マスコミ関係者の中には「日コン連の山本さんは物知りだ」「日コン連の山本さんは頼りになる」と思っている向きがあるかも知れない。
しかしそれはとんでもない間違いだ。山本隆雄は一介の情報ブローカーにすぎない。情報を右から左へ、上から下へ流しているだけだ。しかも、巧妙な方法でマスコミを操り、自らの売名と金儲けに利用している。そして山本に近づいたマスコミは、知らず知らずのうちに山本の計略に巻き込まれ、ついには報道機関としての良心までも売り渡してしまうのだ。
すでに、大手マスコミのほとんどは山本隆雄の情報を信用しなくなっている。しかし、かつて山本の悪事に手を貸したマスコミの罪は消えない。ネットワークの世界でその醜態は永久にさらされ続けることになるだろう。以下順を追って、山本隆雄がいかにしてマスコミを手なずけ、悪事に荷担させてきたかを見ていくことにしよう。
山本隆雄の特技は、マスコミ関係者とすぐに意気投合してしまうことだ。これは山本の天賦の才能といってよいかも知れない。いったん仲良くなれば、マスコミの人間というものはよくしゃべる。そして酒の席などでついつい、取材で知った秘密や社内の秘密を山本に話してしまう。山本はその瞬間を虎視眈々と狙っていて、すぐさま自らの利益のために利用しようとするのだ。
こんなログがある。
|
084 [95/11/17 11:00] HCE02756 しばさまへ／のりびーまん
しばさまからの依頼とおり、新聞記者から警察情報仕入れるように努力します。 《以下略》 |
|
118 [95/11/18 21:01] HCE02756 のりびーまんからしばさん他にマルチレス 《中略》
あの時も、共同通信の府警ＢＯＸ担当や産経新聞府警ＢＯＸ担当から、マハーポーシャの摘発については、事前に、ウチに情報が入っていました。 |
このログは、「しば」と名乗る有名なネットワーカーがNIFTY-Serveに開設していた「あやしいわーるど」という掲示板のものだ。このころ「しば」に対しては、あるネットワーク犯罪の犯人ではないかという疑惑が取り沙汰されていた。そのため、山本（「のりびーまん」は山本のハンドルネーム）がマスコミ関係者を通じて捜査情報を集め、「しば」に提供していたことがわかる。山本はこの頃「しば」から、あとで詳述する「不謹慎ゲーム」の提供を受けており、その見返りと言う意味合いがあったようだ。2番目のログは単なる山本の自慢話にも思えるが、これもあとで触れる山本とオウム真理教（アレフ）との関わりの中で重要な意味を持ってくる。
こうした情報漏洩が記者に対する背信行為であることは、山本も十分承知している。それは次のログを見れば明らかだ。しかし、捜査情報のようなデリケートな情報を山本に教えた記者の責任がそれで軽くなるわけではない。
|
071 [95/11/16 22:10] HCE02756 しばさん教えてくださいな。のりびーまん 《中略》
とくにみなさま、ネタを下さい。
ネタくれ、ネタくれ、、、 |
こうした捜査情報の漏洩は枚挙にいとまがない。なかでもとりわけ悪質なのは、NIFTY-Serveに掲載された次のような記事だろう。山名健二という名前で書かれているが、これは山本がNIFTY-Serveからアクセス禁止処分を受けたため、他人のアカウントを不正使用して書いていたからであり、第三者的な表現はしていても、まぎれもなく山本自身の発言である。山本はこの捜査情報を、在阪テレビ局の記者から聞いたと、別の場で発言している。
|
*** PEH04516 6/10 ***
日コン連には、毎日、多くのマスコミが訪れたり、電話がかかってくる。 《中略》 のりびーまん２号 |
警察の捜査情報ばかりでなく公安情報についても、山本はマスコミから情報やアドバイスを受けている。
|
94 GEH03546 7/01 172 赤城浩司様へ公安は恐ろしい／日コンの山本 |
山本はこうやって手に入れた情報を「あやしいわーるど」のようなアングラ掲示板で得意気に披露する場合もあれば、記者クラブに属さない週刊誌のライターに売り込むこともある。しかも、記者からの情報漏洩は警察の捜査情報にとどまらない。マスコミ社内のプライベートな情報も山本によってたれ流しされているのだ。
日コン連によるマスコミ社内情報の漏洩といえば、「ごえんや事件」がネットワーカーの間で語り草になっている。
