| BGレベル |
BGMレベル。台詞やナレーションが立つように、音楽や効果音をやや小さく聞かせる音量。 |
| DI |
エレキやキーボードなどの出力信号を直接電気回路から分岐して取り出すためのアダプタ。 |
| MC |
司会者のこと。コンサートでは司会者がいない場合でも、曲間のしゃべりのことをMCと呼んでいる。 |
| PA |
public address の略。アドレスは演説という意。拡声装置を用いて大勢の人たちに情報を伝えること。ホールや劇場などにおける電気音響による音の拡声技術のこと。 |
| SR |
ちなみにPAよりも大きな規模・意味。sound reinforcement
の略。音の補正。歌やしゃべり・演奏音などをマイクで収音し、それを増幅してスピーカから出した音で補強して、音のバランスをとること。 |
| 暗転 |
舞台と客席との照明を消して、その暗闇のなかで場面転換すること。 |
| 板付き(いたつき) |
舞台で幕が開いた時や場面を転換した時に、出演者がすでに所定の位置に登場していること。 |
| 一ベル(いちベル) |
通常、開演5分前を知らせるベル。現在ではブザーやチャイム。
ちなみに、開演のベルは本ベル(ほんベル)。 |
| ウィンドスクリーン |
屋外でマイクを使用する際、風によるノイズ(ボソボソ、ボコボコ)を低減するためにマイクに取り付けるもの。ウレタン製やカゴ製などがある。 |
| オケピ、オケピット |
オーケストラピットの略。ピットとは穴という意味。舞台と観客席の間にあるオーケストラが演奏するための場所のこと。通常、ミュージカルやバレエ、オペラなどのオーケストラはこの場所で演奏する。 |
| オンマイク |
音源にマイクを近付けること。又は近づいている状態。⇔オフマイク |
| カフ・ボックス |
しゃべり手が自分でマイクのオン・オフを手元でできるフェーダー付き箱。尚、『カフ』とは咳のこと。 |
| 上手(かみて) |
客席から見てステージの右側。左側は下手(しもて)。 |
| ガリ |
ボリューム・コントロール・ユニットにほこりが入ったり、接点の欠損によって生ずる電気的雑音の一種。発生音が断続的でガリガリと音がするのでこのようにいう。 |
| 完パケ |
編集作業が終了し、いつでも本番に使用できる状態の、完全に仕上がったテープ。 |
| 客電(きゃくでん) |
ホールなどの客席用の照明をいう。開演中は、この照明を消したり少し絞る。 |
| キャパ |
キャパシティー の略。『キャパ300』っていえば、300人収容できるってこと。 |
| Q出し |
演技、音響、照明、などのキッカケの指示を出すこと。インカムや身ぶりなどで合図を出す。 |
| サブLow |
低音をカバーするための、Lowを出す専用のスピーカー。 |
| 仕込み |
セッティング及びその準備のこと。 |
| シュート |
照明さんが、照明の向き・色などを実際に出して確認していくこと。順番的にふつう音響さんは、このシュートが終わらないとサウンドチェックできない(特にホールでは)。 |
| スタック |
積み重ね、あるいは積み重ねるの意味で、PAのスピーカーや楽器アンプの積み重ね状態を表す時に使われる。 |
| 抱き合わせ |
何本かの(各社の)マイクを(ビニテで)まとめて一人の人にむけること。よく記者会見なんかで見るあのことです。 |
| 立ち上げ |
PAで使用するマルチケーブルの先端にはマルチボックスが接続されるが、調整卓とこのマルチボックスを接続するための短かめのパッチコードをさす。マイクケーブルと同じ構成。 |
| タッパ |
物の大きさ・高さ。『タッパ1200』っていえば、高さ1m20cmのこと。 |
| つく |
フェーダーを上げること。 |
| てれこ |
あべこべ。入れ違い。交互にすること。大道具の左右を入れ替えることや、台詞の順序を逆にすることを「てれこにする」という。 |
| ばみる |
ガムテやビニテで、ステージ上に位置などの印をつけること。又はころがしやケーブルにその内容を書いて貼っておくこと。 |
| ばらし |
セットを片付けること。もとの状態にステージをもどすこと。 |
| パラる |
並列(パラレル)に結線すること。 |
| ファントム電源 |
コンデンサマイクを動作させる為の電源の供給方法のひとつで、電源専用の回路を用いないで、マイク回線に電流を乗せて供給する。ふつうこの電源は卓に内蔵されていて、電圧は48Vを使用するものが多い。 |
| ブースト |
音量や周波数を上げること。 |
| プロセ |
プロセニアム・スピーカー。ホールに備え付けのPA用メインスピーカーシステムのこと。ステージ前縁の真上やサイドに壁に埋め込む形で設置されていることが多い。 |
| ホール送り |
PAの調整卓からの出力を、そのホールや劇場に備え付けのPAシステムや会場内放送設備に送ること、あるいはそのための回線。 |
| マルチ |
何チャンネルものケーブルが束になったもの。 |
| 養生(ようじょう) |
雨にかからないように機材にシートをかけたり、ケーブルとケーブルのジョイント部分をビニールで巻いたり保護したりすることを『ようじょうする』という。 |
| わらう |
片付けること。『とっぱらう』がナマったものといわれている。 |