PC日記(WindowsMe(MillenniumEditon)のインストール)
2000/09/24

WindowsMe

【WindowsMe(MillenniumEdition)を購入。】

 ついにWindowsMeが発売された!!。
 とは言って見たものの自分はWindows95/98/2000を使っているので、なにが何でもミレニアムを欲しかったわけではないが、つい新しいOSが出るとなると使ってみたくなり購入してしまった。

 購入したのは、「Windows98ユーザ限定 期間限定特別パッケージ」、Windows98または98SEをもっている人が購入できるとのことで、自分はWindows98を持っているのでこれを購入した。もちろん値段も安かったし。。。。

 さて、どのような形でインストールするのが最良か?、今のPCのOS構成はSystemCommanderを使ってWin95、Win98を2つ、さらにWin2000とマルチブート構成にしている。
 しかし、つい最近M/BとCPUの交換を行い、その時はOSの再インストールはせず以前のままのものを使っている(というか、2000以外はまともに動かない。)のでこれを機会に全てインストールし直す! と言うことで入れ替えを行うことに決定。

WindowsMe期間限定アップグレード版  さて、早速パッケージを開けてみる。 Windows2000は結構派手なCD-ROMだったが今度はどうなのか? ちょっと期待しながらパッケージを開けてみた。
 お〜!!!、今度も鮮やか! 2000と同じで全面ホログラム、キラキラしていてとてもきれい。 しかし、きれいだからといってどうなんだ?・・・。
 CD-ROMの他には、「Windows Me クイックスタートガイド」と「お使いになる前に」という簡単な説明書、さらに「ユーザー登録依頼書」と「使用許諾契約書」。まあ、いつもと同じもの。
 大きく違うのは「期間限定特別パッケージ」なので起動ディスクが付属していないこと。 しかも、Windows2000はブート出来るCD-ROMだったのに今回のCD-ROMは直接ブート出来ないらしい。


【インストール】

 さて、それでは早速インストール。 だが、どうする?!。
 現在のパーティションは以下のように分けていて複数のOSが入っているものの、実際にはM/BとCPU交換後Windows98も95もは正常に動かず、いま使用できるのはWindows2000のみ。
 まあ、最初はお試しと言うことで先頭のWin98を消してそこへインストールしてみよう。
 どうせMBRは書き換えられて、ほかのOSは起動できなくなるだろうけど、時間があるときにゆっくり他のOSも併せてインストールし直せばいいか・・・・。
基本領域 拡張領域
Win98(1)
FAT32
Win98(2)
FAT32
Win95
FAT
Win2000
NTFS
Win2000
NTFS
空き
共通PG
FAT32

 アップグレード版は起動ディスクは付属してないので、アップグレードするOS(今回の場合はWin98/98SE)が正常に起動していてそこでCD-ROMをセットすると上書きインストールになるらしいが、お試しのインストールとは言ったもののWin98が動かないのでアップグレードではなくクリーンインストールするしかない。
 ということで、「アップグレード版を使用してクリーンインストールする。」ことにした。
 方法はMillenniumの説明書にも簡単な説明は出ていたが、以下のホームページのセットアップのところで紹介されている(アップグレード版だけで新規セットアップ)する方法を参考にインストールを行ってみた。
 http://homepage2.nifty.com/winfaq/wme/index.html