下に掲げるのは、山本隆雄が運営していた「ケーブルネット」（当時の名称は「いてこましネット」）のログである。個人情報を含んでいるが、すでにインターネット上で広範囲に流されているため、原文のまま掲載する。
|
Message # 166 is from: ITE0002 のりびーまん
今日も、某週刊誌の記者とお昼一緒に食べていたのだけど、その中で、日コン連が、ハッカーからいわれていることについて、しゃべっていたら、どこでも、日コン連とは、比べものにならないほど、企業から、お布施があるそうで。 毎日新聞の某編集局次長なんか、８５００万円の家・一軒・お布施として、某企業からもらったという有名な話もききました。 |
もちろん山本は自分の情報通ぶりを自慢しようとしてこの記事を出したのだろうが、掲示板を読んだマスコミ関係者の指摘で直後に記事を削除している。しかし、ログは某氏によって記録され、いまもインターネット上で転載が繰り返されている。
|
Message # 229 is from: ITE0002 のりびーまん
某マスコミの人が、見ていて、１６６と１６７はやばいといっていたので削除しました。
ＰＳ．この掲示も、しばらくすると消します。証拠隠滅の為。お願いします。 いてこましネットでの掲示が原因で、日コン連の名前が、某新聞にのらなくなったらいやなので。 |
この情報の真偽は現在まで確認されていない。毎日新聞の神谷周孝編集局次長（当時）はその後も社内で順調に出世しているし、山本もこれ以後毎日新聞にたびたび登場していることからすると、どうやら毎日新聞はこんなうわさ話を公開の場でされているとは夢にも思わなかったらしい。
こうしたマスコミ社内の暴露話を山本は公開の場にしばしば掲載している。代表的なものをいくつか並べてみよう。まず最初は、上のログで山本隆雄（のりびーまん）が「やばい」と言って削除した167を再録する。
|
essage # 167 is from: ITE0002 のりびーまん
先日、日コン連担当記者の親睦会があり、その中に、女性記者かえちゃんがいた。初対面の府警担当ベテラン記者が、かえちゃんに、深夜の取材、たいへんでしょうという話になった。かえちゃんは、かばんの中に、もしもの時の護身具をいれているという話になった。逆に、府警担当の女性記者は、たいていおかされちゃうとよくきくという話になった。府警担当の記者は、警察官の悪いくせで、夜回りに来ることを自分に対する好意と勝手に判断。女性記者に手を出してしまうんで巣と解説していた。 |
ここに登場する「竹村のおばはん」とは後に堺支局長となった人物のようで、O-157騒動の際に色仕掛けで取材したなどと、山本に散々書かれている。おそらく記事に「日コン連」の名前を出さなかったか、取材協力費を払わなかったかして山本の恨みを買ったのだろうが、気の毒な限りである。こうした女性記者に対する性的な内容のうわさ話は枚挙にいとまがない。
|
Message # 84 is from: @@@@@@@@ @@@@@@@@
昨日、インターネット犯罪関係のＮＨＫのロケが、インターネットケーブルでありました． ところで、いつも電話でしゃべっていた女性ディレクターをはじめてみましたが、べっぴんさんで、しかもナイスバディをしていました．この女性ディレクターを口説いて、ＡＶに出演させるとめちゃもうかるのになぁと思えたが、そんな事を言い出す雰囲気をあたえない女性でした．ＮＨＫって、女性が多いけど、たいてい東大出身ときている． 日コン連に何度が電話がかかってきた林まりよって、めちゃかわいいとききます．テレビ大阪のとらお君に夜と、ろりろりとしている．毎日放送の新納さんによるとめちゃ美人とか．いずれにしても、猛烈に評判が高い．それに対して、産経新聞のひろこちゃんは、とらお君によるとゲテモノ．週刊文春（以前は日刊ゲンダイ）の香枝ちゃんは、今西さんの話によると一反木綿（げげげの鬼太郎）とか． お色気を武器に、編集委員まで登りつめた読売新聞の竹村のおばはんについては、私は、美人だと思いますが、新納さんは、タイプじゃないとか． 《出典：いてこましネット》 |
この他にも、マスコミ内部の不謹慎なうわさ話を山本は数限りなく出している。もうひとつだけ転載しておこう。山本は『日本経済新聞』には全く相手にされていないため、こういう形で嫌がらせをしたものと思われる。
|
274 名前： えむびーまん 投稿日： 2001/01/23(火) 12:11
