| 42."Saturday Night
Live"でプレイしたのはどんな気持ち? Ben: すごくやだったね。出演する価値もなかったよ。生放送の番組に出演する気分でもなかったし、僕の顔からたった8インチのとこまでカメラが近づいてきて、(その映像が)全国の何百万人もの人達に見られるなんて...そんな気持ちの余裕なんてその時なかった。 43.ベン、どういう音楽面のトレ−ニングで上達したの? 音楽専門の学校へ行ったの?どんな音楽を勉強したの? Ben: たくさん音楽を勉強したよ。でも大学は中退したから音楽の単位は持ってないんだ。ピアノのレッスンを受けたり、パ−カッションの勉強をしたり、音楽論を勉強したり、オ−ケストラで演奏もした。ちゃんとした指導を受けてない時期も、音楽に関してはたくさん時間を費やしたよ。 44.何歳から楽器をプレイし始めたの? break(大成功、転機)はどうやって手に入れたの? Ben: 僕が思うに、大体のバンドに特定のbreakなんてない。バンドのbreakって次から次へとあってたいていの人はそのうち半分は覚えていない。でもバンドにとってはすべてが重要なんだけど。「1つこれだ」とは決められないけど、多分みんなが知ってる僕たちのbreakはバラ−ドがヒットしたことだ。みんな多分「(アマチュア時代)僕たちはクラブで演奏してた時レコ−ド会社の社長がやってきて....」というサクセススト−リ−を期待するけど、実際そんなうまくいかないよ。すごく時間がかかる事なんだ。僕も子供の頃「Rolling Stone誌に紹介の記事がのったらレコ−ドが売れる」と思ってた。でもそんなうまくいかない。ラジオに出演して曲が何回もかかってもたいしたことじゃない。TVに出てもたいしたことじゃない。ツア−に出て、こういった積み重ねで成功するんだ。ほとんどのバンドにとってLisa Loebみたいな確実な大ヒットが起きるサクセススト−リ−は起こらない。僕たちはBrickは期待されてなくて、ヒットになるチャ−トの余地もなかった。でもBrickはヒットして僕たちにとってBreakとなった。Brickのヒットは僕たちを"インディバンド"から"レコ−ドをたくさん売るメジャ−なバンド"に立場を変えてくれた。それが僕が思う唯一のBreakかな。 45.FEAR OF POPの2作目の予定は? タイトルはVol.2になるの? Patrick Stewartと共演するとか? Ben: (爆笑)うん、そろそろVol."3"に取りかからないとね。1からだいぶ日がたってるし。今回もっとゲストボ−カリストを増やしたいね。 46.あなたとダレンとロブが山に置き去りにされて(食物がなくなって)先ず誰を先に食べますか? Ben: ロバ−トが僕とダレンを食べるだろうね。 |
| 47.オ−ディエンスが一番盛り上がる曲は? Ben: 多分"The Thong Songだね。アップテンポで、みんな曲に会わせて踊っているんだ。観衆が一気に盛り上がる曲だ。 48.バンドのメンバ−として一番良い点、一番悪い点は? Ben: え−っとね。バンドにいるとM&Mチョコがただでもらえる、それがいい点。悪い点は、映画やショッピングモ−ルとかに出かけたくなるだろ? でも行けないんだ。だってバンドのメンバ−として働いているから。(注:つまりバンドとして拘束されているという事) 49.たくさんあなたが音楽、サウンド面で影響を受けてる人はよく聞くのですが、では歌詞の方で影響を受けた人は? Ben: 僕はRandy Newmanが凄く好きなんだ。彼はまさにユニ−クな人だろ? 他にはLiz Phair、あとPaul Simonも歌詞の作り方は本当にユニ−クだ。基本的に大部分リアルな事について書く人に影響を受けるね。書き手なら、それ(リアルさ)がその人の売りになる。いつも影響を受けてばっかりじゃないけどね。何人かの人は他者より抜きんでる事をする。でもいつもその人にそういうことが起こる訳じゃない。"Bleecker Street"はホントにいいアルバムだ。だって曲はほとんど聞いたこともないような人達(つまり無名の人達)によって書かれているんだ。(中略) 人は曲を聞いて「なんて素晴らしいだ」って感動しても誰がその歌を書いたのかはわからない。感動するのはライタ−に対してじゃなくて曲の方なんだ。 50.アデレ−ドに住んでるけど、バンドのレコ−ディングはうまくやっていけるの? Ben: 僕がアデレ−ドに住んでいるという事でちょっと複雑な問題がある。僕の人生であって...なるようになれという感じだ。 51.あなたにとってもっとも意味のある曲はなんですか? Ben: その時の気分にもよるな。人生はある意味シニカルで振り返るとなぜこの曲を書いたのか理由を後々思い出したりする。でも(意味のある曲は)1つと特定はできない。(イイと思った詞も)時には単なる書き留めた歌詞の一行だけに思えて、なんでこんな事書いたんだろって思う事もある。毎回(曲を書いた時の心境を)思い出すのは難しいよ。 |