 用意したものは、Windows98のCD-ROMと起動ディスク(FD)、Windows98のCD-ROMはライセンスチェックのために必要、起動ディスクはハードディスクをフォーマットしてアップグレード版をセットアップするため無ければインストールできない。
 インストールは次のような手順で行った。
 (CD-ROM ドライブが E ドライブになっている。)
1.CD-ROM ドライブにアクセス可能な起動ディスクで PC を起動。
2.CD-ROM ドライブに Windows Me CD-ROM をセットし、アクセスできることを確認。
  A:\>dir E:
3.C ドライブに必要なデータが無いことを確認後、フォーマット実行。
  A:\>format C: /q /u
4.CD-ROM ドライブの Win9x ディレクトリー以下をハードディスクにコピーする。
  A:\>md C:\Win9x
  A:\>copy E:\Win9x\*.* C:\Win9x
5.ハードディスク上にコピーされた Win9x ディレクトリに移動する。
  A:\>C:
  C:\>cd Win9x
6.セットアップを実行する。
  C:\Win9x>setup /is /im
7.通常の Windows Me セットアップが開始される。
  ライセンスチェックではWin98のCD-ROMをセットしドライブを指定することで確認される。


セットアップ画面

 インストール自体は非常に簡単〜♪。
 作業開始直後にライセンスチェックのためのCD-ROMのセット、プロダクトIDの入力、インストール先ディレクトリの指定を行うだけで、他にはなにもする事はなく黙ってみているだけ。 あとは自動的にインストール作業が進む。
 約1時間かかって無事インストール完了。
 WindowsMeが一番先頭になり、下のような構成になった。うむうむ。


基本領域 拡張領域
WindowsMe
FAT32
Win98(2)
FAT32
Win95
FAT
Win2000
NTFS
Win2000
NTFS
空き
共通PG
FAT32


【Millennium起動】

 セットアップも無事終わりWindowsMilleniumスタート。
 Windows95/98/2000とはまた一風変わった起動画面(「さわやか」と言うか「華奢」と言うか・・)が出て、WindowsMeはとりあえず正常に動いているようだ!
 しかしビデオカードがまともに認識されないので640*480の画面しか出ない。まず、最初にすることはビデオカードのドライバをインストール。
 カノープスでSPECTRA用の最新ドライバが更新された旨のメールが来ていたので早速ホームページからドライバをダウンロードしそれをインストール。
  Millenium Desktop

 ドライバも正常にインストール完了。デスクトップが表示される。

 無事に大きな画面が使えるようになった。
 ちょっと見ただけではWindows2000Professionalとそっくり。
 ほとんど同じ様なアイコンが並んでいる。
 ひとつだけ大きく違うのは、蝶々の様な形のMSNのアイコンのみ。
 (このアイコンは今まで見たことが無かった。)

 次にNICが正しく認識されず不明なデバイスになってしまっているのでこれも更新。 これはWIN98でも2000でも同じで、メーカーが不明なためNICに載っているコントロールチップの型番(VIA VT86C100A)と同じものをハードウェアのプロパティから更新することで動かしている。
 今回も同じ手順でドライバを更新したら、プロパティでも「正常に動作しています。」
 そのはかのデバイスの多くがWindowsMe標準ではドライバーが入っていないらしく、何か違うものがインストールされてしまっているものもある。
 このあたりはWindows2000の方が標準でOSに入れてあるドライバの数が違うのか、遙かにちゃんと、と言うか強引に、ドライバをインストールしてくれるようだ。
 不明なデバイス

 デバイスマネージャを見てみると、まだいくつか不明なデバイスがある。
 InputController、MassStrageController、MultimediaAudioDeviceの3つが残っている。
 サウンドカードとATA100のRAIDコントローラーがうまく認識されていない。
 RAIDコントローラーはM/B付属のドライバーを入れてないのでまあ仕方がないとしても、SoundblasterLive!Valueはどうしてうまく認識されないんだろう。当然音も鳴らない。2000では標準で入っていたような気がするがMeでも標準で入れておいて欲しいがそうも行かないものなのか?


 IRQの割り振りを見てみると、これは以前のWindows98や2000よりうまい具合に分散されているような気がする。
 Windows98/2000では、もっと1ヶ所に集まっていて気持ちが悪かったが・・・
 あ、そうか、不明なデバイスになっているからまだIRQがあいているのか!、・・・ということはちゃんとドライバをインストールするとみんな大集合してしまうのかな??


