1997年12月から今も続く冒険

American flag

ボルチモア冒険記
〜その1〜


「けったいな免許取得講習」

先週車の免許を取るために、アルコールアンドドラッグ教育コースってのに参加してきました。最後にペーパーテストがあってこれに通らないと免許がとれないと言うことで最初っから気合い入れて聞こうと思いました。

参加者は黒人の中年っぽい女の人が二人、黒人のにいちゃん一人、白人のちょっといっちゃってるっぽいおばちゃんが一人でした。黒人のおばちゃんが先生で、アルコールと麻薬がいかに家庭を破壊するかということを具体例を挙げながら説明していきます。そして、いかにタフラブ(tough love)が家庭に必要かということを説明します。
なんのこっちゃ、これは何の授業じゃって思いながらもテストがあるからとじっと聞いていました。
その時黒人のにいちゃんが、
「あんたの言うことには賛成できない。おれの妻はジャンキーだ。」
と。
それからそのにいちゃんと先生の議論が延々と続く中、白人のいっちゃってるっぽいおばさんが、
「私のルームメートはアルコール中毒で仕事も首になって・・・」
って話し出す。

その後はずっと、どうやって薬物中毒やアルコール中毒の家族を救うかという議論が続いて授業は中断され続けた。
なんなんこの国はぁ・・・ぼくはあっけにとられて聞いていたが、何を言っているのかはあまりわからない。
そんなわけで最後の30分くらい、超早口で授業は進んで、えっえっえっ、何言ってるかぜんぜんわかんないんすけどぅ・・ってことで、さぁテストってことになった。
な、な、何これ・・わからん・・・
麻薬の種類とか、その効果とか・・しらんがなそんなもん。
「あのぅ・・こんなん知らんのですけど・・」
「このテストの内容は全部話しました。」
取りあえず全部埋めて提出すると7割程しか合ってなかった。合格は8割。
「残念ね、2日後にまた受けてちょーだい」
がびーん、ちょっと待ってーな。

またこの変な授業3時間も受けなあかんの?
それだけは勘弁して。めっちゃ忙しい中時間をさいて来てるんだからぁ・・
それに納得行かない答えが2、3あった。
「これはあってるんじゃないの、だってこれはこれで・・」
と反論しまくってごねまくる。
「私が作ったテストじゃない、私は問題が間違ってるかどうかなんて知らない」
「だってだって」
ごねまくる。
「じゃぁこの単語はどういう意味なの?」とにかくごねる。
「わかったわかった、もう1回やっていいから」
オッケー、ラッキー、今度は先ほど間違ったところの回答を変えて提出して、ようやく合格。
はぁ、よかったぁ・・
「あんた何人?」
地球人て答えようかと思ったけど、いちおう
「日本人っす」。
その後、あんた何やってるの?とかいろいろ聞かれた。
なんにせよ、よかった。

しかしこんな授業をしなければならないなんて、アメリカって国はぁ・・・と、複雑な気分で研究所に帰った。



学んだこと:
1.アメリカ人は何言ってるかわからない。
2.ちゃんと勉強しないとテストには受からない。
3.対策:免許のテキストをちゃんと読んで勉強する。

こんな感じっす。


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