DELL Latitude CP 233XT
■ 活用レポート ■
(1) アイ・オー・データのMPEGキャプチャーアダプター(プリンターポート用)
MPG-BOXを購入しました。デスクトップ機も所持しているわけですから、
プリンタポート接続タイプを買ったのはもちろんLatitudeで使うためです。
●動作環境
本体 :CPUにPentium133MHz以上を搭載し、ECP/EPPモードのパラレルポート
(ECPを推奨します)を搭載したDOS/Vマシン、PC98-NXシリーズ。
メモリ :16MB以上
OS :日本語Windows95
その他 :サウンドカード
とありましたので、これに決めたのです。
がっ、今のところ残念ながら、静止画取り込みにしか使えません。
付属ソフトにて、動画取り込み開始ボタンを押すと、取り込み不可能となり、
音声取り込みのモードにしかなりません。(カメラモードのプレビューは可能です。)
どうも、SONY VAIO PCG-5xx、71x、71xに非対応とあることから、パラレルポートに
フロッピードライブを接続するタイプのノートPCでは使用できない機種がある
ようです。DELL Latitude CPユーザーの皆様もお気を付けください。
固体差による相性?やファームウエアの違いなどもあると思いますので、
私のは動いている、私の場合はこうやったら使えた、というお話があれば
ぜひご連絡ください。
■ メンテナンス履歴 ■
(1) マザーボード、SO-DIMMメモリ交換
購入して約6ヵ月、使用中に突然電源が切れたり、突然の再起動、フリーズが頻発。
起動しようと電源ボタンを押すが、BIOSのスタートアップが出ないままに電源断。
時々、起動時に5-1-2のパターンのフラッシュコード発生(Not Available Memory)
なんとか、Diagnosticsのフロッピーを起動して、ALL TESTを走らせると、RAM TEST
で、「Protection Halt at XXXX:XXXX(アドレス)」。やっぱり故障かー。
でも、うまく起動したら、丸1日でも問題無く使用できる。(?_?)
この現象は、マンションと職場の間を移動した直後や、新幹線の揺れる車内の環境で
かなりの確率で再現し、ひと月ほどの間悩まされた。
修理に出して2週間も返って来なかったら、その間不便だし・・・。(驚いたことに
修理にそんなにかかることは決してなかったのだが。)
しかし、起動中に何度も落ちるので、そのたびにHDDのデータが壊れて、タイミングに
よっては、いつ、機械的に壊れてもおかしくないという状態になってしまいました。
そこで、フリーダイヤルのDELLサポートに連絡すると、メモリの異常かもしれないが、
マザーも交換して様子を見るとのこと。多分それで大丈夫でしょうと言われ、納得。
思えば、Mobile Module MMX233MHzでXGAタイプのLatitude CPが発売されるのを待って
真っ先に飛びついたマシンだったけ、初期不良とかもないことはないわなあ。と考え
素直に、全とっかえするならとお願いしたのでした。
電話で言われた通り、さっそく翌日に(土曜日だったけど)交換部品のマザーとメモリの
箱が宅配便で届き、翌週の月曜(要するに翌営業日)には出張メンテナンスの担当の方
から連絡があり、今から行きますということで来ていただけることになった。
(来ていただいて、目の前で作業しているのを見ていたのが、後で役に立つことに
なろうとは・・・)
無事、交換も完了し、BIOSをA06にアップデートしたら、その後は一度も誤動作する
ことなく、すっかり症状が直りました。メンテナンスの方がおっしゃるには、結構、
ゴミが入り込んでいて、それが原因でしょうということでした。確かに、CD-ROMドライブ
が軽くカチッと入るようになったし、本体を動かすことでゴミが静電気やショートの
原因を発生させて、おかしくなっていたことが想像されます。一度正常に起動すれば、
動かさない限り中のゴミも移動しないので、おかしくなることはないということだった
のでしょう。
