PC日記(マルチOSに挑戦!!)
2000/08/15
タイトルは結構かっこいいが、結局は失敗談。・・なんか情けないな・・
しかも、WindowsばかりだけどマルチOSって言うんだろうか??
最終的な構成は、Windows2000、Windows98、同じくWindows98、そしてWindows95と4つのOSを起動時に選択できるようになったが、ここまでくる道のりが長かったこと、長かったこと・・。
Windows98が2つ有るのは、フリーソフトや雑誌のお試しソフトをれるとすぐに動作が不安定になるので片方をそういったものの試験用に使おうと思ったから。
最初からこの形態にしようとして始めたわけではなく、結果的(かなりの部分は意図的)にこうなった!というのが正しいかもしれないがそこまでの顛末記をまとめてみました。結構「とほほ」な内容ばかりでいやになってしまうが・・・
今までもWin2000β3インストールでは別HDDで、Windows2000RC2インストールから1台のHDDで98と2000のデュアルOSという形で使ってきて、さらにWindows2000professionalインストール後もWindows98と2000のデュアルOSとして、特に問題なく順調に使用して来た。
Windows2000の製品版を入れた後の状態。(IBM DJNA352030 20.3GB U-ATA/66対応)
ディスクはU-ATA/66対応でも、マザーボード(FW-TI5VGF)がU-ATA/33までしか対応してないのでせっかくの66は使用できず33のままで動いている。もったいないけど・・・
基本領域 |
拡張領域 |
Windows98 FAT32 |
Windows2000 NTFS |
Work1 FAT32 |
Work2 FAT32 |
Work3 FAT32 |
このような構成でしばらくはWindows98とWindows2000professionalとのデュアルブートで使用し、特に問題になるようなことは起こらず快適であった。
【パーティションの変更】
特に問題もなく快適なんだからあえてOSの入れ替えなんかする必要もないのに、わざわざよけいな作業をなんでやるんだと言うことになるが
それは、インストール時のパーティションサイズの決め方がいい加減で、後々のことをなにも考えず適当に分割したためそれぞれ4.0GBずつという非常に使いにくいサイズになってしまっていた。
そこでもう少しパーティションを整理して使いやすい大きさや配置にしようと思ったのが今回の始まり。
さて、既にデータが入っているし通常のFDISKではデータが全部つぶれてしまう。 かといってほかへ待避させておくのも面倒だ。(あとあと考えると面倒でも待避させておいて入れ直せばよかったのに。)
そこで少し出費はかさむが、インストールされているプログラムやデータはそのままでパーティションサイズを変更できるという「PartitionMagic」でパーティションサイズの変更やHDDの整理を行う事とした。
まずはWindows98の環境へPartitionMagicをインストールした。
インストール自体は問題なく、操作も至って簡単、マウス操作だけでパーティションサイズの変更もできるし移動も出来る。使い勝手は良好、データはそのまま生きているし、いい買い物が出来た! と喜んでいた。
【BootMagicのインストールが出来ない】
しかし、付属のBootMagicをインストールしようとしたところから問題が起こりだした。
Windows2000のブートローダー(呼び方が正確かどうかは不明。)で起動OSを指定することが出来るんだからわざわざブートマジックを入れる必要は全然なかったのに。
ブートマジックがうまくインストールできない。
インストール中にエラーが出てしまう。(エラーコード 8024)
普通なら操作解説書のエラーコード一覧に、エラーの意味や対処方法も載っていて簡単に対処できるのに、このエラーは載っていない。
さて困った! メーカーのホームページのQ&Aを見ても載ってないし、あちこちの掲示板などを探してもそれらしきものが見つからない。(探し方が下手だっただけかもしれないが・・)
サポートにメールでも出していればもっと解決は早かったかもしれなかったが、そのときは、こんな長く掛かる問題だとは思わず出さずにいた。(サポートがすぐに答えを出してくれたかどうかは分からないが・・・)
【結局はフォーマットし直してインストール】
しばらく悩んだ末にもう一つ、今度はSYSTEM COMMANDERを使ってみることにした。 バージョンはちょっと古いが前からこれを持っていたんだからわざわざPartitionMagicを買わなくてもよかったのに、とは後から思ったことだが。(後悔先に立たず!! 当たり前だよね、後から悔やむんだから「後悔」って言うんだろう。分かっていればわざわざ買わないよな。)
そもそもが、Partitionmagicを買ったのはWindows2000対応版の無償アップグレードキャンペーンとやらで、「対応版が出たら無償でCDを送ってくれる」と言ううたい文句につられて買ってしまったので無駄といえば無駄だったかな。
よしそれでは気を取り直して、SYSTEM COMMANDERをインストール。
インストール用のFDをドライブにセットしてPCを再起動。簡単なメッセージに答えて簡単にインストール終了。
PCを再起動するとSYSTEM COMMANDERの画面が出る。
起動OSの選択は出る。 インストールされているOSの一覧が表示され、起動したいOSを選ぶ。
OSはそれぞれ問題なく起動できるようになった。
しかし、またまた問題発生!
