血の色は12月24日追加分だ。前からある文章の頭にくっつけただけの、手抜き更新だす。どんどんフレームを増やそうと思ったけど、やめた。

 

 

 

長くする。

ちょっとだけ更新です。引越しはまだだーい。

やぁ、今日はクリスマスイブってやつだ。

みなさん、幸せですか?僕はきっと幸せです。

たぶん。

 

 

 

今日の終業時間直前(PM5:30)、会社の2階にいる渡辺さん(28歳 男 独身)から内線が来たんだよね。ちなみに俺は3階にいる。

 

 

 

渡辺さん

「あっ、ユウ君?渡辺です。お疲れ様です。」

 

 

電話の始まりはこんな感じだった。

 

ユウ君=俺(23歳 しがない男 独身、彼女もちろん無、浮いた話皆無)。

 

 

「お疲れ様です、どうしたんスか?」

 

 

 

めったに渡辺さんから内線なんてかかってこないからな・・・なんだろ?

 

 

 

「ユウ君さ、今晩、飯とかどうするの?どっか出かける予定とかあるの?」

 

 

 

 

え?え?

お誘い?そ、そうなんか?

 

 

ま、ま、ま、ま、ま、ま、ま、ま、ま、ま、まじでー?

 

 

 

 

おれ、平静を装い・・・

「いやーぜんぜん暇ッスよ。予定なんかないですしー。」

 

 

 

 

俺をどっかに誘ってくれるのか?

今日はクリスマスイブだもんな。

渡辺さん比較的若いし。ちょっと遊び人だし。

俺、いろんな人に

「クリスマスすげぇーヒマなんスよー、無理やり残業でもしようかなー」

とか言いふらしてたし。

22日、渡辺さんに「近いうち、うーん、そう、年内のうちにさー、どっか遊びにいこうや。」って誘われてたし。

 

もしかしたら女の子呼んでくれるのかもしれない。世の中にはヒマは男に比例してヒマな女もいるはず。

そーゆーお誘いか?

そーなのか?

 

 

 

えー!!!

うそー!!!

まじでー!!!

うれしすぎ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

…ねぇ、神様・・・期待していいのでしょうか・・・

 

 

 

 

 

 

 

もしかしたら、その中のカワイコちゃん(死語?)と仲良くなっていい感じになるかもしれないじゃんかー!

おいおい・・・外は寒いがこりゃホットな話題だ!ちきしょうめ!

 

くぅー!

 

どーしよー!

持ち合わせあるかな?

一回家に帰ったほうがいいかな?

服、着替える暇あるかな?

スーツのままでもいいかな?

メンツは誰々かな?

 

いやーーーーーーー!

まいっちゃうよ!ヤバイくらい!

ニヤけてないかー俺?えー?

氏家さん(隣に座っている人)に見られてないよなー?

てへへ。

 

 

 

・・・いやいや、女の子は期待しないでおこう。期待しすぎるのはよろしくない。

それより何より、ひざを抱えて、クリスマスを気が付かないようにやり過ごすよりずっと素敵過ぎる。

そう考えよう。

よし!そうしよう!

 

 

 

 

 

 

・・・なーんてことを一瞬にして思い浮かべたなー。これが。

 

浮いた話がないとさー、こんなもんじゃない?

つまんない男に限ってさ。

俺だけか?

なんでも都合の良い事ばっかり考えちゃうときってない?

あるよねぇー。むしろあるはず!

 

 

で、俺は渡辺さんの次なる言葉を待った。

 

 

「あっ、どこもいかないのー?」

 

 

 

余計なお世話だっての。そう言ってたじゃん。

まぁ、そんなことどうでもいい。

 

 

 

「えーとね、俺、今日さー・・・」

 

 

 

 

…そらきた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「朝お弁当買って、結局、昼飯外に食いにいっちゃったんだよね。で、お弁当余ってるから上げるけど…食べる?捨てるのもったいないから貰ってくれるとうれしいなー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……は?

 

 

 

 

 

なにそれ?

 

 

 

 

弁当?

あげる?

…だ?

 

 

 

何を言ってるんだこの人は?

女の子は?

 

え?

 

おべんとう?

 

まじか?この人。

 

 

 

 

 

 

 

期待させんなよな!

 

 

 

 

 

 

って、誰に怒っているんだろ?俺…

 

心…狭いよな…

こんな奴、誘いたくないよな…

 

 

 

 

 

 

結局、俺、渡辺さんにお弁当貰いました。

先ほど食べました。

中華風のお弁当でした。

なかなかいけてました。

おいしかったです。

とても幸せでした。

 

幸せでした…

 

 

そう…

 

…これって、「幸せ」だよね…

聖なる日に、人に親切にしてもらって、生きるための糧をいただいて…

 

世の中には食べたくても食べることのできない人たちがいっぱいいる。

そんな人たちに比べたら俺は「幸せ大臣」だ。

 

 

 

ああ…幸せだなぁ…

 

 

 

幸せ…

幸せ…

幸せ…

幸せ…

幸せ…

幸せ…

幸せ…

幸せ…

幸せ…

…シアワセ…

…シアワセ…

…シアワセ…

…シアワセ…

…シアワセ…

…シアワセ…

…シアワセ…

…シアワセ…

…シアワセ…

…シア…

 

 

 

 

 

 

ああ…神様…俺って幸福なんですね…

初めて知りました…

 

ああ…神様…些細な幸せありがとう…

初めてこんな気持ちになりました…

 

 

 

 

 

 

こんな

虚しくて…

切なくて…

自尊心崩されて…

羞恥心臆病にされて…

 

 

 

 

 

 

 

ああ…今日は聖なる夜なんだなぁ…

 

 

 

 

 

 

って、んなわけねぇーよな。ちきしょー。

しかもよく考えたら朝買ったんでしょ?弁当。

悪くなってるんじゃねぇのか?食っちゃったけど。

聖なる夜?性なるよるでしょ?どーせ。

 

あーあ、暇だなー

なんで、ずーーっとほったらかしてたホームページ今日更新してるんだろうね?

