疎い種々にも




 疎い種々にも、吉舎背でっれチィ歩君とぎゅで
 不ちゅ列気不満ごぃ毛土ちゅで、リュをぷ枝案う゛ぃ子列置すろぴくじ
 佐々目うひゅとぃ句ぶどぱ、紙面印あばお気えあっだぽあ。


 何だ、これは?

 何を意味するか、おわかりだろうか?

 何のことはない、キーボードを見ずに
 適当に打っただけの文章(?)だ
 多少、変換できない部分などは母音を足したりした
 ちなみに俺はブラインドタッチなどできないので
 文字を打つときは常にキーボードを見て打つ

 実は、前から考えていたことがある

 パソコンを使っていて、打った文字が認識されなかったとき
 その文字列は何処へ行ってしまうのか?

 確かに、画面には出ないし、何の形跡も残らない
 しかし、自分自身がその文字列を打った、という記憶は
 否が応にも残るし、その文章自体は意味をもっていたのだ
 目に見えさえすれば

 世界のどこかに、目には触れられることのなかった文章達が
 集まる場所があるのかも知れない

 メルヒェンだよ、メルヒェン  


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