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can■ 私と鉄道模型とのかかわり ■

幼なじみで、家からも近く一番の仲良しだった同級生の岡田光弘君の
お父さんが琴電(高松琴平電気鉄道)で乗務員をされていました。
(岡田君のお父さんは後に、私が勤め出した頃には、改装前の瓦町駅の駅長さんを
 していらっしゃいました。今はもう退職されているはずです。)
そして、今から20年程前、私たちが小学校3年生の頃に、HOやNゲージの
車両を作られていて、お父さんからもらった壊れた部品などを2人でおもちゃにしていました。
小学校のある夏休み、岡田君が、お父さんの本だというのを見せてくれたのですが
タイトル、出版元などは忘れたのですがその本には、HOゲージの車両作成とレイアウト
作成が図解入りで丹念に説明されていました。

貸してもいいよと言われたので、読んだら返すという約束で借りたのですが、ゲージ、
建築限界、フレキシブルレール、ギャップ、リレー、ペーパー車体、どれをとっても
新しい言葉で、電気知識もあまりない上に大人向けに書かれているため読めない
文字もあって、非常に興味があっただけに隅々まで読むのには結局夏休み中かかった
と思います。
金属でできたレールに電流を流し、車輪から電気を集電して走るリアルなミニチュア車両
と本物そっくりなレイアウトをいつかきっと手に入れようと心に決めたのはその時から
だったと思います。
それから、ハセガワや有井製作所や童友社?の1/50〜1/80のプラモデルを組み立てたり
しましたが、やはり、プラスチックのレールに速度調節や進行方向の転換のきかない模型には
もの足りないものを感じていました。

しかし一方では、当時、高松の瓦町駅前にオオタ理工社の模型店があり、そこでNゲージの
展示を見るたびに子供にはおいそれと手の届かない値段と、あまりに精密で本物そっくり
なために、大人の趣味だということを逆に意識して、実際に鉄道模型を始めようとはしな
かったのでした。

時は流れ、先日(1998/10/25)、神田の交通博物館に行った時に久しぶりに走るHOゲージを
見て、本物の蒸気や精密な模型たちを見ているうちに鉄道模型熱が文字どおり再燃して、
家内にせがまれるままKATOのベーシックセットを買いそうになったのですが思いとどまり、
結局カタログを買って帰って何を買うかを呻吟し始めたのでした。
まだ、シリーズとしての購入計画やレイアウト作成は白紙の段階ですが、
いずれは、子供の頃に正に夢にみた自分だけのレイアウトを作ってみようと思います。



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