大阪のマスコミでは有名な話ですが、１０年ほど前、うちが、ＮＥＣのノート型パソコンの欠陥を発見。マスコミ発表しようとして、ニュース予告のＦＡＸを流した事があって、その日のうちに、東京からＮＥＣの幹部が来て、すし屋で接待を受け、タクシー代金１万円を受け取りました。そして、発表を取りやめざる得なくなりました。 その事が明らかになって、日コン連の出入り記者に教えると、日経新聞は、最低だとめいめいにいっていました。マスコミは、寄せられた情報を目的外に使用するという事は、絶対にしてはいけないそうで、日経新聞は、最低限のモラルも持ちあわせない最低のマスコミだとののしっていました。 《出典：２ちゃんねる掲示板》 |
「えむびーまん」は言うまでもなく山本隆雄のハンドルネームだ。ここ2年ほど山本はこのハンドルネームを好んで使っている。興味がある方はgoogleなどの検索サイトで「えむびーまん」をキーワードにして検索されたい。驚くほどの不謹慎な発言が見つかるはずだ。もちろん偽者も混じっているが、山本独特の文体と内容で簡単に見分けがつくだろう。
山本によるマスコミ社内情報漏洩はごく最近も続いている。下の発言は人権侵害という以外表現のしようがないものだ。さすがにここでは一部を伏せ字にして置くが、伏せ字部分を関係者が読めば、一目で記者が特定できるようになっている。ちなみにタイトルの「精神病患者はまともです」は、直前に山本が行った精神障害者を中傷する発言への言い訳のつもりらしい。
精神病患者はまともです。 えむびーまん 06/24(日) 21:35:15実は、日コン連出入りの某記者も、３ヶ月精神病院に入院していました。 《出典：日コン連ハッカー伝言板》 |
上に掲げたのは、山本隆雄による捜査情報・社内情報漏洩のほんの一例に過ぎない。実名でうわさ話を公開された方々には気の毒としか言いようがないが、発言の責任はすべて山本と彼を信用して情報を漏らした記者達にある。
次は、山本隆雄の妄想癖について見てみよう。
山本隆雄が「地震予知」に手を染めたのは、1998年の秋頃と言われている。この頃までには、かつて日コン連にたむろしていた優秀なハッカー達は、山本の自己中心的な考えに嫌気がさしてあらかた去ってしまい、それまでのようにウィルス騒動や「不謹慎ゲーム」騒動（これらについては後述する）のような、ある程度の技術を必要とする売名行為ができなくなっていた。そこで、コンピュータにはまったくの素人である山本が次に考え出したのは、技術のいらない「地震予知」だった。
地震予知といっても科学的な裏付けがあるわけではない。観天望気で「地震雲」を見つけ、「地震が起こるぞ」と予知（予言？）するだけのことだ。山本は一時期毎日のように「地震雲」に基づく「警報」を出していた。地震列島日本では、毎日のようにどこかで地震が起きているから、山本が自慢する「的中率100％」も当然のことだ。
地震妄想最盛期の日コン連ホームページを再現しておこう。
日本コンピュータクラブ連盟の 「本物」のホームページへようこそ |
「この地震警報は、あくまで日コン連のメンバーに対して行なっているもので、一般の人に対しておこなっているものではありません」という注意書きは、各方面からの批判を受けて書き加えたものだ。実際には山本は、自らあちこちの掲示板に同じ内容を書きまくっている。こんな具合だ。
|
１月１８日・平成関東大震災発生？ 投稿者：えむびーまん 投稿日：01月15日(金)03時32分54秒
１４日の朝、赤坂の全日空ホテルに泊っていたら、朝、６時ごろ目がさめ、 |
これは山本が1999年1月15日のテレビ朝日『スーパーJチャンネル』に出演のため上京した際の「あめぞう掲示板」への投稿だ。こんなインターネットの素人をわざわざ大阪から呼び寄せるテレビ朝日の見識が疑われるが、山本はこの機会をとらえて、関東大震災を「予知」している。言うまでもなくこの予知は外れている。
こうした何ら科学的根拠に基づかない「地震予知」は2年以上にわたって毎日のように繰り返された。あまりの妄想ぶりにさすがのマスコミもほとんど無視を決め込んでいたが、台湾大地震の際、たまたま香港に向かう機内から撮影した何の変哲もない空の写真を「地震雲」として某スポーツ新聞に売り込み、大々的に取り上げられた。山本はこのとき、台湾の被災者の苦しみをよそに大はしゃぎしていた。
