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時事フランス語(第33号)
(1998年11月14日発行)
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レベル:★★

今回も、する(faire)で言える表現を、具体的な動詞で言い換える練習をしましょう。いつ
ものように候補となる動詞を下に掲げてあります。

011. faire un effort immense, c'est ( ) un effort immense.
012. faire une intrigue, c'est ( ) une intrigue.
013. faire beacoup d'argent, c'est ( ) beaucoup d'argent.
014. faire des reproches a quelqu'un., c'est ( ) des reproches a
quelqu'un.
015. faire une active propaganda, c'est ( ) une active propaganda.
016. faire une question, c'est ( ) une question.
017. faire connaissance avec quelqu'un, c'est ( ) connaissance avec
quelqu'un.
018. faire quelques changement a un systeme, c'est ( ) quelques
changement a un systeme.
019. faire une faute, c'est ( ) une faute.
020. faire des combats, c'est ( ) des combats..

poser, nouer, livrer, fournir, commettre, amasser, apporter, mener,
adresser, lier

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山本さんからお便りをいただきました。

>はじめまして、山本と申します。
>いつも時事フランス語で勉強させていただいております。
>しかしながら、アクセント記号なしの単語のアクセント記
>号をいちいち調べるほどの余力が無く、いつも手抜きで読
>んでしまいます。正直申し上げてアクセント記号があろう
>がなかろうが、私のフランス語のレベルでは、大同小異な
>のですが、やはりあったほうが勉強になります。
>
>さて、そこで質問です。フランス語のアクセント記号を、
>欧州仕様のPCを使わずして表現する方法はあるのでしょう
>か?例えば、私が勝手に使うとするならば、
>federal = fe<de<ral
>pres = pre>s
>naive = nai:ve
>francais = franc*ais
>patisserie = pa^tisserie
>などです。普段文章ではあまり使わない国際的な記号を
>代用するものです。
>
>もちろん、私のPCで仏語のアクセント記号を打ち出したり
>HPで読んだりはできるのですが、時として、特にメールで、
>一度日本語フォントに変換された記号が元に戻らなくなり
>ます。ドイツ語のウムラウトも同様です。
>
>私は友人とドイツ語のウムラウトをメールでやり取りする
>時には、正統派ae、oe、ueより、むしろ、雰囲気が出る
>ような気がします自己流のa:、o:、u:を使います。
>
>寺田様の「仏語における代用アクセント記号」についての
>ご意見が少々でも伺えれば幸甚に存じます。
>何卒よろしくお願い申し上げます。
>                山本和貴(在スイス)

山本さん、こんにちは
なるほどアクサンと記号の問題は、まだしばらくは解決できないようですね。特殊なファ
イルではなく、メールなどのプレーン・テキストでも日本語とフランス語などの文字を併用
できるのが理想ですし、いずれはそうなるはずです。でもここ数年は、なんとか工夫が必
要ですね。
アクサンや記号はなくても理解できることも多いのですが(文字化けするよりはましです
ので)、やはりないと不便。しかしのmaisととうもろこしのmaisはアクサンなしで
はどちらもmaisですものね(ある読者の方がメールで嘆いておられました)。
残念ながらこの代用の表記法として確立しているものはどうもないようです。互いに約束
として決めて使うしかないようです。山本さんの決まりごとも、とてもよく工夫されていま
すね。
ただ今回は、フランス語ネットワークのMLで統一的な使用法として使われている表記方
法をご紹介します。なかなか直感的なわかりいい表記方法なので、読者の方もぜひお
使いください。ララさんという方が作られた表記法なのでララさん方式と呼んでください
ね。

[ララさん方式によるアクサン表記の規則]

●アクサンの書き方
a. accent aigu [アクサンテーギュ]
e' = e + accent aigu
b. accent grave [アクサン グらーヴ]
e` = e + accent grave
c. accent circonflexe [アクサン シルコンフレックス]
e^ = e + accent circonflexe

●c ce'dille [セ セディーユ]の書き方
c_

●tre'ma [トれマ]の書き方
e¨ = e + tre'ma


形とか位置にもとの記号との関連性があって、わかりやすいし、記号はその文字の後に
書くというルールが統一的に守られていますね。
山本さんの例は次のように表記することになりますね。
>federal = fe<de<ral fe'de'ral
>pres = pre>s pre`s
>naive = nai:ve nai¨ve
>francais = franc*ais franc_ais
>patisserie = pa^tisserie pa^tisserie

最後のpa^tisserieだけは一致しましたね。どちらがいいというのではなく、どちらでも
互いの約束で決めればいいのです。トレマは山本方式にも捨て難いところがありますが、
noe¨lのように長音にならない場合があることから、形に素直に従うのも一つの方法か
と思います。mai¨sなら、maisとの違いは一目瞭然。セディーユは下につくので、ララさ
ん方式の方がわかりやすいかも。いろいろ工夫してみて、ご自分の方式を作ってみられ
ては。
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リッチテキスト・ファイルについて。
ホームページには、このメールがRTFファイルでリンクされています。
このファイルは、WindowsをOSにしておられる方なら、だれでもアクサンつきで読む
ことができるはずです。
「スタート」から「プログラム」を選んで、「アクセサリ」を選択すると、その中にワードパッ
ドのプログラムがあるはずです。ファイルをダウンロードした後で、開くのところでファ
イルの種類をリッチテキスト形式(.rtf)にしてください。するとダウンロードしたファイル
が文字化けなしに開けるはずです。
ぜひアクサンつきの文をお読みください。


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寺田 駿 official:terra@cyberdude.com
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