PC日記(ABIT KT7-100 + AMD Duron 700)

ABIT KT7-100(RAID) + AMD Duron 700 換装記

ちょっとだけクロックアップの実験 2000/09/15
2000/09/10

約1年ぶりにM/BとCPUを交換した。
昨年、FREEWAY FW-TI5VGFAMD K6-V450に交換ししほぼ順調に使用していたが、その間Windows2000などを使っているうち何となく力不足を感じてきた。ただし普通にワープロや表計算などのOAソフトを使っている分には全く不都合はない。
じゃあなんで?、ということになるが、OSやアプリケーションが大きくなるにつれ起動時間が長くなったり画面の切り替えなどがいやに遅く感じたりするのが我慢できなくなってしまった。・・・ただそれだけ。。。
結局はただ単にパソコンを強化する!のが目的になってしまっている。
とは言ったもののとてもではないが現在最強!の物にするには金がいくらあってもとても追いつかない。最強よりは数ランク下でできるだけ安価に済まし、後々の拡張性に期待すると言う名目でこの組み合わせにしてみた。

思い起こせば最初にパソコンを買ったのは5年前、Windows95が発売される直前のアップグレードキャンペーンにつられて買ったのが最初。
今PCを買うと、もれなくWindows95へアップグレード!と言うやつにつられてしまった。
その名はFMV575D4(DeskPower-H) まあなんと悲しいことか・・・
その当時は「Pentium 75MHz」ということでなかなかのもので、Windows3.1ならまあ一応軽く動いているようだったが、95にアップグレードしたあたりから重たい重たい!、もうその時点ではローエンド! やってられないよな!
PCが手元に届いて1ヶ月ほどするとはるかに安い値段ではるかに性能が上のものが発売された。

これを買ってしまったのが運の尽きかどうかわからないが、その後のPCライフが大幅に変わってしまったのではないだろうか?
それからというもの、「FMV 575D4」の機能拡張から始まり、APTIVAの増強、さらにはPCの自作(1号機)、またまた自作(2号機)、その後のCPUの換装を行い、今回もM/BとCPUを載せかえる、というように機能を拡張するようになってしまった。

愚痴を言っても始まらないがちょっと思い出したので・・・・・・・・ FM/VはDOS/V仕様と言う割に世界標準のDOS/Vではなく、きっと「極東仕様のDOS/V」(どこかの某メーカーでも似たようなものがあったようだが・・・)とでも言うのだろう、Direct-Xをインストールしようとすると、PCの種類の選択で、「PC98」、「DOS/V」、「FM/V」・・・FM/VはDOS/Vじゃないのか?、しかもインストールしようとすると「正常に動作しなくなる恐れがありますが本当にインストールしますか?」見たいなメッセーが・・・・あ〜もう思い出すといやになるのでもうやめよう!!!!。

といったところで、気を取り直して本題に戻って。早速箱を開けてみると、内容はこのようになっていた。

【M/B & CPU の購入】

ABIT KT7-100(RAID)
ABIT KT7-100(RAID)
 2000年8月の頭頃に発売され始めたばかりでまだまだホットな一品。
 オンボードでUltra-ATA/100のRAID対応IDEポート2チャンネル。そのほかにもATA33/66対応のIDEポートが2チャンネル、BIOSでI/O電圧、コア電圧、FSB変更可能、オンボードのUSB2チャンネルのほか拡張(?)USB2チャンネル(ケーブルで延長)
 などなど、非常に多彩な機能を搭載しているとの雑誌の広告などを見てこれに決めてしまった。

付属品一式。
付属品
 FDDケーブルとUltra-ATA/66のケーブル、さらにもう一本のUltra-ATA/66のケーブル、USBコネクターの接続ケーブル、ドライバーFDとCD-ROM、その他説明書や登録カードなど、しかし、英語が堪能ではないため説明書が日本語でないのにはちょっと参った。必死になってにらめっこをして何とか理解できたつもり。あとは経験と勘!! ABIT社のホームページを見ても結構前に発売されたM/Bは日本語に訳した説明書がダウンロード出来るようになっているが、このM/Bは発売後日が浅いためか、まだ日本語版がダウンロードできるようにはなっていなかった。

AMD Duron 700
AMD Duron 700
 D700AST1B AKBA0023GPDW 91793340567 (2000年の23週品?)

