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 む**** 

くるくるくるくるくるくるくるくるくるくる

「…で、僕としては、こっちの二案目推しますよ。なんたって、S田さん
 オープニングに自腹切って取材いったらしいですから」

くるくるくるくるくるくるくるくるくるくる

「まぁ、ほんとは時期的に考えると、一案目も捨てがたいんですけどね。
 ネタ的にはタイムリーだと思うし…」

くるくるくるくるくるくるくるくるくるくる

「…で、聞いてます?Del さん」
「え、ええ、えー(笑)時期的にS田さんが、ネタのオープニングがタイムリー?」
「日本語ですか、それはっっ〜(爆笑)」
「ごめんなさいー、その、くるくるが気になったんですー」

ってなわけで(笑)
こんにちは、お昼のひとときいかがお過ごしでしょうか、
わたくし、でるふぃでございます。
…でなくて(笑)?
自己紹介なんかいらんから、話の続きをしろって?(笑)
はいはい(笑)

時は平成、夏真っ盛りの八月の午後。
Del は、仕事の打ち合わせでサ店に来てたのよ。
向かいに座るは、お仕事担当先のE川さん。推定Del より一つ二つ上ってとこだ。

で、冒頭の「くるくるくるくる」は何かっつぅと、ペン回しなのよね。
ペン回し---ってこれ正式名称じゃないよな(笑)
なんて言うんだろ、知ってる人は、あ〜あれね、俺もできるとかって
思うだろうけど、ようするにペンをもって、落とさないようにくるくると
指で回すっていう技なんだな。

Del が学生(かなり遡って昔)の頃、めちゃくちゃ流行ったのね。
とにかくこれが出来れば英雄(爆笑)
クラスの人気者、っていうとちょっとオーバーだけど、なんしか、
卒業の頃には、クラスのほとんどの子が出来てたと思う(笑)
つぅか練習したんだよな<ペン回し。 休み時間とか(爆笑)
上手な子なんて、右手と左手と1本ずつ持って、二つ同時に回してたもん。
すごいよ、ほんと。

でね、これがまた癖になるみたいで、授業中とかテスト中とか
何か考え事をしてるときや話してるとき、とにかくペンがあれば、
気が付けば回してるって状態になってる子が続出(爆笑)
だけどね〜、たとえば図書館とかいってて、本を読んでるときに、
前の席や横の席で「くるくる〜」ってやられると気になるんだわ(爆笑)
ああ、お願いっっっ、ペン回すの止めてぇって叫びたくなるほど(笑)

冒頭にでてきたE川さんも、どーも、癖らしく、
Del と話ながら、ボールペンをくるくる回し始めたというわけ。
本人、無意識なんだよねー。あれは。

そう、ってなわけで、今日のお題は「む」で始まる、これっっ。
「無意識」だ(笑)

【無意識(むいしき)】
自分が自分の行為に気づいていないこと。
はっきりとした意識なしで行動するさま。

無意識でしてることっていろいろあると思う。
さっきのペン回しなんかもそうで、ペンを持ったら回さずにいられない、
ってとこなんだろうか(笑)

あと、作業をしながら鼻歌を歌う人(笑)
あなたの周りにいませんか?(笑)
これも無意識みたいで、周りのことなんて全然きにせず、
「ふんふんふん〜♪」と歌ってらっしゃる。
傍にいるこっちは、なんだか気になってしまう(笑)
あ〜、なんだっけ、なんだっけ、これ聞いたことあるんだけど…なんて、
いつの間にかこっちも頭の中でその歌の輪唱状態(爆笑)
結局、歌えるものの 曲名が判らず、思わず、「それ何でしたっけ?」って
問うてみたり(爆笑)
ここで「へ?」って感じの顔をされるので、ああ無意識で歌ってたんだなぁ、
なんて思うわけだ(笑)

あと、無意識でっていうのでいえば、電話とメモ帳の組み合わせ。
電話してて、傍にメモ帳があるとするよね。
ちゃんと話には集中してるんだけれども、
気が付いたら手元のメモ帳に、ぐるぐるうずまきを書いてみたり、
へのへのもへじを書いてみたりしていない?(笑)
相手との電話を切って、はっとメモ帳みたら、
大事な日時を書いた部分にまでチューリップや太陽の絵が描いてあったり(爆笑)
え?そんなことしてるのDel だけだって?(笑)
うそ〜(笑) 絶対みんな経験あるよねー?(笑)

