ホッチキス型のツールの先端にあるニクロム線のベース自体がスイッチの役割を
果たしていて、はさまれることで押し込まれ発熱します。特殊コーティングが
されているようで、シールする袋のフィルムが融点に達しても発熱部にくっついて
来ません。袋が溶けたら上下から押さえた圧力で綴じられます。あまり同じところ
を押さえ続けると、熱くなりすぎて袋に穴が開いてしまいます。水平に一直線に
滑らせるように綴じるのがコツです。
また、不用意に指をはさんだり、紙などをはさんだまま力をかけるとやけどや
火事の原因になりますから、簡単な安全装置がついています。
裏面が全面マグネットになっていて冷蔵庫等に固定しておけるのも便利です。
写真のアルカリ単3乾電池が2本付いていました。約2年使用できるそうです。
=>6ヶ月間使用しましたがちょっと粘着させるのに時間がかかるようになり
ました。快適に使用するにはそろそろ電池の替え時のように思います。
使い方は、袋の口を合わせて挟み、ゆっくりと一定の速度で滑らせるように動かす
だけです。失敗してくっついていないところがあっても、そこだけを何度でも
やりなおせます。
(関係ありませんが、写真は香川県善通寺のおみやげ弘法の筆せんべい)
見事に溶着されました。押さえても、空気漏れなどは全くありません。
毎朝、パンを食べた時に残りの袋をこれで綴じています。調味料の小袋や、
プレーンヨーグルトに付いてくる砂糖等が簡単に密封できるので便利です。
袋は、透明な薄手のものなら何でも綴じられると思います。スナック菓子の
アルミコーティングされたものは熱がアルミによって遮られるためか
よほど一生懸命押えなければ綴じられず、使えません。
最近、\6,800-でユーロシーラーなる類似品(どっちが?)がテレショップで
売られていますが、いくら出来がよくてもこの手の製品がそんなにするとはどう
しても思われません(万能オープナーが付いていても)。
そういった、100円ショップで売られていて思わず買ってしまう乾電池式ミニライト
のような、ちょっと頼りなさそうな小物です。