(笑)。
で、このままでは不利と見たその男、離し際に反対側の手で殴りかかってきた。が、ここからが事件慣れしている(笑)私の冷静なところだった。ひどくヘナチョコなテレフォンパンチだったので、よけるのは造作もなさそうだったが、これをよけたら話が難しくなると思い、よけなかった(笑)。見事に男のパンチは私の左頬骨に当たった。ほとんどダメージはないのだが、翌日になったら腫れぐらいは出るだろう。作戦成功(笑)。まぁ、どうせ当てさせるなら、もっと違う場所に当てろよという気はするが(笑)。
そうして離れたのだが、その男まだ車の中から叫んでいる。Tシャツを破られた事に逆上しているのか、「警察を呼べ!」とか叫んでいる。たまたまそこを通りかかった人が、「店員さんがもう呼んでるよ」などとナメたいさめ方をしている(笑)。
で、店内に戻った私が、お望み通りに警察に電話しようとすると、車がそこを離れようとしている。しかし、そこでも冷静だった私は、しっかり車のナンバーをチェック。「S川300、ぬ(?)..18」と(笑)。窓にスモークフィルムが貼ってあったため、後部座席はよく見えなかったが、全部で少なくとも三人以上は乗っていたようだ。
で、その車が去り、「大丈夫ですか? 本当にタチの悪い連中だ」とトラックの運ちゃんが戻ってきて言った(笑)。
が、話はそこで終わらなかった。その男ともう一人の連れの男の二人がわざわざ自転車で戻ってきた。なんだ、結局一人じゃ来られない根性無しじゃん(笑)。そして、店の中に入ってきて、私に難癖を付ける。またしても警察を呼べとか馬鹿な事を言うので、私は言われた通りに警察に電話(笑)。で、警察に繋がって、「すみません、こちらはAーエムピーエムO岡山TK大前店ですが、お客さんとトラブルがありまして……」と言ったところで、その男が「何してんだよ!」と叫んで電話機を奪い取る。だから、警察に電話したんだよ(笑)。今更ビビッても遅いよ。
で、その男はさっき殴った事をヤバいと思っているのか、さかんに殴りかかってこいと挑発する。まぁ、身のこなしを見るに隙だらけなので、やろうと思えば一撃でノす事は可能だったのだが、警察を呼んだので、それは自重。でも、あまりにもうるさいので、防犯ベルを鳴らす(笑)。男とその連れ、一段とヤバいと思ったのか、さらに挑発をエスカレートさせる。「店員じゃなかったら殺してるぜ」とか(お前みたいな隙だらけの人間に殺されるほど、私はヤワじゃないよ、とか思いながら。でも、なんで店員だと殺せないの?:笑)、「ハゲ」とか(やや事実が入っているからしょうがない:笑)、「ホモっぽい顔」とか(そうなの?:笑)。まぁ、こっちは時間稼ぎすれば良いのが分かっているから、まともに取り合わない。というか、徐々に焦って無理に挑発しているのが分かって面白い(笑)。防犯ビデオに丸映りなのに(笑)。
しばらくして、オーナーと店長が降りてきた。で、その男はオーナーにも食ってかかる。私に対しては、「Aーエムピーエムで働けなくしてやる!」などとも騒いでいる。いや、別に私はそれでも構わないんだけど(笑)。さらに暫くして、PC(パトロールカー)が登場。で、警官数名によってその男と連れは店の外へと連れ出されて事情を聞かていれる。私もオーナーと一緒に別の警官から事情を聞かれる。どうやらその男、車から足が付くとマズいと思ったのか(運転手が飲酒運転していたのだろう)、タクシーで通りかかったのだと主張してるらしい。日本のどこにヤンキーが運転手で窓にスモークフィルムを貼った白タクがあるんだよ(笑)! 大体、タクシーだったらそんな所で引っ掛からずにさっさと通るだろうが。残念だったな。こっちはちゃんとナンバー控えてあるんだよ(笑)。それに、やっぱり殴ったことをまずいと思っているらしくて、殴ってないとも主張(笑)。
ゴタゴタしている間に、2便が来てしまった(笑)。で、結局、その男と連れは田園調布警察署にPCで同行されて事情を聞かれることに。私も別のPCで同行。男はどうやらI田大樹という21歳のガキンチョらしい。しかし、また時間が掛かるとオーナーと店長の負担が増えるだけなので、今回は刑事告訴しないことにした。そんな訳で、今回の事情聴取は和解契約前提なので簡単なもの。その男は、最後まで「破れたTシャツを弁償しろ」と主張していたが、私が「それは結構ですが、それなら、私のポロシャツのボタンが飛んだのも弁償してもらいますし、殴った事や、乗っていたのがタクシーではなかったという事に関してもはっきりさせます」と言ったら、その男はすごすごと引き下がった(笑)。
で、和解契約書に署名と捺印(例によって、左手人差し指:笑)して、形式上は和解完了。その男達がPCで送って行かれた後、私もPCで店まで送ってもらった。PCが戻ってくるのを待つ間、担当の警官に「コンビニの仕事も大変だねぇ」と同情されたりもしたが(笑)。
店に戻ると、2便は出し終わり、Pリカン便も終わり、雑誌もほとんど出し終わっていた。店長、申し訳ない(涙)。
2000年12月07日
アルバイト先にラーメン事件の犯人、Y田健一来店。ただ、一回目はしらふだったせいか、店の前で私の姿を認めると店内には入って来ず、友人が店内で買い物(飲み会の準備)をしている間、店の向かい(TK大)の壁に向かってモジモジしていた(笑)。
しかし、二回目は既に大分酒が入っているのか、堂々と入店(笑)。相変わらずみんなしてゴミちらかしてくしよぉ。馬鹿学生共が。
2000年12月10日
今日からアルバイトは月末まで長期休暇。理由は本職が忙しくなってきた事と、立っているだけでも痛い程に古傷の腰が悪化した事。
2000年12月26日
結局、このままアルバイトは辞めることにした。というわけで、このサイトの更新もこれが最後かも。