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メンテナンス記録(2):天井を貼る(1999/5)

※画像をクリックすると大きく表示されます(320x244pixel)

東京に行っていたこともあり、スターレットがあるのでほんの
たまにしか乗っていなかったのですが、だんだんと後部座席の天井が、
ズリズリと剥がれて垂れ下がってきました。
「これでは運転できん。」天井貼り直し計画を発動しました。

まずはマスキングをしっかりと
◆車内の養生(ボンドの滴れを予防するためのカバーリング)を確実に行ないます。
 不要なところにボンドがはみ出さないよう、マスキングテープを貼ります。

 写真のマスキングテープは、床張りで内装業者が使用するものです。
 薄く、平滑面にピタッとくっつき、剥がしやすいため跡も全然残りません。
 十分な養生のおかげで作業が速く進みます。

 塗り付けているのは、市販の水性木工用ボンドです。速乾性のものの方が
 作業がしやすいはずです。必要と思われれば壁紙用のカビ防止剤を混ぜる
 ことも可能でしょう。私は健康に良くなさそうなので、混ぜませんでした。

 内張りの内側(天井に張り付いていた側)のスポンジが劣化して、剥がれて来た
 のが分かるでしょうか。右側に垂れ下がっている見えている面が、黄茶色になって
 スポンジがボロボロになっていました。このままではボンドがうまく均一にのらず、
 貼り付けにくそうだったので、ナイロンブラシでスポンジをすべて削り取るように
 払い除けました。大量のスポンジ埃が発生したので、掃除機で一度掃除してから
 作業続行です。

首が疲れる
◆天井が落ちてくるのを防止するには?

 座席の上に適当な板を置きます。貼りかけの天井を支えるには・・・分かりますか?
 竹の棒を使って支えているのです! <=私の父のアイデアです。
 実家の庭に幾らでも生えていて、ちょうど良い長さに切りやすく、何よりも柔軟性が
 あるので、非常に作業がやりやすかったです。

腕が上がらん
◆上手に貼るためには中心線の部分から貼っていきます。

 端まで正しく貼れるよう、決して緩ませないようにピンと張りながら作業を進めます。
 竹が天井の下地のウレタン(?)に穴を開けないように、ダンボールなどを間に挟みます。

もう一息
◆かなり作業が進みました。

 屋根のリブのようなへこみ部分は、特に多めにボンドを付け、ここを確実に接着する
 ようにして張っていきます。出っぱっているところは自然にくっつきますから、
 浮かさないようにするには、確実な方法だと考えました。

 末端の部分は、プラスチック製の縁飾りにはさみ込むように始末します。
 糊を多めに付けてマイナスドライバーでねじ込むようにするとうまくできました。
 少しはみ出した糊は、乾かないうちにアルコール入りのウェットティッシュで
 拭き取ります。

乾くのを待って
◆GOLF車内に竹の生える図です。

時々押えて修正しながら
◆完成!!

 近づいて良く見ると、糊のムラがあるところは少々波打っていますが、実用上問題ないと
 いうことで取りあえず満足しています。これで窓から後ろが見える。V(^-^)

 後日、完全乾燥後確認すると2個所、直径10センチ位、高さ3ミリ程円く浮いてしまって
 いました。明らかに糊が足らなかったために、空気が入ったところが乾くまでに垂れ下がった
 ものと思われます。まあ、実用上問題ありませんが、いつか直す予定です。(^^;

1999/9
 4か月たって、今度はフロントのサンバイザーよりも前方が剥がれ出しているのに
 気付きました。暇を見つけて貼ろうと思います。
 後ろの方の、やっつけ仕事的な不細工さを醸し出す気泡は、後ろだけに全然気に
 ならないので、修正することはやめましたとさ。



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