山本の地震予知妄想にネットワークの誰もがうんざりし始めた頃、ひとつの転機が訪れた。霊能力者を自称する「ひょうたん良」との再会だ。2000年10月、「ひょうたん良」は山本が経営するゲームショップに占いコーナーを設け、週1回の出張鑑定を始めた。山本はさっそく「ひょうたん良」に地震予知をさせている。
|
超一流霊能力者による地震予知結果
〈出典：2ちゃんねる自然災害掲示板〉 |
山本はその後、園和子という占い師も仲間に加え、地震雲に加えて霊能力による「地震予知」に精力的に乗り出した。その一方で、2人の影響を受けてか、山本の発言もだんだんオカルトめいてくる。芸予地震に関する次の発言などは、因果応報説を持ち出して死者を冒涜している。
|
〈出典：２ちゃんねる自然災害掲示板〉 |
芸予地震の死者（実際には4名）を「日頃の行いがわるい」などと決めつけられては不幸にして亡くなった方も浮かばれまい。しかし、不謹慎発言の極めつけは何といってもこれだろう。
|
ひょうたん良先生から口止めされているけど えむびーまん 06/03(日) 11:09:39
〈出典：日コン連ハッカー伝言板〉 |
当然のごとくこの発言には非難が集中し、山本は直後に削除している。しかし、削除前の発言が別人によって再掲されると、山本は「岡山」と「金光教」の部分だけを伏せ字にした。「金光教に命を狙われる」と「ひょうたん良」に言われたからだそうだが、自分の発言がいかに不謹慎なものかということの本質には全く気付いていないようだ。
震災犠牲者を冒涜するような再三の発言は許せないが、地震予知程度ならば「妄想」として片づけることができなくもない。しかし2001年6月、山本は「霊能者」を信じるあまり、人間として決して許せない発言をしてしまった。
まず、次の2つのログを読んでいただきたい。いずれも大阪教育大学附属池田小学校で多数の児童が襲われ、児童8人が死亡した事件の直後に投稿されていて、山本隆雄の発言であることが最終的に確認されているものだ。
| 転載不可です。この掲示板だけに書きます。 | |
日時 6月8日(金)17時56分 名前 山本隆雄() 関連URL http://www.nichikon.co.jp/uranai.html
本日、大阪教育大附属池田小学校で、７人の児童が 〈出典：地震予知意見・情報交換の掲示板〉 |
〈出典：2ちゃんねる速報掲示板〉 |
「人が刺されるで。楽しみにしとき」「犯人を60万円で呪い殺してあげます」……人間性を疑わせるような山本のこれらの発言は、当然ネット参加者の激しい怒りを買い、大教大附属池田小学校の卒業生が作った掲示板をはじめ、主要な掲示板に転載された。前者の発言については直後に掲示板参加者から「いくらなんでもまずいでしょう」と不謹慎な内容をたしなめる掲示がされ、「楽しみにしとき」が「ニュースみとき」に改竄されたが、発言そのものを撤回して批判を甘んじて受ける意思は山本にはないようだ。その証拠に、事件から1週間経ってからも、性懲りもなく次のような宣伝掲示を行っている。
ひょうたん良・園和子先生による霊解説
〈出典：2ちゃんねるオカルト掲示板。赤字は編集者による〉 |
※事件の詳しい経過については、山本隆雄が自ら開設する「ハッカー伝言板」の6月上旬のログをご覧いただきたい。
山本隆雄の不謹慎な言動は、日頃の山本の言動に腹を立てていた有志の手によって国内の主要マスコミに一斉に伝えられた。にもかかわらず、一部のマスメディア（共同通信、時事通信、東京放送、産経新聞、東京スポーツ新聞）は数日後に山本が流した「池田小児童殺害ゲーム」の情報を、何の検証もせずに記事として流している。『産経新聞』の記事を転載しておこう。
|
悪質ゲームをネットで配布
大教大付小児童殺傷事件を模した「池田小児童殺害ゲーム」がインターネット上で配布されていることが十二日、日本コンピュータクラブ連盟（山本隆雄理事長）の調べでわかった。 〈2001年6月13日『産経新聞』30面〉 |
不謹慎な発言を繰り返している山本に「不謹慎」などとコメントさせるマスコミとはいったいどういう神経をしているのだろう。ちなみにこの「池田小児童殺害ゲーム」は前編と続編からなっていて、前編では容疑者になって何人の児童を殺せるかを競い、続編ではテレビレポーターになって児童にぶしつけな質問を浴びせ、PTSD児童を増やしながら視聴率を上げるというシナリオになっている。「不謹慎ゲーム」ではなくいささか度の過ぎたブラックユーモアなのだが、マスコミで報道されたのは前編のほうだけだった。