OSの選択が出来るようになったのはいいが、新しくOSを追加するときに使う(今回の目的もそれ。)OSウイザードを選ぶと、ウイザードは起動せず、しかもPCがリセットされリブートしてしまう。
さて、原因は??????????
何度もパーティションをさわっているので何かを間違えたんだろうか?、どうすればいいのかまたまた分からない。 よせばいいのにSYSTEMCOMMANDERを何度も入れ直したり、ちょっと知っているからとfdisk /mbr等を実行するうちに、かえって悪くしてしまい、とうとう起動出来なくなってしまった。
結局は全てフォーマットしOSの再インストールをしなければならなくなってしまった。
今の状態を残しておけばいろいろやり直さなくて手軽だろうと思って始めたものが、実際には。あ〜あ。
悔しいけれどあきらめて、きれいさっぱりディスクをクリア。 クリーンインストールすることに決定。
Win98の起動ディスクから起動してfdiskを実行。 しかし、何故か見慣れないメッセージが。
言葉ははっきり覚えてないが内容的には「パーティションが壊れているためfdiskが実行できない」と言うようなもので、そこで終わってしまい先に進めない。
さてどうしたらいいものか?、・・・インターネットで情報収集。。。。。
いろいろなホームページを探して見たところ、NTFS等のファイルシステムのパーティションはWin2000のインストーラで削除できると言う記事を発見!
ほかにもLinuxの起動ディスクが使いやすいとかいろいろあったが自分はLinuxの起動ディスクなんか用意していないし、まずはWindows2000を使いたいので早速Windows2000の方法でやってみることにした。
(いずれはLinuxなども入れてみたいがいまはまだそれどころではない。)
【破損パーティションを探す】
手順としては、
(1)Win2000のCD-ROMからインストールを開始する。
(2)インストールするパーティションを選ぶところでおかしなものがあればそれを消す。
(3)新しくパーティションを作る。
という手順でやれば良いらしい。
もうわらにもすがる思いで、Win2000のCD-ROMからブートを開始、インストールの開始を選ぶ。
インストールするパーティションを選ぶところでパーティションの一覧が見えるので、そこでおかしなものを探す。
なんと、破損パーティションと思われているところがやたらと多い。1画面に収まりきらず上から下までいっぱいになっている。
さて、どれを消して行けばよいものか?
また、この時はすべてのディスクが一覧で見えているので、下手に間違えたりすると2番目のディスクの方を間違えて消してしまいそうだ。
安全策を採り2番目の内蔵IDEのHDDとSCSIのHDDを外すことにした。
SCSIのHDDを外し、HDD2のIDEケーブルと電源ケーブルも外しPC再起動。
同じくWindows2000のCD-ROMからセットアップを起動する。
セットアップが起動する。 さて
破損パーティションをまずは消してしまおう、さて、どこだったっけ?
・・・・・へ、・・・破損パーティションが・・・・無い!?・・??
え、え、え、さっきまではあんないっぱい破損パーティションがあったのに!!