 本当はAthlonの高クロックが欲しかったが、予算的に余裕がないため安価で済ませられるところに落ち着いた。
 特にオーバークロックを目的にしていたわけではないので定格で動作すればいいと思い、冷却ファンなども別に購入するのも面倒なのでセットになったリテール版を購入。

キャッシュ部の拡大図
キャッシュ部の拡大。
 が、箱を開け取り出して見ると「L1クローズ品」だった。
 雑誌の特集などを見ると動作倍率が変更できるものとか・・・・・
 特にクロックアップを目的にしていたわけではないが、M/Bもクロックアップしやすい機能満載なので、そのうち壊さない程度にちょっとだけ試して見ることにするかも?

リテールファン
リテールファン
 標準装備の冷却ファン。 フィンは結構大きくよく冷えそうに見えるが、ファンは今まで使っていたトルネードの方が遙かに大きく冷えそうに見える。
 でもメーカーが標準でつけているものだから、まあ、大丈夫なんだろう!?

【マザー&CPUの交換作業】

 一通り内容を確認。 付属品の不足もなく問題なさそうなので早速交換作業の開始。
 まず最初に、いままで使用していた拡張カード類を全部外しケーブルも全て外す。(一応写真を撮っておいたのに間違って全部消してしまってなにも残っていないので写真は無し。)

 古いマザーを外したので今度は新しいマザーの取付。同じATX規格スペーサー穴の位置も今まで通り同じなので、特に問題なく簡単に設置完了。
 CPUとメモリーの取付。メモリーは簡単に差し込めたが、CPUのファンの留め金が硬いこと硬いこと。指が痛くなるほど硬かった。ペンチか何かでうまく押さえればよかったのかもしれないが近くになかったため必死で押さえつけてやっと取り付け。

【CPUスピードが600!?!?!】

 一応取付が完了したので、定石どおりメモリとVGAカードのみ取り付け起動してみる。
 電圧やFSB、倍率などは自動で設定される(ジャンパピンなどはなにもない)らしいので、取り付けて電源を入れるだけ!?
 電源投入。ファンが回りだす。

 しかし、ファンが多い。。電源のファン、ケースの吸気、排気。CPU冷却用。さらにはマザーボードのチップ冷却用ファン、それにVGAカードのチップ冷却用。都合6個のファンが一斉に回り出す。結構騒音が・・・・・まあ、ケースを閉めれば多少は静かになるだろう。
 とか思っていると、ピーッとビープ音が鳴り、画面にメモリーチェックやBIOSやらが表示される。
 うむ。画面も出た。順調!、順調!。よしよし・・ CPUの名称とスピードが表示される。
 CPU名は正確に(AMD Duron)、しかしCPUスピードが600 。何故だ!!!!!
 700MHzのCPUを買ってきたはずなのに。。。。。。。
 念のためにボックスを見ても確かに700MHzとかかれているし、さっき見たときもCPU上の刻印も700MHzだった!
 じゃあ、なんでぇ。
 さて、・・・・・・マザー上には変更用のジャンパーピンはないし、自動で設定されてしまうんだから変えようがないし・・・・・
 う〜ん、。。。。。。。。
 しばらく考え込んではたと気がついた!!。SoftMenuVとやらが有る。 そういえばマザーボードの説明書にも出ていたし、雑誌などでもFSBや電圧の変更がジャンパーレスでBIOS上から変更できる優れものとか書いてあったっけ。
 早速PCを再起動させる。
 DELキーを押し、セットアップ画面に入る。 SoftMenuVと言うのがあるのでそれを選ぶ。
 お〜、、CPUの設定画面が出た。 

600MHz +-
 ここにも確かにスピードが600MHzと表示されている。
 CPUのスピードの変更をするところを選んで見ると、100 * 6.0。 確かに600だな。???
 なにやら下の方に説明が出ていて、+-のキーで増減が出来るようなことが書いてある。
 +を押してみると次々に、6.0から始まり6.5、7.0、7.5、8.0と変更できる。 なるほどここで変更するのか!と勝手に解釈し、7.0に設定しBIOSを保存して再起動。

