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初代 X68000


can■ 各種設定等 ■

  (1) 内蔵RAM CZ-6BE1を増設。
    これが無くては始まらない。
    余談ですが、これを買った時、初めてSWITCH.Xの使い方を知って、CONTRAST=1 に
    設定してしまい、大慌ていたしました。ディスプレイの黒レベルを最大にすると、
    うっすらとテキスト文字が浮かび出てきたので、急いで元に戻しました。
    CONTRAST=0にしても元に戻せるように、キー入力手順を先にメモして、CONTRAST=0
    で全く見えなくなるのをテストしてみたのは言うまでもありません。
    そう言えば、CONTRAST=を0〜14まで変化させて、フェードイン・アウトをする強引な
    アドベンチャーゲームがよくありましたね(日○ン連のとか)。

  (2) CZ-6BM1 装着
    MIDIボードです。
    スロットがつぶれた、という以前に最初から2つしかありませんから大変貴重なもの
    です。ボード類を3枚以上買った人は当然、差し替えながら使っていました。
    Roland MT-32 を買って、ドリカムやThe SQUARE(当時)を入力しました。
    FM音源の方がデータや音色が作りやすくてそっちばっかりやっていました。
    後で、YAMAHAのAWM音源を買った時に、これと、MUSIC PRO 68K[MIDI]が活躍しました。

  (3) 増設RAMボード(I-Oデータ製 2MB) 装着
    これで、RAMディスクが大きく取れるようになり、GCCがRAMディスクからの起動で
    比較的高速なコンパイルができるようになりました。

  (4) アナログJOY STICK 購入
    ちょっと玩具っぽいですが、4bit CPU内蔵のインテリジェントスティックです。
    (確かそういう別名があったと思う)
    今はほとんど使うこともないのですが、大事に保存してあります。

  (5) 外付けHDD 接続
    SASI-HDDは、X68k界ではベストセラー?のX-Stor(30MB)です。
    Oh!Xの広告で、これで最後ということで買いました(3万円代だったと思います)。
    OSと辞書とツールとソースとGCCと音楽データを入れても半分以上余ります。
    いつかはSCSI HDD/CD-ROMをつなごうと思っています。



■ メンテナンス記録 ■

  (1) 筐体を削る。
    夜中(早朝?)にプログラミングしていると、ゴォーといううなり音がちょっと
    気になります。テレビの音を小さくしていると聞き取りにくいことがありました。
    また、夏には当然クーラーとかないので、熱くなって大丈夫かなあと思いました。
    当時、8bit機の熱暴走は珍しくなかったので、変な心配をしたものです(うちの
    X68kは一度も熱暴走したことはありません)。音の原因を良く調べてみると、確か
    にファンからです(そりゃそうだわな)。筐体を開けて、ファンだけが回っている
    時は、静かなブゥーンという音しかしません。風の通りを良くしてやれば音が小さく
    なるかと(共鳴も知らんのか)ファンの後ろのメッシュの内側部分を、流線形にな
    るように削ってやりました。外観からは内側を削っていることは判りません。
    当然、風の流量が増えて、冷却効率も上がったと思いますし、こもったような音で
    はなくなったのですが、音量の方は前よりも大きくなりました。ちゃんちゃん。

  (2) ファンのスイッチを付ける。
    筐体を開けてみると、電源部とファンをつなぐリード線が結構長いことに気が付きま
    した。束ねられている線を外して、途中にトグルスイッチを付けてみました。
    リード線をSASI I/Fの隙間から外に出し、切った途中に2極のスライドスイッチを
    半田づけして再び内部に引き込みます。
    これで、念願のサイレントコンピュータが実現します。でも、切っておけるのは
    冬の間だけです。冬以外にも時々、接触不良でファンが回っていないことがあります。

  (3) アルミ遮蔽板のインサート
    パソコンテレビですから、PCのすぐ横にテレビモニターがある訳で、真後ろを
    アンテナ線が通っています。VCCI準拠と言ってもかなりの妨害電波が発生して
    います。マンションの隣の家でスーファミとかやっているのが分かるあれです。
    ビデオを録画する時に、画面に縞模様が出てくるのはつらいので、少しでも電磁波
    の放射を少なくしようと、筐体の外板のすぐ内側に0.5mmのアルミ板を挿入して
    再組み立てしました。内部が少し、きつくなりますが、その位の隙間はあります。
    効果の程は・・・さっぱりです。アンテナ線の引き回しを工夫すると、ほとんど
    気にならない程度になりました。最初からそうすればよかった・・・。

  (4) 色調節ボリューム接触不良
    5年目位で、時々、画面が緑色がかった色になることがありました。
    キャリングハンドルを持って、筐体を持ち上げて、ぐにぐにっと傾けてやると
    治ります。さすがに、これではいつかは壊れるので、開けて調べてみました。
    筐体右側の後ろの15pinディスプレイ端子周りが画像出力の回路系統だということが
    判ります。右側面の保護板に数個の穴が開けられ、マイナスドライバーの先等で
    調節可能なボリュームが覗けます。試しにいずれかを回してみると明るさやRGB各色の
    バランスが変わることが分かりました。回していると、おかしかった色が正しく出る
    ようになりました。単なる接触不良の様ですが、時々再発する度に回してみています。



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