クリスマスイブの今日に限ってさ!

 

今日に限って…

 

 

今日に限って…

 

 

 

 

 

…ああ…

 

 

今日はクリスマスイブだよ…母さん…

 

 

…もぅ…心が空っぽだよ…

 

 

 

 

 

 

海色は11月27日追加分だ。

 

 

 

 

 

 

 

今年は雪が降るのが早い。

降るのが早いって言うより、積もり始めるのが早い。

 

近年の異常気象は私たちの身の回りに

多大な影響を与えているといえる。

 

 

出勤時

 

 

歩道を歩いていると非常に怖い。

歩く場所が雪ではないのだ。

 

氷なんだ。

 

途中、ローソンから歩道橋に向かっていく道を通るのが嫌だ。

ちょっと緩い坂になっていて転びやすい。

あれはいかん。

転ぶってば。

 

向こう側から女の子が歩いてきたとき転んだらカッコ悪いしね。

 

ま、おれ、もともとカッコ悪いけどさ。

 

 

 

 

 

 

そう・・・

 

 

 

 

 

 

 

俺は、カッコ悪い・・・・

 

 

 

 

 

 

 

それに気がついたのは、3年くらい前だ・・・

 

大学2年くらいだったかなぁ。

たしか。

 

 

 

 

俺、一人で街に買い物にいってた。

たしか、コンタクト屋(協和コンタクト)に行った時のこと。

街ってのは、さっぽろの中央区のことだと思ってくれ。

みんなそう呼んでるから。

 

 

 

 

 

 

 

また、昔話だね。

 

 

・・・思い出話・・・?

 

 

 

・・・忘れない思い出・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

おれは、家に帰ろうと思いJR札幌駅にある地下鉄に向かった。

 

 

 

「確か東急から地下鉄行けるよな・・・」

 

 

と、俺は思っていた。

 

 

東急はほとんど行ったことがないから、結構新鮮な気分だったろう。

通りなれない道って気持ちいいよね。

そのときもそんな風に思っていたのかもしれない。

 

 

それはいいことだ。

 

 

一人で、地下鉄に降りる階段を下る・・・

 

結構長い・・・どこまで潜るんだ?と、思ったのかもしれない。

忘れた。

まぁ、いい。

 

人通りがほとんどなかったと思う。

そこへ

 

「おっ、結構かわいいじゃん」

 

と、ついつい盗み見てしまいそうな二人組みが下から階段を上ってきた。

 

 

きれいな足だな・・・

 

とか思っていたかもしれない。よく覚えてない。

なんとも記憶があやふやな事ばっかり書いているな・・・

 

 

でもね・・・

 

 

はっきり覚えていることがあるんだ・・・

 

 

彼女たちが俺の横を通りすぎた。

その後すぐ

 

 

 

 

 

二人の会話

「今の男、38点。」

 

「はは。3割8分ってやつ?

 

 

 

 

 

 

・・・・階段の踊り場で平静を装いつつ周りを見る・・・

 

誰もいないよな・・・

 

おれ?

 

3割8分って?

 

 

俺のことなの?

 

 

 

よくさー、JRとか乗ってて(電車じゃないの・・・)、

「あっ、今の結構ポイント高い」

とか

「すっげぇーブスじゃなかった?今の?」

とかいうのといっしょだよね。

 

そういう風に人のことを言って楽しんでいたことがあった。

そのときは、それの対象に俺がなったわけだ。

 

 

 

おれ、

自分で自分のことすげぇーかっこいいなんて思ったことなんてないよ・・・

でも、それまで

 

自分のこと、人並みだと思ってた。

自分のこと、平均ぐらいだと思ってた。

自分のこと、50点くらいはあると思ってた。

自分のこと、人と比べても普通レベルだと思ってた。

自分のこと、人前に出しても恥ずかしくないと思ってた。

自分のこと、毒にも薬にもならない平凡な存在だと思ってた。

 

ほんとに・・・

 

 

 

 

いや・・・

 

・・・もしかすると心の中では・・・

 

自分のこと、結構かっこいいと思ってたのかもしれない・・・

自分のこと、誰か見てると思ってたのかもしれない・・・

 

 

 

・・・自分のこと・・・

 

 

・・・自分のこと・・・

 

 

 

その時やっと気がついたよ、

・・・自分のこと・・・

 

 

 

 

 

 

 

三割八分

サンワリハチブ

 

これが打率ならすごいじゃんか・・・

 

 

 

 

でも打率じゃないんだよ・・・

 

 

 

 

下から上ってきたかわいい二人組みへ・・・ありがとう・・・

君たちのおかげで俺は自分を知ることが出来たかもしれない・・・

今の俺がいるのは君たちのおかげだよ・・・

 

 

・・・って、思うわけないよな。

 

 

 

 

 

あの日の夜は、枕を濡らしたよ・・・

頬を熱いものが流れたよ・・・

・・・膝を抱えてさ・・・

血の涙を流しながら・・・

 

 

 

 

 

って、さすがに泣いてはいないけどさ。

血の涙なんて出たらやばいって。

でも、ちょっとさみしかったなぁ・・・

あぁ、懐かしいなぁ・・・

 

 

 

 

悲しい思い出のこと。

自分のこと。

カッコ悪いこと。

38点のこと。

 

 

三割八分の思い出・・・

 

 

 

皆さんはどんな思い出がありますか?

胸に秘めたる思い出・・・

 

 

 

 

 

じゃね、ばいばい。

 

 つぎ