過去、山本隆雄は「不謹慎ゲーム」の発見者としてたびたびマスメディアに登場している。どうしていつも山本が「不謹慎ゲーム」を「発見」するのか、次のコーナーでそのカラクリを明らかにしていこう。
大きな事件・事故が起きるたびに、インターネット上にはそれを題材にした「不謹慎ゲーム」が出現する。内容は文字通り不謹慎なものからパロディ、ブラックユーモアに至るまで多種多様だが、マスコミに登場する「不謹慎ゲーム」はそのほとんどが山本隆雄が主宰する「日本コンピュータクラブ連盟」によって「発見」されている。
偶然にしてはあまりにも出来すぎたこの状況を疑うマスコミが少ないのは不思議というほかはない。実はこの驚異的な発見率にはカラクリがあって、山本が「発見」した「不謹慎ゲーム」の大半は、山本自身が募集したものなのだ。
「募集」にもいろいろある。山本が率先して「不謹慎ゲームをくれ」とアングラ掲示板に掲示をする場合もあれば、「不謹慎ゲームが出たら教えてくれ」と情報提供を求める場合もある。中には山本の依頼で作られたと思われるゲームすらある。最近はインターネットの「ボランティア」達も、手柄を独り占めする山本のやり口に閉口したのか、自発的に情報提供することは少なくなった。そのため山本は、事件・事故が起きるたびに「不謹慎ゲーム」が出そうな『2ちゃんねる掲示板』などを鵜の目鷹の目で探し回り、ゲームがアップロードされたとの投稿があるとすぐさま『日コン連ニュースメモ』なるFAXをマスコミ各社に送りつけるようになってきている。今回の『池田小児童殺害ゲーム』もそうして見つけたものだ。
山本がかかわった「不謹慎ゲーム」事件は数多いが、代表的な例として『HIDE自殺ゲーム』を挙げて山本の手口を解説しよう。まず、次の記事を読んでいただきたい。
|
日コン連ニュースＶＯＬ５７ １９９７．５．８発行 |
これは『日コン連ニュース』としてマスコミ数十社あてにFAX送信されたもので、現在でも日コン連の公式ホームページ上に掲載されているものだから、資料としての正当性に疑う余地はないだろう。ただし、引用部分がわかりにくいので色分けしておいた。
まず一番下の青く表示されている部分が山本の運営していたBBS「いてこましネット」に匿名で書き込まれた掲示、赤い部分がそれを受けてNIFTY-Serveの公開掲示板に投稿された内容だ。この記事では「*** PEH04516 5/03 *** 衝撃！ＨＩＤＥ自殺ゲーム完成配布／日コン 山名 健二 検索キー：ニチコンレン」というヘッダー部分が意図的に隠されている。山名健二はNIFTY-Serveを退会処分となった山本隆雄の不正アカウントだから、赤い文字の部分は山本隆雄の発言に間違いない。すなわち、この部分のやり取りを要約するとこうなる。
不謹慎ゲーム作者「『HIDE自殺ゲーム』を作った。欲しければ連絡くれ」
山本隆雄「ぜひ送ってください」
こういうやり取りが麻薬取引さながらに、「不謹慎ゲーム」作者と山本の間で行われているわけだ。これが山本隆雄による「不謹慎ゲーム」発見のカラクリなのだ。これを自作自演といわずして何と表現すればよいのだろうか。
ちなみに、この『HIDE自殺ゲーム』は記事になることはなかった。もともとそんなゲームは存在しなかったからだ。日頃から「不謹慎ゲーム」をマスコミに流して売名にいそしんでいる山本を快からず思っていた連中が、架空のゲームの取り引き話をでっち上げて山本を罠にはめたという次第。たまたま某掲示板でこの共同謀議を知った全国紙記者が山本に「ご注進」に及び、山本は大恥をかかずに済んだ。しかし山本の怒りは収まらず、NIFTY-Serveの公開掲示板にこんな違法な掲示をしている。
|
*** PEH04516 5/07 *** ＨＩＤＥファンの人協力して／日コン連 |
しかしそこは転んでもただは起きないしたたかさと言うべきか、「放火事件」によって山本は自分を一転「被害者」にしてしまい、一部マスコミに登場した。なお、この「放火事件」も山本の自作自演ではないかと指摘する声があることも付記しておく。現在、日コン連の公式ホームページには、次のような「おわび」（？）の文章が小さく掲載されている。しかしここにもあれほど『HIDE自殺ゲーム』を欲しがったことへの反省をうかがわせるような記述はない。もし『HIDE自殺ゲーム』が本当に存在していたら、山本は「発見者」として得意気にマスコミのインタビューに答えていたのだろうが……。
|
ＢＹ 日コン連 理事長 山本隆雄 |