「関心」というのは面白いもので、それまで目にも止めなかった事物が、関心を抱いた瞬間から自分の視界に飛び込んできます。と同時に自分があまりにも自然に対し無知であることに気がつきます。 山歩きをきっかけに身の回りの自然に関心を向けるようになったのですが、こうして昼休みに公園を歩くだけでも野の草花に季節感を感じ、その名前にも親しむことができるようになりました。 今日、出合ったのは「コマツヨイグサ(小待宵草)」。公園に一株だけ咲いていました。コマツヨイグサは北アメリカ原産のアカバナ科の二年草。待宵草の中でいちばん小柄だそうです。地面を這いながら成長して夏から秋にかけて小さな黄色い花を咲かせます。花がしぼむと赤みを帯びます。この秋最後の花かもしれません。「宵待草」というのは俗称だそうですが、語感的には宵待草の方が風情を感じます。 |
コマツヨイグサ(ポートアイランド中央緑地) |
Posted by Kenji Kato
at 12:01 AM JST