脳と学習についての理論と実際の学習法についてわかりやすく、コンパクトにまとまった本です。 是非とも繰り返し読んで、実践のための基礎としましょう。 頭脳地図も論文のアウトラインをまとめたり、復習の際の想起に用いたりと、 活用のしかたによってかなり役に立つでしょう。 大学受験の学習の理論背景としては、この本と次に紹介する『脳力トレーニング』 あたりで十分にカバーできるでしょう。
こちらは脳のしくみについての解説により力を入れています。6章以降は特に繰り返し読みましょう。
記憶の理論に裏付けされたよりよい勉強のしかたを提示した本です。 なぜそういう勉強法がよいのか,ということを記憶のしくみから探るにはいいでしょう。
集中力を身につける、持続させるための技術を丁寧に解説しています。必読です。
ゴロ合わせやこじつけによる記憶の方法については、 あまりこれといって効果がないと敬遠する人もいます。しかし、 やはり記憶法としてはこれほど強力なものはありません。 この本は、効果的な記憶法についてどのように実践すべきかが載っています。
速読については、少しでも訓練するだけで学習効率がかなり変わってきます。
のめり込み過ぎるのはどうかと思いますが、市販の本を参考にできる程度のトレーニングをするだけでも
かなりの違いはありますので、是非やりましょう。
速読のコンセプトがまとまっている速読法としては、
この本の著者らの提唱するジョイント速読と、後にとりあげる栗田昌裕博士の
SRS(スーパーリーディングシステム)くらいしかないでしょう。
特にこの本は、後半が速読教材となっており、すぐにでも速読の訓練が始められます。
SRSの本としては、ひとまずこれを挙げておきます。速読法と記憶法が一体となったものとし、 その能力をどう鍛錬・拡張していくかが述べられています。