魔神器の暴走、海底宮殿の崩壊によって未来に飛ばされたサラ王女。それがキッド……。しかし、サラとキッドでは違う点がいくつかある。それを検証していくこのコ〜ナ〜。
検証1 | キッドは正真正銘のサラ王女である |
検証2 | ルッカはキッドがサラ王女であることを知っていた |
検証3 | ガッシュはキッドがサラ王女であることを知っていた |
キッドは正真正銘のサラ王女である
ラジカルの方で、サラ=キッドであることを凍てついた炎自信が独白しているので、ここではトリガーとクロスから探っていくことにする。(なお、凍てついた炎の独白については「The Life」を参照して下さい。)まず最初に、髪の色が違うといったような理由からキッド=サラであるか?という疑問が出る。エンディングの最後に出る本名が Sarah Kid Zeal となっていることから、キッドはミドルネームで、サラがファーストネームだから、やはりサラ=キッドであろう。髪の色については、時空移転時のDNA変化等によるものだと推測することが出来る。実際にサラ自身、「大けがをしたのに、気付くと記憶がなくなってて、傷も塞がっている」ことがよくあるようなので、髪の色の変化もこの延長線上であると推測される。ルッカといたときは、ジールにいたときよりも年が若くなっているという年齢の変化にも、この説明が適用されると同時に、時を喰らうものに取り込まれ2人に分離した(時喰いの中のサラと、現世のサラ(キッド))ときに、年齢が若返ったものと考えることが出来る。
しかし、キッド=サラであることを決定づける事由がある。それが、グランとリオンの証言である。
グランとリオンとドリーンの会話 グラン「なんだ?おひめさまじゃんか?」 リオン「どれどれ……。わっ!?ホントだ?」 グラン「どうしたんだろ?助けたほうが、いいのかな?」 リオン「そんなのは、俺達の仕事じゃねぇだろ。」 グラン「そうだな。それに、チョット無理そうだ。」 リオン「そうそう。」 ドリーン「こら!!あんたら、はくじょうもんだね。」 グラン「わっ、姉ちゃん。」 リオン「で、でも、ひめさま過去にとらわれていて、こっちには、俺たちでも戻せないよ。」 ドリーン「よく、みてごらん。ほら、あれ。」 グラン「あっ!?時の……。」 リオン「たまご?」 ドリーン「そうだよ。不完全だけどね。」 グラン「あの、メガネの姉ちゃんが作ったのか?」 ドリーン「そうだろうね。不完全とはいえ、アタシ達の力を、あれにそそげば……。」 リオン「なんとか、なるかもね。」 グラン「なるほど。」 |
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キッドを姫(サラ)だと認めるグランとリオン。魔法王国ジールは、ジール女王の代で崩壊したため、サラが最後の姫であり、現存する唯一の姫ということになる
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グランとリオンは魔法王国ジールに仕えていた。そのため、グランの言う「おひめさま」とはサラのことを指す
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暴走する魔神器
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サラの姿は確認されてない。魔神器のいざこざに紛れて、未来へ飛ばされたと推測される。この時、ラヴォスの一部(時を喰らうもの)にサラの一部が取り込まれたと考えられる。→取り込まれた後の考察、なぜ取り込まれたかについては「The
Life」を参照して下さい
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おまけ
見て下さい!!この笑い方っ!!どうみても親子でしょ?!もう難しい検証なんてしなくても、この証拠だけで十分、キッド=ジール女王の娘、つまりキッド=サラ王女だということがいえちゃいますね。(笑)
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ルッカはキッドがサラ王女であることを知っていた
ルッカからサラへの手紙 元気にしてる、キッド?この手紙を読んでるあなたは、いくつくらいになってるのかしら?まさか、もう、ステキな女性に成長して、幸せな家庭を築いてるとか?いつかあなたが大きくなったときに、じかに話してあげるつもりでしたが、もしもの時のために今のわたしの気持ちを記して、ルチアナにたくしておくことにします。もしかしたら、もうあなたは知っているかもしれない。また、そのたまに、おおきな歴史の流れのなかに巻き込まれてしまっているかもしれない。かつて私たちは……私と仲間たちは、この星を救いたくて未来を改変してしまったの。星の外から来たラヴォスに喰われて滅びようとしているこの星を救うためにね。私たちが、時空をこえ、歴史を変えたことには今も誇りをもっているわ。でも、時々考えてしまうのよ。私たちに変えられたために消えることになった“かつて”の未来、存在することをゆるされなくなった“時”は、一体どこへ行ってしまったのだろうか?たしかに歴史を改変したことによって、多くの命が救われ、多くの悲しみ、苦痛がこの世に生まれ落ちるのを回避することができたはず。でも、その裏で、本来は生まれてくるはずだった命、生きるはずだった生命も奪われてしまったのも、また事実……。だから、ひょっとしたら、いつか未来から失われた時の復讐者がやってきて、私や仲間たちをつかまえるんじゃないか……ずっとそうした疑いを抱いていたわ、どこか心のかたすみでね。たとえこの先私の身になにが起こっても、悲しまないでね、キッド。すべては起こるべくして起こるのだろうし、私には受け入れる覚悟はできているから。だけど無論、かと言って、このルッカ様がそいつをだまっておとなしく受け入れるだなんて、思ってもらっちゃ困るけど、ね!どんな運命がこの先の曲がり角で私たちを待ちうけているにしても、そいつはかなり手強い反撃にであうことを覚悟しといたほうが身のためね。キッド、あなたのことを考えると、私は遠い、遠い昔に出会った、ある人のことを思い出すわ……。くすッ、この時代のあなたとはまるで正反対のような、物静かで、やさしい人だったけれど。いつかその人のことも、話してあげる。あなたが自分の本当の名前を受け入れる準備ができた時にね。あなたのことは心配していないわ、キッド。いずれきっと彼が、あなたを見つけてくれるはずだから。それとも、もうそこにいるのかしら、ジャキ?もしそうなら、お願いね、私の……「妹」を……。もっともっと話しておきたいことは山ほどあるのだけど……、それはまた別の機会にしましょう。大丈夫、心配しないで。わたしたちはくぐりぬけられるわ。きっと、ね。いずれ大きく成長したあなたを相手に、のんびりお茶でも飲みながら語り明かすことにしましょう。その時のくるのが、楽しみだわ。それじゃ、キッド、またね。いつまでも、ずっとずっとあなたの友であるルッカ・アシュティア。男の子みたいなカッコはやめなさい。ステキな女の子になるわよ、あなたは。間違いないわ、この私が保証するんだから! |