【ベンチマーク】

 とりあえずお試しインストールと言うことで、いくつか問題のあるデバイスもあるがそれはいいとして、いつものお決まりのベンチマークを実行。
 いずれは正式に対応したドライバーを集めてきちんとインストールしなければならないが・・・
 実行した結果は次のとおり。  雑誌などの特集ではグラフィック関係などが機能強化され3Dなんかもよくなっているとか見たような気がするが・・・。
 前回M/B&CPU交換直後の、インストールし直していないままのWindows2000と、今回再インストールした2000、それに新規にインストールしたMillennium、とを比較してみた。
 Windows2000については、再インストールしたものの方が少しずつではあるがやはりいい値が出ているようだ。と、思ったら一部変なのがある。 Finalrealityなんかは再インストールしない2000のほうがいい値のものもあるが何故だろう?
   しかしMillenniumは・・・グラフィックなどは少しはいい値が出ているようだがメモリーに関係するようなところは2000の方がいい数字が出ているものもある。・・・あまり大したことないのか??? 
 う〜ん・・・なんか、一定の法則みたいなものはないか? よく分からない。。。。

FinalReality
OS CPU Visual
appearance
Overall
3D
Overall
2D
Overall
bus rate
OVERALL
SCORE
2000 Duron 700 100 4.655 5.703 4.882 5.004
2000 Duron 700 100 4.482 5.672 5.028 4.921
Millenium Duron 700 100 4.529 5.963 2.472 4.651

DOS/V POWER REPORT BENCH 800*600*16
OS CPU ALL CPU GRAP DISK CD-ROM THREAD D3D
2000 Duron 700 1982 2375 4063 314 286 2136 743
2000 Duron 700 2098 2319 4450 307 293 2555 602
Millenium Duron 700 2195 2393 6389 701 295 1088 603

HDBENCH 1024*768*16
OS CPU ALL 浮動 整数 矩形 TEXT Scrl DD Read Write Memo
2000 Duron 700 14127 30936 36341 32593 14577 27593 493 37 13818 8448 20565
2000 Duron 700 15704 37560 44134 34156 15236 29306 483 37 13027 11817 20774
Millenium Duron 700 20533 28288 34166 56743 28777 57730 990 59 12299 13508 19332

【ちょっとだけ使ってみた感想】

 とりあえずは正常に動いているようだが、感覚としては「???」という感じ。
 エクスプローラを開いてみて気がついたことが1点。何故かディレクトリやファイル名が全て大文字・・・全部が全部では無い!?・・・なんか異様な感じがする。 ホームページをアップする時などよほど気を付けないとな〜・・・もしかして表示だけ?、実体も大文字?・・??

 ムービーメーカーとか新機能を搭載し、ゲームも種類が増えてオンラインで対戦するようなのも有るようだけど、いまの自分が使う限りはいらないものばかり。
 エクスプローラでディレクトリを選ぶと画像ファイルなどは、自動的にサムネイル表示をしてくれるとか機能が強化されているとのことだが、これなんかも自分ではいらない機能だな〜、いきなりサムネイル表示されては困るようなファイルを入れている人だっているんじゃないのか?
 他には特に目新しいところは無いようだし、かえって動作が重くなっているような感じさえ受ける。

 強いて言うなら雑誌の記事などで紹介されている、システムが不安定になった時に以前の正常だった時の状態に戻せる「システムの復元機能」が、結構よさそうかな? と言ったところか!(まだ使って見てないので実際にはどうなのかは不明だが・・)
 これなら雑誌の付録のソフトなどを使った後、「アンインストールしても完全には消しきれないでゴミが残ってしまう。」という問題も解消され、安心してお試しソフトをインストールして見ることが出来る。のが最大の目玉か?
 いまのところはインストールしたばかりで詳しいところは分からないが、今後しばらく使ってみて
 
こんなすばらしい機能が有ったのか! と言うようなものが有れば嬉しいけどな〜。。


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