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連載をふりかえって…

反省、補足(2)

ここには当時の反省や、補足などを書いていきたいと思います。本文より軽めの口調にしました。


その7 初めての面接

今思うと、H専務の態度は、P社のYさんに言われたから仕方なく会社を案内して適当にあしらってやろう、 というものだったんだろうな。
「慇懃無礼」ってやつだ。 面接の時やたら丁寧にされたら、期待しない方がいいと思う。


その8 E社の面接、そして採用

E社の面接での私の間違い。
  1. 採用条件を文章で明確にしてもらわなかった。 これは給料のところで響いてくる。但し、このころ自分の年収はいくらぐらいが適切なのか、 見当もつかなかった(T社の給料が安いのか高いのかわからなかった。)。 それに転職して給料が半分になったとか、よく聞く話だと思っていたから、深く考えて いなかった。やはり給料は大事だ。
  2. 社長の話をうのみにした。 社長があまりに、T社のおやじ連中より元気で意欲的なので、ついついすばらしい人だと思ってしまった。当時、親や友人に「今度の社長は話がわかるいいひとだ」と言いふらしていた私。
  3. 社員が何年位で辞めるか、そしてその理由を聞かなかった。 これはぜひ聞いておくべきだった。もっとも社長のことだから聞いても嘘を言っていたかも。
  4. 社員の表情をもっとよく見ておくべきだった。 本当にE社で働いていて、幸せなのかどうか。
  5. デザイン関係の知人がいながら、その人たちにE社の評判を聞けなかった。私は まともに大学を卒業して、大手電機メーカーで真面目にサラリーマンをやっている イメージがあったらしい。デザイン業界に転職したいと言っても、彼等は「やめておけ」 の一言で、本気にしてもらえなかったのだ。せめて、面接の段階で相談していれば。
  6. ヒラの、したっぱの社員の人と前もって話が出来ていればよかった。 生の声はやっぱり大事だ。失敗したくなければ、ぜったい、実務にあたっている人の、 なるべく自分のやろうとしている仕事と同じことをやっている人に、なんとかして 連絡を取って、社長の話したことの裏づけをとるべきだった。
これから就職する人は、ぜひ注意してほしい。
それから、「俺の逆鱗に触れてクビになったやつが…」の部分。のちの年末の事件、まさにこの話と同じだ。あの時だって、実質「みんなクビ」を言い渡し、私のように前もって言われなかった人たちは謝りにいった。それが「どうしても仕事をしたいからって残った」というわけ。あとでこのことに気付き、年末の事件はまた一つ社長にとっての美談を作ったとうことになるのか、ど、やりきれない気持ちになった。

その9 さよなら、T社

大企業にいると、上司の優劣で部下の運命は決まってしまう。
当時の上司、 U部長は社内で誰一人良く言う人がいなかった。部下の仕事内容を把握していないし、業界の用語もしらないし、 打ち合わせにいって変なことを言い、話をぶちこわすこともあったそうだ。
なぜこんなやつが部長になれるかというと、親会社(東京など)の中で仕事ができない人が、年をとってもヒラなのは可哀想だが使える場所がない、 そこでT社のような地方の関連会社に移動してきて、社長や常務や部長や課長になる。 よくあるのだそうだ。
バックに大企業のついた地方の会社に就職する人は、 そういう人が上司になってしまうリスクがあるということを覚悟しておいてください。
上司の理解を得られず、直接社長に交渉したり提案したりする、元気な社員も中にはいる。 それが「その1」で書いたような私が行きたかった部署を作った人たちだ。そういう人たちは いずれ周りから浮いて、潰されてしまう…
日本の企業って、本当にだめだな。


その10 最初の戸惑い

その後他の社員が入っても、歓迎会はなかった。私は特別扱いだったらしい。
最初の2週間くらいの間、 すべての業務のチーフが、私に業務を説明してくれた。 これも社長が「○○さん(私)にそうやって教えるように」とのお達しがあったからだ。 その後他の社員が入っても、こんなことはしなかった。
あるとき、「なぜ○○さんを社長が大事にするのか、履歴を見てわかったよ」 と言われた。所詮私を採用したかったんじゃなくて、いい大学出の人がほしかった だけなのか。ある本を見て、その思いはさらに強まる。「ゲーム業界会社名鑑」という本に、なぜかE社が載っていた。(ゲーム作っていないのに)社員の出身校の欄に私の出身大がまっ先に 書かれていた。


その11 CG検定とマルチメディア検定

このとき、CG検定やマルチメディア検定なんて、役に立たないだろうと思った。
が、その後、 やっぱり役に立ったのだ。あるところでバイトをするとき、採用が決まってからマルチメディア検定の コピーを提出するようにいわれたのだ。そういうので給料を決めたらしい。 というわけで、いくら受験している連中が馬鹿そうでも(笑)やっぱり資格は役にたつから、 とったほうがいいです。


その12 実態が見えてきた(1)

その13 実態が見えてきた(2)

ここはまとめて書かせてもらう。私がE社がいやだなぁと思いはじめたところだ。
社長がプルプル手が震えるのを目撃して、私はショックをうけたが、 のちに自分の親と同い年だということがわかった。50代後半、そんなにじじいじゃない。
朝礼について書いたが、本当に意味がないと思う。会社選びの基準の一つに、朝礼がないことも加えたい。 朝礼なんて、風通しのいい会社にはないはずだ。 みんな集まって言わなくても伝わる手段があるのだから。
社長が結局は社員に嫌われていて、いろいろな人に恨みをかっているらしいと知ったのもこの頃だ。
ある日、いやがらせのメールが会社あてに届いて、ちょっとした騒ぎになった。 退社した人の名をかたり、E社を馬鹿にしているものだった。その退社した人は全く身に覚えが無いのでかなりショックを受けていた。
なんとかして差出人を特定したかったが、複数のRemailerを利用していて、 結局分からなかった。

そのとき印象的だった先輩の言葉。
「あいつ(退社した人)は絶対人の恨みをかうようなやつじゃないんだけど、 社長を恨んでいる人はいーっぱいいるからなぁ」


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