ともあれ、Latitudeはオフィス向け商品という位置づけだそうで、1年間出張修理
サービスがついているおかげで翌営業日には再びまともに使えるようになったわけです。
こういう実体験をすると、次も(?)メインマシンは、DELLにしないわけにはいけませんね〜。
(2) キーボード洗濯
改造ではないですが・・・(^^;
先日仕事中に、乳酸菌飲料(ゆず風味)500mlパックをストローで飲んでいて
パックをキーボードの上に取り落としてしまいました(;_;)
幸い、大量のジュースがこぼれたわけではないのですが、飛沫の一部がキーボード
スイッチにまで入り込んでしまい、キータッチがペタペタしてきました。
T・X・C・Vキーなど、時々、一部抜けるキーもあります。
放熱の意味もあるのでしょうか、このPCはキーボードの周囲から、下の
マザーボードが見える構造です。心配になって(おいおい、もっと心配しろよ。
ゆずの香りが立ち上っているだろうが)、HDD、CD-ROM、バッテリーを取り外して
みると、CD-ROMのケースの外側の一部分に水飴のようなジュースが流れていました。
ノートの熱で水分が蒸発して、糖分だけが残って固まりかけているようです。
キーを離した時の反動がべたっと貼り付く感じです。
さっそく、キーボードを取り外し、水洗いすることにしました。
分解方法は、先日、DELL Supportに出張修理に来てもらい、横で見ていたので
大体判ります。それでも、下部ケース側の上部ケースのノッチが嵌まるガイドを
1個所折ってしまいました。
キートップと、パンタグラフ状のキーガイドをパチパチと取り去ります(所要時間30分)。
キーガイドは、細さ1mmにも満たないのですが、少々乱暴に曲げて引き抜いても
全く破損しません。かなり丈夫なエンジニアリング・プラスチックを使用している
ようです。作業がはかどります。
洗面台にぬるま湯を張り、どっぷんとキーボードを漬けます。シャカシャカと
振りながら、スイッチに入り込んだ糖分を洗い流すため、ゴム製のカップをふせた
形のスイッチを押しまくります。キーボードを引き上げると、出るわ出るわ、
分解した時に、DELL Supportの人も言っていましたが、ゴミ(細い髪の毛、ホコリ、糸屑)が
大量に洗い流されて出てきました。ジュース以前に動作不良を起こすな、これじゃ。
気持ち悪いので、もう一度湯を取り替えて、少量の中性洗剤を投入して、振り洗い(?)
をします。もう汚れも落ちた頃というところで取り上げて、シャワーの水流で良くすすぎ、
水気を切ります。タオルで包んで洗濯機で脱水(^_^)。
秋晴れの天日と涼風で乾かして元通り1つ1つキートップをはめ込んで行きます。
小さなパンタグラフの組み立てが大変で、結局2時間程かかりました。
出来たところで再装着。一部、カップ状のボタンの内側に水分が残っている
ようですが、実用上は問題ないでしょう。マザーの熱で乾くでしょうし。
突然、ggggggggggggggggggggとか押してもいないのに勝手に入ったりしますが、
ドライヤーの温風を当てながら、g キーを連打。強制乾燥させます。
翌日には、誤動作はなくなりました。キータッチも新品の感触を取り戻し、
昨日までよりずいぶん良くなっています。第一、隙間に入り込んでいたゴミが
一切洗い流され、大変気持ちがいいものです。災い転じて福となったというところで
しょうか。
(お湯は低温で、洗剤は極力使わず、なんといっても良く乾燥させましょう。
最悪の場合、出火の恐れがあります。)
(3) ハードディスク交換(DKLA-24320)
フリーズ、保護エラー、リブートの症状が再発したので、入院時のバックアップ用にと
思って買ったHDDに載せ換えています。
元々の(大事なデータの入っている)DTCA-24090は、XPi90Dの方で使用中です。
DKLA-24320は、9.5mm厚の2.5インチHDDです。(DOS/Vパラダイス 名古屋大須店で購入)
シーク時のブリキを叩くようなわずかな金属音が少し気になりますが、容量も200MBほど
増えたので快適に使用できています。