CG学校の代名詞的存在、A校に通い出した私。 一回目の説明会では、「うちの学校に限り就職難はありません!」と言い切られた。 だが、それは必ずしも真実でないことがのちにわかる。
私は毎週通った。 ただし、A校の実体は評判やマスコミで言われているほどすごくはないことがわかった。 まず、就職難がないというのは嘘。求人がたくさんきているというだけで、そこに就職するには少なからず
実力があってやる気があって、という人のみに限られる。ま、あたりまえといえばあたりまえ。 生徒のやる気もしだいになくなっていくようだった。 私もそろそろ考えなきゃ、と思って、就職コーナーを見てみた。「日本全国から求人がきています」という 話だったけど、Z市の求人はまったくないし、95%が東京の会社だった。 就職担当の人に個人面談を申し込んだ。東京以外での就職についてきくつもりだった。 面接当日行くと、申し込みはされていないと言われた。 「すみません、別の日にしてください」って、あたしはここにくるのに往復16000円掛かるんですけど!!! 東京のCG学校に行ったからといって、Z市での就職は全然見通しがたたないことがわかった。 全国的に有名なA校だからなんとかなるだろう、と思っていた私が甘かった。 それでも、私はなんとなく安心していたふしがあった。 以前見つけた、E社に、また申し込めばよいと思っていたからだ。 |