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ここで、ルッカはあたかもサラとキッドが別々の人間であるかのような言い方をしており、キッドに「私は遠い、遠い昔に出会った、ある人のことを思い出すわ……。」と、サラのことについて語っている。しかし、ここでは、まだ自分のことをちゃんと思い出せない(下段参照)キッドに対して、気を使って、サラ≠キッドのような言い方をしているが、この後の言葉に注目してもらいたい。「この時代のあなたとはまるで正反対」ここで「この時代」という言葉は、サラ=キッドであり、昔のキッド(つまりサラ)と今のキッドを比べていることを表す言葉である。
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大ケガしそうな状況になると、その場から消えて、そのことの記憶がなくなってしまうというキッド。 魔神器の暴走という危機に瀕して、サラは海底宮殿から消えて、未来(ルッカのいる時代)にタイムスリップし、そのとき魔法王国ジールの王女、サラであるという記憶もなくしたらしい。(時喰いに奪われたサラの一部=サラであるという記憶であろう)しかも、このとき少々、若返ったらしい。これも魔神器の魔力と時間軸のズレによる影響なのだろうか・・・? しかし、ルッカのことだからキッド=サラであることに気付いたのだろう。その理由の1つが、キッドがつけている星色のお守り袋であろう。 |
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ここでサラがつかっているペンダントはマールのそれと同等のものであり、最初にマールが時空移動したカギとなったものである。サラがつけていたこのペンダントと暴走した魔神器の力とが融合してタイムスリップしたと推測される。 セルジュたちが二つの世界を移動する際に使用したのが星色のお守り袋であり、時空を移転するという点で、星色のお守り袋とサラのペンダントは共通点を持つ。さらに、両方ともサラ(キッド)が持っていたことから、星色のお守り袋は、このペンダントをお守りにしたもの(つまり同一物質)だと考えられる。いかんにせよ、このペンダント(星色のお守り)の持つ時空移転の力に気付いたルッカが、調べを進め、キッド=サラであることを確認したのであろう。 |
ガッシュはキッドがサラ王女であることを知ったいた
時間研究室チーフの証言 この研究センターの基礎となった時間研究室は、2300年にどこからともなく現れて頭角をあらわした天才的科学者ガッシュによって、設立された。しかし彼は晩年、行方不明となってしまった。我々は彼の意志を継ぎここまでがんばって来た。それももうすぐ終わる。さあ、戻るとするか……。間もなく実験は開始される……。
シルバード改を見つけたルチアナの証言 何?これ。すごい技術……。決して今のどの国の物でもないわ。……そう言えば、昔、仲間の科学者から一度だけこれに似た物の話を聞いたことがあるわ。それは、時間を旅するための乗り物。もしそうだとすれば、誰かが、過去か、未来から現在のここに来てることになるわね。
年代背景についてはZeal’s History(まだ工事中です)を参考にして下さい。 |
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「2300年にどこからともなく現れ」という時間研究室チーフの話からガッシュが魔神器暴走の際に飛ばされたのは2300年頃であり、サラとは違う年代であることがわかる。 さらにいうならガッシュが飛ばされた2300年は、クロノ達が改変した後の世界であり、シルバードを廃墟の中でつくっていた世界崩壊後の2300年とは世界が異なる。 |
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「そんなありもしない古代文明に期待しても」という言葉から、クロノポリスはジール王国のことについては何もわかってなく、サラ王女のその後を知るには不可能であったと思われるが、まがりなりにもガッシュは理の賢者であり、独自の研究によってサラのその後をつきとめていたとしてもおかしくない。現に、プロジェクト・キッドはキッドの名前がついていることから、キッドの正体(サラの分身)であることを何らかの方法で掴んでいたものと思われる。
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ネオ・シルバードを発見した場所はガッシュがいる蛇骨館図書館の真下(というか地下)である。このネオ・シルバードにガッシュが乗って来たとするのが適当であり、ガッシュは2300年の後(つまりチーフの言葉のなかの「晩年」)からセルジュのいる時代へやって来たものと思われる。そのため、クロノポリスではガッシュが行方不明になったとされている。しかし、そのクロノポリスも過去へ飛ばされるが、それはまた別の講釈ということで・・・。 以上の理由からガッシュとサラは結果的には同じ時代にいるが、魔神器暴走直後は違う年代に飛ばされたことになる。が、タイムクラッシュを知ったガッシュは独自の研究により、サラの足跡をつかみ、キッドをそれとなく見守っていたと考えられる。<証拠(ルッカのセリフ) どうでもいいけど、逆立ちしてる星の子がナイス! |