PC日記(CPU交換 AMD Athlon 1.2G)

PC日記(CPU交換 AMD Athlon 1.2G)

2001/09/01

 遅ればせながらギガヘルツの領域へ・・・。
 ちょっと前にビデオキャプチャーカードを導入し、テレビを見たりゲーム画面を出したりしていたが、Duron700ではやはりCPUクロック的に苦しく、最高画質で録画できないとかいまいち画面の動きになめらかさが無いとか粗が目立ってきてしまった。
 それ以外のワープロなど一般的な事務ソフトについてはまったく問題ないのでしばらくは我慢していたが、このDuron700も昨年のやはり9月頃に交換したものなので1年近くたているし、最近はCPUの値段もぐんぐん安くなってきているためここは一番奮発してCPUを交換することにした。
 しかし、いざ購入と言うことでAthlon最速を購入しようと思いネットで値段とかいろいろ調べた結果、まだまだ高クロック版は値段が高くちょっと足踏み。 結局一番値頃感が強い1.2Gを購入することとなった。

AMD Athlon1.2GHz (266)
 購入したのはAMD Athlon 1.2G (266)
 定格はFSB133×9倍で1200MHzの品
 いま使っているM/BはABIT KT7-RAIDなので、正式には133MHzはサポートされていないものだが、今後のことを考えると133だ!と勝手に決めつけてしまった。
 決めつけたのはいいが、正式サポート外の使用を前提にしているので動かなかったときの保証もないし(ま、バルクだから元々メーカー保証無しか!)、その場合はM/B交換か。

Duron700とAthlon1.2GHz
 いままで使用していたDuron700(左)と今回のAthlon1.2G(右)
 一見まったく同じように見える。 ダイにかかれた文字を見ないとどっちがどっちか区別が付かないくらい。 ややAthlonの方がダイが大きいか!!

オーバークロック用のシール
 FSB133を購入すると決めたものの、もし動かなかったらどうしよう?などと考えた末、「定格133*9でダメなら100×いくつか」で動かそう、たぶんそれなら動くだろう!、ということで、念のため倍率変更が出来るようにL1をクローズする「クロックアップシール」も購入してきた。
 結局L1クローズ品だったのでこのシールは使わずにすんでしまったが、まあ、先々何かに使えるだろう。。。

M/Bごとケースから取り出して作業
 さて、作業開始。まずはマザーボードをベースごとケースから取り出す。
 こうしないとさすがにタワー型ケースといえども、とてもではないがCPU交換作業は出来そうもない。
 しかも、電源ケーブルやらなにやらケーブル類がごちゃごちゃ、それをはずすことで一苦労、やっとケースから引っ張り出し、今度はCPUクーラーをはずす。これがまた、がっちりついているのでこっちでもまた一苦労、ペンチで取り付け金具を押さえて、ドライバーでこじってやっと取り外すことが出来た。

CPUを取り付けた状態
 なんとかクーラーもはずし、早速CPUを載せてみる。 ・・・見た目はまったく変わり映えせず。。。。
 ま、自分が知ってれば良いか。。
 M/Bベースをケースに押し込み、各ケーブルを接続! 実際にはこのあたりがもっとも時間がかかったところだが、これについては省略。
 早速モニターをつないで電源を入れてみる。BIOSは正常に起動した。
 当たり前か、何も変えてないから最初は100*7で動くんだから。

CPU定格での設定
 まず、定格の133*9へ設定、もともとFSB100対応のM/Bなのでデフォルトでは133の項目が無く、UserDefineで倍率を9倍、FSBを133にあわせる。 PCIが44MHzと言うのが気になるが、まあ、とりあえずやってみる。 BIOSをセーブして再起動。やはりというか何というか、BIOS画面も何も現れずむなしくファンの音が響くだけ。M/Bが正式に対応してない設定ではダメでした。

FSB100 * 12倍で・・・
 まあ、予想していた事態なので(悔しいけど)パニックにはならなかったが、なんにしても起動できなければCPUが悪いのかどうかも判らない、出来るかどうか判らないがとりあえずFSBを100、倍率12倍の1200MHzにあわせて起動してみた。
 ・・・なんと、あっけないほどあっさり起動し、BIOSの画面も何事も無かったかのように当たり前に出てきた。
 う〜ん、、、定格では無いもののとりあえず1.2GHzで動いているようだ。 でも、これも本来の使用法ではないので保証対象外の使用になってしまうのだろうか?

BIOSで温度などを見る
 とりあえずBIOSまでは起動できたのでそのまましばらく様子見。
 CPUファンの取り付けがうまくできていないとあっという間に高温になると言うことらしいが、Duronの時とさほど変わらない温度を示しているので大丈夫そうだ。
 よ〜し、ではOS起動。

WCPUIDで動作状況の確認
 WINDOWSも問題なく起動。 早速WCPUIDでCPU動作状態の確認。
 定格?というか何というか、とりあえず予定どおり100*12で動作はしているようだ。
 う〜ん、とうなってばかり。。。。どうなんだ、良いのか悪いのか。
 CPUが生きていることは判ったが、正しく生きているか正しくないかが判定できない。(なんか日本語が変か?)
 ま、なんにせよ、やった!、これでめでたくギガヘルツ!

スーパーπ実行
 気を取り直して、スーパーπを実行してみる。
 以前700や950で試してみたときの104万桁の時間は、それぞれ3分13秒と2分43秒だったのが、今回の1.2Gで2分25秒、そんなもんなのかな?
 それなりの値が出ているようだし、まともに動いているようなのでこれは良しとしよう。

ハードウェアモニターで確認
 一応一通りの(まさに1とおりしか試してない・・・)動作確認が済んだのでM/Bの付録としてついてきたハードウェアモニターも見てみる。
 スーパーπ実行中はやはり50度を超えてかなり高温になるようだが、終わればすぐに45度前後まで降下しそこで安定しているようなのでファンの取り付けも問題なさそうだ。 ちょっと以前に比べて少し高めなのが気になるところだが、クロックも上がっているのでしかたない、、これから涼しい季節になるからちょうど良いかも知れない。 様子を見ることにしよう。
 あとは、ファイナルリアリティーとか3DMark2000とかある程度重そうなベンチを走らせて様子を見ていくことにしよう。


 さて、取り付けも終わり簡単な動作確認も済み、一応は正常に稼働しているように見受けられたが、ここで一つ落とし穴が待っていた。
 ・・・・USB接続のスマートメディアリーダー/ライターとUSBマウスがうまく動かない。 起動自体はうまくできるが、スマートメディアリーダーを使って画像を読み込もうとすると必ず固まってしまう。
 前面のUSBハブにつないだマウスもおかしい。最初は良いのに少し使っているとやはり固まってしまい何も動かせなくなる。 PS/Sマウスは問題なく正常に動いているようなのでやはりこれはUSB関連の問題なんだろう。
 しかしどうして??? CPUを交換しただけなのに、なんで???
 Athlonは電力の大食らいという話をよく聞くが今までのDuronも1.75Vの3.3Vと同じ設定だし、電源もAMD推奨電源とされているのでAthlon対応だろうと、気にしていなかったが甘かったか?
 ま、ぼちぼちと原因追及を行おう。 ・・・・・・・・・・・・・・
 ちなみに、電源にかかれている表示はこのようになっているので十分は容量を確保していると思われるが。

+3.3V+5V+12V-5V-12V+5Vsb
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