もう一人の旅立ち
京大ウイルス研究所で遺伝子の研究に取り組んでいる二男が、ニューヨーク州ロングアイランドにあるコールド・スプリング・ハーバー研究所(CSHL)でのミーティングに参加するため、今日の昼過ぎに関空を発ちました。サンフランシスコ経由とか。二男が関空からめずらしい3社共同運航便との写真付のメールがありました。UAユナイテッド航空、NH全日空、USエアウェイズによる共同運航(コードシェア)となっています。
今回のミーティングは、9月28日から10月2日にわたり開催される『RNAi』。二男は、「サイエンス誌」に掲載された研究成果に新しく部分を追加しての研究報告をするそうです。参加者の中で日本人らしき人は5人ほどのようです。
二男に演題を尋ねると、「RNAポリメラーゼⅡとRNAi依存的ヘテロクロマチン」(RNA polymerase II is required for RNAi-dependent heterochromatin formation
)と書いてくれました。簡単に内容を説明してくれますがほとんど判りません。いつの間にか専門分野の研究者になってしまっています。
CSHLには、島根大の学部在籍当時に最初の訪問、2年前にも参加していますので今回で3回目。格安チケットやホテルの手配など手馴れているようです。
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UA,NH、US3社共同運航(二男からメールで)
CSHLは、マンハッタンのマディソンスクエアガーデンにある「ペン・ステーション駅」から列車で約1時間のところにある分子生物学の分野で世界的に有名な研究所です。「二重らせん構造」を発見してノーベル賞を受賞したワトソン博士が会長を務めておられるそうです。この研究所には参加者ようの簡易宿泊施設もあって1週間ほどを缶詰状態で議論するのだそうです。
湾岸の自然に囲まれた環境の中に研究施設が点在し、研究者にとって最高の研究環境だと思います。
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コールド・スプリング・ハーバーに沈む夕日
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Posted by Kenji Kato
at 12:01 AM KDT
Updated: 28 September 2005 6:09 PM KDT