●元ブント情況派ボス＝古賀が療養引退、との噂

　我々の元に大きなニュースが入ってきました。
　元ブント情況派ボスにして雑誌「情況」の象徴、さらにこの間、スパイ宮崎
学との人的・政治的関連性を暴露されつつあった古賀暹が、病気療養のため、
４月をもっていっさいの運動・理論活動から引退するらしい、という情報です。
　既にこのメルマガでもお知らせしたとおり、古賀はこの10年間、「第３次ブ
ント建設」なる「妄想」としか言いようがない絵空事を、自らに近い若者・学
生などに持ちかけ（しかもそれは公然と行うのではなく、「キミが責任者をや
れ」などと人事まで一方的・秘密裏に押し付けるもの）、当然ながら断られつ
づけてきた人物です。
　その古賀が、中心的人物の１人となっている理論フォーラム「アソシエ21」
の昨年６月の飲み会で、スパイ問題について宮崎を全面擁護し、立候補を支援
すべきだ、と公言したわけですが、実はその背景に、まさに前述の「第３次ブ
ント再建構想」があるのではないか、という話があります。
　まず、古賀が「アソシエ」や他の回路でつながった全国の学生たちに呼びか
け、宮崎や三上（元ブント叛旗派・そのトンデモぶりは我々が何度も指弾して
いるとおり）を招聘して政治問題を巡っての危機アジリ講演会を行う。そして
これに集まってきた学生を束ねて、社学同再建・第３次ブント再建、という話
です。
　もちろん、スパイ問題が発覚していなかったとしても、この構想がうまくい
くとは到底思えません(藁。
　しかし、このような宮崎の「利用方法」からすれば、確かに宮崎がスパイだ
ろうがどうでもよいわけです。若い学生が、今なりの問題意識で集まってくれ
ばよいのだ、とすれば、客寄せパンダとしては宮崎の利用価値は未だにあるわ
けです。何せ我々の活動は、SENKI派に「世間を、いやサヨク業界を賑わせた」
と揶揄されてしまうほどちっぽけなものですので(わらい)、広範な学生に対し
影響力など残念ながらほとんどありません。まがりなりにも「100万部作家」
である宮崎とは雲泥の差に決まってます。
　そして、そこを突いて「客集め」を企む、「社学同再建」ができなかったと
しても、確実に宮崎を擁護する勢力（しかも、「左派」的粉飾を施した！）が
拡大されてしまうことは確かです。
　我々はもちろん、古賀の病気療養そのものを腐すつもりはまったくありませ
ん。むしろ病状が回復して、スパイ問題ではっきりと議論に加わってくれるこ
とこそを望んでいます。ただ、これで古賀の、スパイ宮崎を「利用」する構想
がとりあえず頓挫したことは事実であり、それについては我々は冷酷ながら歓
迎せざるを得ません。

古賀−宮崎の策謀について触れた
Ｔ．Ｓ．「三上「手紙」批判＝論証」
http://miyazaki_kyusatsu.tripod.com/mikami/14.html
古賀の宮崎擁立発言を掲載した
ＩＥＧ「スパイＭ（宮崎学）と左翼の責任について」
http://www.ngy1.1st.ne.jp/%7Eieg/ieg/inter/vol5-1/miyazaki.htm
情況出版
http://situation.jp.org/ja/
アソシエ21
http://www03.u-page.so-net.ne.jp/yd5/associe/

●SENKI派、機関誌でまたもや宮崎スパイ問題を後景化させ、我々を侮辱

　公開質問状への極めて不可解な回答をもって、宮崎スパイ問題そのものを回
避し、客観的には擁護・延命せしめ、合わせて我々を侮辱したSENKI派（旧戦
旗・共産同、自称「ブント」）が、機関紙「SENKI」紙上でまたもややらかし
てくれました。
　以前もここで採り上げた、内田雅敏弁護士著「懲戒除名」の書評を掲載した
SENKI派「文人 正」（代表・荒岱介氏のペンネームだといわれています・しか
しそれにしてもなんて品のない、まるで我々のようなネーミングなんだ！ な
にせ「ブント　ただし」ですからね(藁 ）によれば、宮崎スパイ問題は「世
間を、いやサヨク業界を賑わせた」だそうです。
　左翼を「サヨク」と敢えて書くのは、別に２ちゃんねらーの開発ではなく、
島田雅彦著「優しいサヨクのための嬉遊曲」から見られることですが、しかし
ここでSENKI派が用いてきた文脈は、そうではなく、やはり２ちゃんねらー的
侮蔑表現だと考えるべきでしょう。
　ただ、我々はこう書かれても、その表記には怒りを覚えますが、その意味す
るところ自体には特に何の感想も持ちません。我々がめざしているのは「運動
圏と宮崎とのかかわりの切断」で、その面では、現在、その「運動圏」が残念
ながら極めて小さい以上、我々の影響力もその「小さい範囲」にしか及びよう
がありませんから。
　もちろん、先日の公開質問状への回答で「スパイ問題は反権力を闘うすべて
の人に共通する問題だ」としているSENKI派が、宮崎問題を「サヨク業界の騒
ぎ」などと公式に表明し後景化を図っていることは、それ自体が激しい矛盾で
あり、SENKI派が宮崎と何らかの関係性（正か負かは別にして）を今でも持っ
ているのではないか？と疑わせるに足るものです。
　現在我々は、これに関しての情報収集を行っています。

SENKI派
http://www.bund.org/
SENKI派に公開質問状を提出
http://miyazaki_kyusatsu.tripod.com/mag/0040.html
SENKI派からの不可解な回答と我々の見解
http://miyazaki_kyusatsu.tripod.com/mag/0041.html