大学受験の本質というのは、結局のところ単なる記憶ゲームに過ぎません。
たかだか紙切れ1枚で受験生の人となりやら性格やらまですべて完全に見通せるはずがないのです。
結局のところ、大学受験の最も基本的な目標は、と問われれば
「いかに効率良く記憶すべきことを記憶し、その記憶を引っ張り出し問題を処理するか」
の一言に尽きます。
しかし、この「効率良く」ということが曲者なのです。
「効率の上げ方」について理解して入試に備えられる人というのは、
おそらく灘、開成、ラサールといった超一流中高一貫校の受験生を中心とした、
ほんのごく一部しかいないのではないかと思います。
たいがいの受験生は、この「効率の上げ方」を誤解していますし、
また、これを身につけるのもそう簡単なことではありません。
この「効率の上げ方」を身につけるための基本的視点として、
「自分の実力を正確に把握し、何が自分にとって確実に実力を伸ばす方法かを見極める」
ということがあるでしょう。そのためには、次の4つの視点を総合的に判断できなくてはなりません。
これらがベースとなって、ようやく個々の具体的な勉強法がより強力に活きてきます。
逆に、こうした基礎がなければ、いつまで経っても実力を伸ばすのは困難といえます。
「合格術」とは、この大学入試で成功するための基本をつくるための技術です。
何度も言いますが、「合格術」はそう簡単には身につきません。 このページや関連書籍を一回読んだだけで身についてしまう、などという人は最初からこのページに用はありません。 繰り返し読み、実践し、自分の実力を伸ばすのに妥当な方法を見つけることこそが大事なのです。