そうだ、最近Del が感じた無意識でやってるな〜ってことを書いてみよう。
ahan_ahanのことなんだけど、前に自分(Del )の原稿は自分でチェックして
FTPするんだって書いたけれども(8/22号外「ず****」参照)、
例えばスタッフ交えてのトークの原稿なんかは、編集長がまとめてくれたあと、
とりあえず仮アップという形で、正式アップの前に、スタッフ全員が
目を通すんだよ。
それを見ているDel っていうのは、「対談記事を読む人」じゃないのね。
「対談記事を作る側の人」なんだわ。

どういうことかって言うと、仮アップされたPageに一度ざっと目を通して、
内容的におかしくないかを見た後、何をするかというと、
字面の校正に入っているのだな(爆笑)
これ、普段Del がやってる仕事にも通じるものがあって、
もう、文章を見たら、無意識のうちに校正態勢に入ってるんだよ(笑)
たぶん、こういうのって、職業病っていうか、誰でもそうだと思うんだけどね。

例えば着付けの先生なんかだったら、着物姿の人を見たら、チェック入れてしまうと
思うし、調理師さんなら、よそで出された料理の味とか自分のと比較したり、
そういうの無意識のうちに普段やってることが、すっと出ちゃうんだな(笑)

でね、Pageの字面チェックをしている自分にふと気付いて、
ああ、無意識でやってたなぁ、って思って笑っちゃったわけ(笑)
それと同時にさっきも書いたけれど、Del は、心のどこかで、
自分はahan_ahanのスタッフ、つまり「作る側の人間」なんだ、
って無意識で意識してたんだって事にも気付いた。

もちろん楽しんで作っているんだけれども、ただ無責任に、
あー、楽しいって、Pageをみるんじゃなくて、
何かミスはないかとか、みんなに楽しんで読んでもらえるかとか、
気が付けば、そんな風に見ていたんだよね。
これは不思議な発見だったなぁ(笑)

まぁ、こんな無意識はいっこうに構わないんだけれど、
無意識って怖いなーって思うこともある。
例えば気を付けていても無意識のうちに人を傷つけてしまうこと。
実は意識的に人を傷つけるより、無意識でっていう方が始末に悪い。
意識的なものは改善しようとすれば改善できるけれども、
無意識ってのは、自分が意識してないわけだから、
どこをどう直せばいいのか自分では判らないことが多いからね。

ただ、指摘されれば気づけるわけだから、他人に言われたときは、
気を付けようと思う心がけが大事だと思う。
そして、周りにいる人間も、「あ、その言い方は傷つくよ」って
ちゃぁんと本人に言えるような関係でありたいよね。
自戒の意味も込めて書いてます(笑)

でも逆に例えばふと優しい言葉をかけられたりして、それが、
その言葉を発した本人が意識して優しくしようって思ってるんじゃなくて、
無意識で出た言葉だったら素敵だよね。
できればそうありたいと思う。

たぶん、人間だけが持つ「無意識」という意識。
秋の夜長に、ちょっとそういう人間の持つ神秘を考えてみるのもいいかもしれない。

え?難しいこと考えると、無意識のうちに寝てしまうんだって?(爆笑)
そりゃ、あきまへんな(笑)

さて、ちょっと真面目ネタも入っちゃったけれど、今回のお題は、
「無意識」でした。じゃ、来週は…と言いたいところですけど、
来週は17日で「side story」の方の更新日と重なりますので、
次回の「しりとりエッセイ」は一回休ませてもらいます。
てなわけで、「き****」は、9/24(金)の更新ってことで、よろしゅうに♪

毎日仕事を真面目にしながら、無意識に「しりとりエッセイ」ネタを
探している でるふぃでしたっ(爆笑)

しーゆー、だぶるねくすと、ういーく(笑)
#大嘘の英語だよ、それ(笑)

Next Words Comming Soon!    ****?
September 10, 1999
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