宮崎「スパイ」問題の被害者の１つである革共同中核派が、この問題に関し
て「第２弾」と言ってよい文章を、機関紙「前進」の先週号に掲載していたこ
とがわかりました。（今更分かるというのもお恥ずかしい話ですが、最近、我
々のメンバーは報復戦争関係であまりに多忙となっていて、情報への感度がガ
タガタです(涙)）

　「６回大会開催に大打撃受けのたうち回る黒田カクマル」
　第３章：宮崎問題利用した破壊策動
　　http://www.zenshin.org/f_zenshin/f_back_no01/f2024.htm#a6_1

　この中で中核派は、

＞その段階でわれわれは事実を公表し、一つの決断をもって革共同としての
＞謝罪・自己批判の立場から態度を表明したのである。

　と、８月に出した論文が「自らの自己批判を込めた内容である」ということ
を改めて公言するという意味で、大変真摯な内容だと言えます。

　そして逆に、我々の「宮崎ワッチ！」Vol.21で書いた

＞　それにしてもふがいないのは中核派です。
＞　七篠は、８月に発表した中核派の声明は高く評価しています。「よくやった、
＞感動した！」と言ってもよいくらいです。
＞　しかし、その後、中核派は一体何をしてきたのでしょうか？「大衆運動への
＞登場を許さない」くらいに宣言しておきながら、実際にそのために中核派は少
＞しでも何かしたのですか？？
＞　さらに、中核派の不倶戴天の敵＝革マル派が、宮崎問題について、まさに中
＞核弾劾のために利用主義的に騒いでいるだけという現状を、中核派は何とも思
＞わないのでしょうか？

　という部分のうちの最後の段落は、まさに上記記事を踏まえていなかったとい
うことで、我々が自己批判しなければならない部分です。

　しかしもちろん、上記の部分中の

＞「大衆運動への
＞登場を許さない」くらいに宣言しておきながら、実際にそのために中核派は少
＞しでも何かしたのですか？？

　という部分への疑問は未だに残ります。これをしなければ、中核派はそれこ
そ「言うだけ番長」ということになってしまいます。

　さらに、我々にとって極めて不可解なのは、以下の部分です。

＞　しかも、問題は権力が宮崎問題をも利用して、デマとデッチあげの資料を
＞意識的にばらまきつつ、さらに広範に革共同破壊工作を推進し、人民の運動
＞に混乱を持ち込もうとしていることである。そしてカクマルはこの権力の攻
＞撃に一枚かんで、その積極的な先兵となって参加し、権力に呼応してこの機
＞に中核派を破壊しようとしてきているのだ。

　この「権力が」「デマとデッチあげの資料」「意識的にばらまき」と言うの
はいった何なのでしょうか？？
　「資料」が何を指しているのか？　「ばらま」いているのは誰なのか？

　上記文脈からは、ここでの「権力」と「カクマル」が一体のものではない、
別々のものが結託している、と読めます（いわゆるＫ＝Ｋ連合論か）。つまり
これは、「権力の意を汲んだ、革マルではない工作者が資料をばらまいた」と
いうことを主張しているわけです。

　ところが、我々は、革マル派以外にこの問題での何らかの資料を（賛同では
なく）「配布」「公開」している者は、以下のいずれかしか知りません。

　(1)野田敬生氏
　(2)小西誠氏
　(3)糾察する会
　(4)Ｔ．Ｓ．氏
　(5)角田富夫氏
　(6)サイバッチ!

　すなわち、この中核派の主張は、

　(A) (1)〜(6)のいずれかが「革マルではない権力の工作員」だ
　(B) (1)〜(6)のいずれでもない、文章をどこかで流している者が存在する

　のいずれかを言っているに等しいのです。

　我々は、もし(A)であるならば、「犯人」は(1)〜(6)の誰なのか、またそう
考えられる根拠は何なのか、を示して欲しいし、(B)であるならば、ぜひその
情報をお教え願えれば^^;;と切に思う次第です。

　中核派関係者の方、もしこのメルマガをお読みになられていたのならば、も
う一度、我々が提出した公開質問状その１

　　https://members.tripod.com/miyazaki_kyusatsu/inquire.html

　をよく吟味していただいた上で、前述の我々の疑問にぜひご回答をお願いし
たいところです。

【編集後記】

　最近、左翼セクト特集みたいになってしまってますがすみません。(^_^;
　やっぱり共産趣味者なので、こっちの方に興味が強く出てしまう、というの
はどうかご勘弁を。
　で、サイト更新が冒頭に記した事情によりなかなかできないのですが、とり
あえずトップページからメルマガ各記事へのリンクを張っておきました。
　一応現在、反戦関係の取り組みの合間に、アッと驚…かない(笑)地道な成果
物をイッパツなんとかしよう、とは考えていて、少しずつ準備はしています。