好気性生物の誕生
ラン藻があらわれ、酸素が放出されるようになると、今まで酸素のない世の中になれていた生きものたちは、どんどん死んでしまいました。しかし死んでいく生きものたちの中に、酸素があっても平気で、ぎゃくに酸素を利用して生活する生きものがあらわれました。
酸素は「ものすごく電子をほしがる原子」なので、酸素をうまく利用すれば、今まで以上に強い電子の流れを生みだし、大きなエネルギーを取り出すことができるのです。酸素を利用できるようになった生きものは、今までよりも元気よく海の中を動きまわり、ほかの生きものたちを攻撃して、海の王様になりました。