七篠です。
9・2集会で、宮崎学は「個人的に抱えるトラブルを解決できないでおり、このまま登場すると政治的に混乱するため」(司会の金井氏による説明)との理由で逃亡しました。
集会はこんな感じ(嵐の直前)
マル共連フォーラムなどで予想されていたとおり、この集会には新左翼系各派も登場。
まず、先日の中核派による自己批判を含む宮崎糾弾アピールを受けてなのか、中核派とは仲が悪い革マル派のみなさんが登場し、「スパイ宮崎弾劾、それに連なる佐高信・シンスゴ弾劾、それを糾弾できない中核派はやっぱり権力のスパイ」という、意味不明な内容のビラ(A3版・オレンジ色)を撒いていました。革マルらしいといえば確かに「らしい」ですが。
また、中核派系市民団体である御崎救援会逮捕令状問題を考える会もビラ撒きをしていました。(→お詫びと訂正)
その他、「国際主義」編集会議(旧青共同)、蒼生−グローカル(旧共労党)はフリーマーケットに物販を出しましたし、この集会に100名規模の動員をかけると噂されていた「新左翼出自政治団体中唯一宮崎擁護」のSENKI派も幹部クラス数名のみが参加していましたし、その他いくつかの党派の幹部・メンバーがまさに「観察」のために来場していた模様です。
もちろん、我々「糾察する会」も断乎としてこのビラを撒き、一方で焚火派をはじめとする戦闘的な諸君らを先頭に会場内で最前列のブロックを確保しました。
なお、我々が入場しようとした際、実行委・事務局の吉田司(ノンフィクションライター)がさまざまな難癖をつけ、入場を阻止しようとしてきました。後に吉田はこれを謝罪してはいますが、我々は吉田に対し改めて、方針のジグザグぶり、恣意的な運営に対し抗議します。
我々はこの時点で、宮崎学欠席−逃亡の情報を掴み、戦術の大幅変更を検討しました。
その結果、開始時点で抗議アピールを行おう、ということに。
第2部、いよいよ宮崎が出演するはずだったコーナー。焚火派の諸君をはじめとする戦闘的な共産趣味者はヘルメットを着用し、また我々を含めた20人近くがゼッケンを着用し、横断幕を掲げます。
我が会の横断幕 白布でないのは布代をケチったため(藁
アピールする我々のところには、マスコミが多数集まり、我々の勇姿をしきりと撮影していました。
トークセッションは司会を元木氏(元Web現代編集長)に変えて開始。
2chひろゆき、シンスゴの両名は逃亡しました。(ひろゆきは大幅遅刻して夜に登場)
ところが、トークにが始まるや否や、革マル派のみなさん、および御崎救援会のみなさんこの問題に関心を持つみなさんが、私たちとは関係なく抗議を開始します。(→お詫びと訂正)
特に革マル派のみなさんは、ビラに書かれているとおりに佐高信に対して激しいヤジ。
言うまでもなく我々は、この追及は第一に宮崎本人に、続いてこの集会の実行委(とりわけ、フィクサー気取りの味岡(三上)、吉田、國貞、平野、等々)に向けられるべきだと考えています。
当然ながら、佐高信をヤジっても何の意味もありません。
ただ、何とかこの場に制動を加えようとする司会元木には我々としては納得が行きません。
我々は、急遽独自のヤジを開始。たちまち会場は大混乱です。
革マル派および中核派系のみなさん、それぞれがステージ真下まで詰めよってきて収集がつかなくなりました。(→お詫びと訂正)
もちろん、我々は原則的な宮崎弾劾の声を挙げつづけます。
抗議する我々およびさまざまな党派・無党派のみなさん 会場は大混乱
スキンヘッドの実行委國貞(元弟4インター)、睨むもまったく効果なし(藁
右の画像で、焚火派の同志が掲げているのは毛語録ではなく(笑)「公安調査庁スパイ工作集」
ステージ下にはさっそく、事前にテロ宣言を為した宮崎私兵グループを含むと思われる実行委警備陣が登場。もみ合いとなりましたが、双方ともに「手出し」はせず。まぁ当然のことですが。
この混乱を収集したのは、元一水会代表の鈴木邦男です。
「ボクは今日は宮崎さんは来るべきだと思う。それで集会が混乱したとしても、こんな集会はつぶれてしまってもいい」などとメチャクチャな発言をした上で、「ヘルメットに覆面は卑怯だ!堂々と1対1で勝負しろ!」などと、かつて一水会が白ヘル・緑ヘルに覆面姿だったことなどすっかり忘れたかのようなすばらしい発言でスタンドプレーです。
これに対し、我々の中のノンヘル・覆面なしの同志が「オマエのとこだってヘルメットに覆面だろうが!ふざけんな!」とこれに激怒、「1対1で勝負したる!」と壇上に上ろうとしたのですが、これはその場の全員から阻止されました。(笑)
ここで更なるスタンドプレーとして、鈴木クニー、「この人たちの意見も聞こう!」と呼びかけ。一見偉く見えるプレイですが、クニー、単にこの場を自分でコントロールしたかっただけじゃないんかい?(笑)
このクニー提案は実行委によって受け容れられ、我々「糾察する会」とは無関係なおじさん1人が実際にステージに上がり、発言しました。(このおじさんが何派なのか何派でもないのか、などは不明です)
「スパイがなぜ『個人情報保護法反対』を言えるのか!」
宮崎を弾劾する簡潔な発言が、見知らぬ方から行われた
左に写っているのは我々の入場を妨害した実行委吉田
この発言を受け、司会元木氏は「今後の検討課題」などという無難なコメント。
この後、本来第6部に登場するはずだった田中康夫が登場。「それはそれとして今この時間は大枠の話だけすべきだろう」と発言し、これに鈴木クニーがまぜっかえしで絡む、という、2人の「場の主導権争奪トークマッチ」となったことで、局面は収拾に向かいました。
我々はこの後、もちろん「個人情報保護法粉砕!」という立場から、引き続き集会に参加。パンタの歌声に酔いしれ、平安隆ライブではメット姿でエイサー踊りまくり、最後の最後まで闘い抜きました。(集会の模様はダイジェストページをどうぞ)
この後エイサー隊はステージ下へ。我々はみなさんと入り乱れながら踊りまくりました
この問題については、革マル派のみなさんのビラが目立っていたせいか、我々の行動を「革マルによるものだ」と思ったみなさんが多数いらっしゃったようです。
しかし、赤ヘルや黒ヘルをかぶり、ビール飲みながらエイサーを踊る革マル派、というのはちょっと聞いたことがありません。…もしやこんな私は趣味者失格なノカー!トカイウ
ともあれ、今日の闘いは、宮崎スパイ問題の存在自体をアピールするという目的を大きく達することができました。
我々は、宮崎の無原則な逃亡を許さず、これからもスパイ問題を糾察していきます。
2001年9月3日