さ〜て・・・・なにがどうなっているんだ!!!!!
さっきとなにが違う? HDD2とSCSIのHDDを外した!? このどっちかのディスクがダメなのか?
う〜ん。 仕方がないもう一度ディスクを繋ぐか? でも両方繋ぐとまた分からなくなるし・・・、よし、SCSIなら電源をオンすればいいだけだからまずこっちを繋いでみよう。
SCSI_HDDの電源を入れ、もう一度CD-ROMからブート、パーティション一覧を見る。
!!ビンゴ!!
大当たり〜!!、結局、破損パーティションが有ったのはSCSIディスクだったことが判明!。
全部がいっぺんに表示されてくるのでどれがどれなのかはっきり判らず勘違いしてみていたようだ。は〜〜〜〜〜〜〜。
しかし分かっても、ちっともうれしくない。めんどうなだけだ。。
それではということで、ディスク1台のみでセットアップすることに・・・・
再度PCを起動。今度はMS-DOSを起動(Win98セットアップディスク)しパーティション削除、600MBのパーティションをFATでフォーマット。
SYSTEMCOMMANDERをインストール。
OSウイザードにて、Win98を最初のパーティションにインストール。
同じくOSウイザードにて、Win98をもう一つインストール(2番目のパーティション)。
最初のWindows98を各種設定。 完了。
しか〜し、600MBでは容量が小さく、ちょっと何かインストールするとすぐにいっぱいになってしまうため拡大することに。
「最初からもっと大きくとっておけばいいものを・・」
しかし、システムコマンダーでは後ろにパーティションがあると拡大できないのとのことなので仕方なく2番目のパーティションを削除して1番目を大きくすることにした。
2番目のパーティションを削除。
1番目のパーティションを拡大、1GBまで大きくしPCを再起動。
・・・・・・・・・・起動不能になってしまった。・・・なんで????
システムコマンダーの復旧を試みるも復旧できず。・・・最初からやり直し。
MS-DOS(起動FD)で起動。
全パーティションを削除。フォーマット。20GBのフォーマットは時間がかかる。
やっと終了、システムコマンダーを最初にインストール。
OSウイザードにて、まず一番目のWindows98をインストール
直後に領域リサイズ→1GB
同じくOSウイザードにて、Win98をもう一つインストール #2
同じく直後に領域リサイズ→1GB
Win98#1,#2ともOS選択から正しく起動できることを確認。
Win2000のインストール。
SCのOSウイザードの「NT」で代用。
一部おかしなところが有るも一応インストール完了!!!!!!
SCでも選択メニューから正しく選択でき2000が起動。
但し2000のブートローダーが起動し、2000の他に未設定のOSが有るとか言っている。
2000の管理メニューでデフォルトを2000に設定、待ち時間を0にする事で2000がそのまま起動するように設定しなんとか形は整った。
うん、なかなか!! お、そういえば我が家にはまだ、使わなくなったWin3.1やWin95が在るではないか。これもついでに入れてしまおう。・・・・・と、かんがえた。
♪〜よし、Windows95も入れてしまおう!
「と思ったのが、その後また起こる悲劇の始まりとはまだ誰も知らない。」
(知ってりゃやらないよな)
このときのパーティションは
基本領域 |
拡張領域 |
Win98(1) FAT32 |
Win98(2) FAT32 |
Win2000 NTFS |
空き |
共通PG FAT32 |
95は基本パーティションからしか起動できないらしいので、2番目の98を縮小しそこへ95を入れようと考えた。
↓ はじめは下のような構成にするつもりで考えた。
基本領域 |
拡張領域 |
Win98(1) FAT32 |
Win98(2) FAT32 |
Win95 FAT |
Win2000 NTFS |
空き |
共通PG FAT32 |
しかし、一つのハードディスクへはパーティションは最大4つしか作成出来ない。(基本パーティション3つと拡張パーティション1つ。)
既に基本パーティションが3つ、それと拡張パーティションが有るのであわせて4つ、それ以上パーティションを基本領域へは増やすことが出来ない。
そこで論理パーティションからも起動できるWin2000を拡張パーティションへ移すことにした。
この作業はシステムコマンダーでは出来ないため、急遽PartitionMagicをインストールしそれで作業を行った。
(もしかするとそれがいなかったのかもしれないが後で問題が起こってしまった・・・)
一応パーティションの移動も完了し、基本パーティションにインストール用の領域を作ることが出来た。
↓下の図。
基本領域 |
拡張領域 |
Win98(1) FAT32 |
Win98(2) FAT32 |
|
Win2000 NTFS |
|
共通PG FAT32 |
そして空いたところへWindows95を無事インストール完了。
一応インストールは終了したのでまずは今までどおり使用できるか、主に使っているWindows2000から確かめようとWindows2000を起動。
しかし、またまたそこで問題発生!
