ある女子高校生の発言

いったい誰がこんな事を?


私は今、高校1年生の都内の私立校に通う女の子です。 今回の神戸小学生殺人事件について一言意見をのべたくてペンを取りました。 今、私は15歳ですが1年前までは今回つかまった東真一郎君のような同じ気持ちでした。 学校にも行きたくなくなって休みがちになり、 ついにはストレスが重なって入院してしまうまでになってしまいました。 今回の事件でつかまった東君の気持ちはわかるという友達もまわりには多くいます。 人を殺した、というのはもちろんいけないことだと思います。 けど、そこまでにおいつめられてしまったというのは、 やっぱりまわりの大人(先生)にも大きな問題があると思います。 私も去年1年間、中学3年生という期間を通してやっぱりかんじたのは高校 進学のことなどいろいろな悩みや、毎日、同じことのくりかえしなどで将来に不安を感じたりしました。 今回の事件のニュースなどを見てうちの両親は「この子は(東君)おかしい(頭が)」と言います。 このニュースを知った大人達の中にもそういう風に思っている人もいるかもしれませんが、 それは違います。この今の社会にもまれ育ってきたからには誰もが経験する悩みや 思いを持ってそれらの思いがさらに、大人達により、もっと、エスカレートしてしまい 行動に移してしまっただけ、といっては被害にあった家族の方々に失礼と思いますが、 私はそう思うのです。 事実、今回の事件がなければ(犯人が中学生ということ)大人達(先生や両親など)、そしてマスコミだって私たちの子供の苦しさや悩みはわかって なかったはずだし、マスコミもこのような特集を組んだり報道もしなかったと思います。 やっぱり、大人達は子供達の事はわかってなかっのではないだろうか。




最新改訂日時 1997年7月11日