700MHz OK!!
 うん、今度は大丈夫だ! 正しく「700MHz」と表示された。
 結局、BIOSの標準設定はDuronの場合一番低い周波数に合わせられているようだ。 しかし、倍率が変更できないCPUの場合はどうなるんだろう?、700を買ってきても600でしか使えないとか?・・・・
 とりあえず、I/O電圧(3.3V)、CORE電圧(1.5V)は自動で設定されている値で大丈夫そうだし、クロック数も正しく700MHz(FSB100*7.0)に設定できた。

 ふ〜、、、よし先に進もう。 
 もちろん今はHDDもつけてないので先へは進まず停止している。 次はHDDを取り付けよう。

ケース内部、ケーブルがごちゃごちゃ。  つぎは、ケーブル類の接続だが、ここでちょっと疑問が・・・・・・・
 FDDケーブルは決まったポートがあるので問題ないが、HDDについてはRAID対応のポートも有るのでIDEポートが全部で4つ。
 さて、どこへ取り付けるのが正しいんだろう。 今のところHDDは種類が違うのしかないのでRAIDを組むつもりもないし(いずれはRAIDを使ってみたいが今は先立つものもない。)

 まあ、とりあえずやってみよう。
 使用するケーブルは・・・、HDDは一応U-ATA/66対応なのでマザーボード付属の66用ケーブルを使用する。 青いコネクタをM/BのIDE1へ、もう一方の黒いコネクタをマスターのHDDへ、マニュアルに書かれているように正しく接続。
 CD-ROMとCD-R/RWは今まで使っていたケーブルそのままで、IDE2へマスターとスレーブとして接続した。
 結局RAID用のIDE3とIDE4のポートは今のところ使用せず。 もったいないがHDDが無いので仕方がない。いずれ同じHDDを2つ買ったてRAIDを試して見よう。(いつ出来るんだろう?)

【CD-ROM認識せず】

 ケーブルの接続完了後、まずは電源を入れてみる。
 HDDは正常に「IBM DJNA352030」が認識された。モードもU-ATA/66、MODE2として認識されているようだ。 よしよし!
 しかし、HDDは認識したもののCD-ROMとCD-R/RWがまったく見えない。 どこにもない。 BIOSでは認識されない。
 しばらく考え込んでしまった
 ・・・・・・・・・・・・・
 英語のマニュアルを必死になって読んでみたがやはり訳が分からない。 結局BIOS画面を隅々まで眺めまわした結果、IDE2つまりセカンダリーのマスター、スレーブともにNone(使用しない)になっていたことが分かった。
 Standard CMOS Featuresの
  IDE Secondry Mster
  IDE Secondry Slave が、それぞれデフォルトでは Noneになっていた。

Device HDD CD-ROM  all OK!!  それがわかったのでマスター、スレーブともにAUTOに設定し直して再起動するとあっさりとCD-ROMもCD-R/RWも認識された。

 やれやれ、ここで一段落。 

 次はいよいよOSを起動してみる。

【Win2000何とか起動】

 本来ならM/BもCPUも交換しているんだから、HDDもきれいにフォーマットしてまっさらなOSをインストールした方がすっきりするが、今度発売されるWindowsMeを購入することにしているため、どうせそこでもう一度インストール作業を行うことになるため今回はわざわざ新規にインストールはせず、今までのものを使って見よう。
 と思い、既にWin95/98それに2000がインストールされているままのHDDを使って起動してみることにした。
 本当にいいのか?、ちょっと怪しいが、まあやってみよう!

 電源を入れれば今までどおりSYSTEMCOMMANDERが起動しOS選択画面が出る。
 お〜!! なんか行けそう!!
 Windows2000、Windows95、Windows98。。。さあ、どれを動かしてみようか?
 とりあえず、一番使用頻度の高いWindows2000を動かす必要があるのでWindows2000を選んで「ENTER」
 一応HDDをアクセスし、Windowsの起動画面がでた。
 「新しいデバイスが発見されました!」「必要なドライバーをインストールしています。」か何かが表示され、勝手になんかやっているようだ・・。
 そうこうしているうちに、デスクトップ画面が現れた!、が、ショートカットのアイコンの中が白く抜けている。
 ・・・スレーブのHDDをつけていないからそこに入っているアプリのアイコンが・・・・
 ショートカットの白抜き以外は、なんかうまくいきそうだ!!!
 よし、それではほかのものも取り付けて一応使える状態に持っていこう。
 本当なら拡張カード類もひとつずつ取付て確認しながらやるのがいいんだろうけど、、もう夜も更けているし・・というか明け方に近くなっている。
 まあいいか、「全部付けてしまえ!」ということで、スレーブのHDDのほかに、サウンドカード、SCSIカード、NIC、それぞれのカードにスピーカー、SCSI-HDD、MO、LANケーブル、シリアルポートにはTAのケーブル・・・等々一斉に取り付け。
 ふ〜。。。。。。。。。。。 汗びっしょり。。。。。
 ・・・・・・
 よ〜し、システム再起動!!