SYSTEMCOMMANDERのOS選択で2000を選ぶと一応OSの選択は出来てブートは始めるものの、Windowsの画面に切り替わり「ネットワーク接続を行っています」「個人設定を行っています」のダイヤログが順に表示され、設定が終わると2000のデスクトップが出てくるところで、なぜかまた「設定を保存しています」が出る。しかもそれが消えると、また「ネットワーク接続を行っています」が始まり、そこのところを何度も繰り返すようになってしまった」。
最初のうちは、構成の変更が有ったので何かの設定のし直しをするために数回ブートを繰り返しているのかと思いしばらく見ていたが、Windowsが起動する気配は見えずただ単に同じことを繰り返すのみだった。
あ〜あ、Windows2000が使えなくなってしまった!!!!どこか壊してしまったんだろうか。。。。
基本領域 |
拡張領域 |
Win98(1) FAT32 |
Win98(2) FAT32 |
Win95 FAT |
Win2000 NTFS |
空き |
共通PG FAT32 |
いろいろな情報を参考に回復インストールやらを行って復旧を試みるもやはりダメ!、。。うまく行かない。
結局空いている領域にもう一つWindows2000をインストールする羽目になってしまった。
またまた、約1時間かかってなんとかもう一つWindows2000のインストール完了!、今度は正常にインストール出来こちらは一応使えるようになった。
基本領域 |
拡張領域 |
Win98(1) FAT32 |
Win98(2) FAT32 |
Win95 FAT |
Win2000 NTFS |
Win2000 NTFS |
空き |
共通PG FAT32 |
そこで次にWindows95の設定。
しかし今度は、せっかくインストールしたWindows95が「Windows保護エラー」で起動出来ない。5回に一回くらいは運良く起動できてもセーフモードでしか起動できず、拡張カード類はすべて!マーク付きで、しかもCD-ROMが全く見えない!!!
これではまったく使い物にならない。 しばらく呆然・・・・・・ふと、
AMD K6の350MHz以上でWindows95でを使う場合、パッチを当てなければ正常に起動しない、というのをどこかで見たのを思い出した。
早速AMDのサイトに行くが・・・違った!、パッチはマイクロソフトだった!!。
しかし、MicroSoftのパッチは、Windows95のOSR2以降対応で、自分のWindows95(無印)には対応していないらしい! さあ、困った!困った!
結局、インターネットを探し回り、いろいろな掲示板などを見て回り、情報を躍起になって収集した結果、「VIA PATCH 及び AMD Patch」と言うものが公開されているのを発見出来た。(しかしこれを見つけるまで、丸2日、いや〜疲れた!!)
VIA PATCH 及び AMD Patch (ありがとうございます。おかげでWindows95も正常に動いています。)
上記パッチを当てることで、やっとWindows95も正常に動作するようになり、一応これで今回の目的は達成出来た。
しかし、今回は時間は掛かるわ、出費は大きいはで大損をしてしまった。
こんな大事になるなら、おとなしくWindows98と2000で使用していればよかったと思ったが、もう後の祭り。
まあいろいろあったがひとつ利口になったと言うことでよしとしよう。 やれやれ。
おしまい。