記念艦 三笠
'98年10月11日に横須賀まで出かけて記念艦三笠を訪れ、実際に艦内に入場
してきました。入場料は大人500円。展示してある艦船模型や膨大な戦時
資料はすべて見尽くすのに1日かかります。ちょうど、途中通った横浜の街は
ベイスターズのリーグ優勝記念セールでとっても賑やかでした。
◆秋風にはためくZ旗。
「敵艦見ユトノ警報に接シ・・・」の無電文が思い浮かびます。
それはそうと、毎日揚げ降ろしをしているのでしょうね。
◆あたかも係留され、接岸しているかのような1万5千トン艦の勇姿
重厚な外観は近隣に係留されている最新鋭の護衛艦、米軍艦にも見劣りしません。
常に美しく塗装され、丁寧に保存されています。
艦の水線下、石炭庫・機関室の部分は土砂とコンクリートが充填され、周囲も
コンクリートで固められてしまっているのでびくともしません。
◆3代目になる戦艦級の紋章。長径は1m以上。
◆主錨・主錨用ダビットクレーン・主砲塔・前楼を望む。
面白い錨の格納方法ですが、実際の運用には苦労したと思うのですが・・・。
◆美しい記念公園のモニュメントが陽光に輝く。
◆「さかみ」とあるのは司令官室の外にある船尾楼。
すぐ隣は駐車場です。車と見比べるとその大きさが分かりますね。
◆本当に100年以上の歴史がある艦の由来文はこんな内容です。
◆赤の斜線で示されているのが日露戦争で攻撃を受けた時の大破口部分。
海戦に勝利した三笠でも100人以上の戦死者を出している。
◆映画「タイタニック」でもおなじみのマルコーニ式無線機。
◆砲類はすべてレプリカだが、主砲以外は実際にハンドルで俯仰角・方向を操作できる。
◆「日本海海戦」の映画(のダイジェスト版)が、艦内の映画館!で上映される。
一生懸命に砲口を磨いている動きがユーモラス。
◆戦争の象徴の大砲(8サンチ砲)にとまる平和の象徴。
100年前にもこんな風景があったに違いない。
◆東郷平八郎の銅像の下ではおじさんがビールを飲みながら日光浴中。
(ほんとうに平和な休日のひとコマです)
土産物の売店で1/500三笠の組み立てキットを五千円で購入して帰りました。
ポリウレタンの船体とホワイトメタル部品を使った儀装品でできています。
木製の飾り台付きです。なかなか手のいれ甲斐のあるキットのようです。
とりあえず、実物のビデオや写真を撮っておけば製作資料になると思います。