【ドライブレターが狂っていた】

 起動は問題なし、Win2000を選択、Windows2000が起動。
 相変わらず、「新しいデバイスが発見されました!」「必要なドライバーをインストールしています。」が何回も何回も繰り返されている。
 サウンド、SCSI、NIC・・・・・・・・・
 一応全ての機器が認識されたようだ。デスクトップ画面が現れた。 しかし、いくつか白抜きのアイコンが残っているが・・・
 もう一つのHDDもとりつけたしショートカットのリンク先も有るはずだから???
 とりあえずマイコンピュータをダブルクリック。
 ん、今まで見慣れた順番ではない! CD-ROMやR/RWが「E:」や「F:」になっている。 以前はこの二つはそれぞれ「Q:」「R:」にしていたのに。
 理由はともかく、設定→コンパネ→管理ツールコンピュータの管理から記憶域のディスク管理(あ〜ここまでくるのが長い)でドライブレターを変更することができるので、とくに大きな問題にはならなかった。

 今まで通りの順序に直すことによって白抜きアイコンもなくなり、一見元通りの状態にもどすことができた。

 さて、その他何かすることはないか?
 とりあえずデバイスマネージャとIRQの状況ぐらいは見ておくか

デバイスマネージャ画面 IRQの状況
 デバイスマネージャでは「大容量記憶域コントローラ」に!マークがついているが、これはRAIDコントローラのドライバをまだインストールしていないため。
 IRQは相変わらず11への大集合!
 こんなに共存していて大丈夫なんだろうか? とりあえず今のところはなんとか動いてはいるようだが・・

 いくつか気になるところはあるものの、一応今回の目的であるM/BとCPUの入れ替え作業は完了!!

 さてそれでは簡単なベンチマークでも動かして今日のところは終了しよう。
 
※一応「ベンチマーク」。
定番のSuperPAI、FinalReality、ImpressのDOS/Vベンチ、HDBENCHを実行し以前の結果と比較してみた。
 (以前測定したものとはのものと今回では、環境もだいぶ違うので必ずしも同等とは言えないがとりあえず比較してみた。)
SuperPAI
M/B CPU OS 1.6万桁 3.2万桁 6.5万桁 13万桁 26万桁 52万桁 104万桁 209万桁
FW-TI5VGF K6-2 300 Win98 03秒 09秒 19秒 47秒 1分47秒 4分09秒 9分07秒 21分53秒
FW-TI5VGF K6-V450 Win98 02秒 05秒 11秒 27秒 1分05秒 2分33秒 5分54秒 14分42秒
KT7-100 Duron700 Win2000Pro 02秒 02秒 06秒 15秒 0分36秒 1分25秒 3分13秒 07分12秒

FinalReality
M/B CPU OS VGA Visual
appearance
Overall
3D
Overall
2D
Overall
bus rate
OVERALL
SCORE
FW-TI5VGF K6-2 300 Win98 StelthVS540 100 2.902 2.829 0.621 2.538
FW-TI5VGF K6-V450 Win2000Pro SPECTRA5400R2 100 4.197 4.802 3.071 4.210
KT7-100 Duron700 Win2000Pro SPECTRA5400R2 100 4.655 5.703 4.882 5.004

DOS/V POWER REPORT BENCH 800*600*16
M/B CPU OS VGA ALL CPU GRAP DISK CD-ROM THREAD D3D
TI5VGF K6-2 300 Win98 SPECTRA 5400R2 638 837 1085 660 293 308 432
TI5VGF K6-V 450 Win98 SPECTRA 5400R2 1570 1289 5320 645 293 612 602
KT7-100 Duron 700 Win2000 SPECTRA 5400R2 1982 2375 4063 314 286 2136 743

HDBENCH 1024*768*16
M/B CPU OS VGA ALL 浮動 整数 矩形 TEXT Scrl DD Read Write Memo
TI5VGF K6-2 300 Win98 SPECTRA 21033 18822 23277 48632 12120 22620 9390 28 11154 10611 11971
TI5VGF K6-V 450 Win98 SPECTRA 21132 31265 40327 52443 7390 30385 247 29 5215 1744 29177
KT7-100 Duron 700 Win2000 SPECTRA 14127 30936 36341 32593 14577 27593 493 37 13818 8448 20565

 CPU関係の値はそれぞれクロックのアップ分程度には向上しているようだが、グラフィックスやディスクのアクセスについては?マーク。 グラフィックもWindows2000対応ドライバの関係なのか以前より悪い数字が出ているし、ディスクについてもU-ATA/66対応ディスクなのに何故か値がのびない。かえっていままでのU-ATA/33より悪い値のものもある。
 OSもWin98とWin2000と違うし、ファイルシステムもFAT16、FAT32だったりNTFSだったりと違いもあるので、そういった影響も出ているのだろうか。またグラフィック関係も以前とはビデオカードが違ったり、同じでもドライバーのバージョンが違ったりと同じ条件ではないので何ともいえないが。
 OSもクリーンなインストールをすれば、またこれとは違うもう少しいい値が出るのかもしれないが、今回は応急的なものなのでこれでよしとしよう。
 WindowsMeを入れるときには、ほかのOSもきれいに入れ直してそのときにもう一度測定することとし、今回はこれで終了。
 やれやれ、くたびれた。 おしまい。

 おまけ
 2000/09/15
 完成して1週間もたつと、簡単に倍率が変えられるM/BもCPUもあるため衝動に駆られ、やらなくてもいいのに、ついちょっとだけクロックアップを試してみてしまった。
 FSBは100、I/O電圧は3.3V、CORE電圧は1.5Vのデフォルトのまま変更せず、倍率のみを変更して試してみた。
 一応、×7.0が標準なので×7.5、×8.0、×8.5、×9.0、×9.5を順に試した。
 結果は、×9.0(900MHz)までは一応Windowsまで起動することができた。 しかし900MHzではWindowsは起動するものの何かアプリを動かそうとするとみんなエラー終了してしまいまったく使い物にならない。
 ×9.5は下のような、エラーメッセージがでてBIOSすら正常に起動できなかった。
BIOS ROM Checksum error
Detecting floppy drive A media...
INSERT SYSTEM DISK AND PRESS ENTER
フロッピーディスクも入れてないのに、「Aのフロッピーを取り除いてシステムディスクを入れてENTERを押せ!」。。なんだかな〜???

一応まともに動いていそうな850MHzでいくつかベンチマークを走らせて見た。
 結果は次のとおり。
WCPUID Ver2.8 WCPUID
FinalReality
CPU Visual
appearance
Overall
3D
Overall
2D
Overall
bus rate
OVERALL
SCORE
Duron700 100 4.655 5.703 4.882 5.004
Duron850 100 4.754 6.068 4.989 5.183

DOS/V POWER REPORT BENCH 800*600*16
CPU ALL CPU GRAP DISK CD-ROM THREAD D3D
Duron 700 1982 2375 4063 314 286 2136 743
Duron 850 2296 2859 3865 314 291 3245 750

HDBENCH 1024*768*16
CPU ALL 浮動 整数 矩形 TEXT Scrl DD Read Write Memo
Duron 700 14127 30936 36341 32593 14577 27593 493 37 13818 8448 20565
Duron 850 15704 37560 44134 34156 15236 29306 483 37 13027 11817 20774

 (M/B:KT7-100 OS:Windows2000 VGA:SPECTRA5400R2)
 数字的には一応向上している様に見えるが、普通のOAアプリなどを使っている限りはあまり体感的な差は感じられなかった。
 ほかのソフトに至ってはなんか見慣れないエラーが出てうまく動かないものもあり、常用できるような状態ではなさそうだ。
 CORE電圧などを上げるなどして安定して動かすことも出来るようだが、今のところそんなリスクを犯してまでクロックをあげる必要もない。
 結局定格どおりの700MHzで使用することにした。
 (最近のPC雑誌などを見るとクロックアップが当たり前みたいな記事もあるが、必ず注意書き(あくまで自己責任で・・・)。)

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