6月1日からスタートした市民病院のもう一つのニュースは、看護師の姿が消えた?こと。看護師のナースキャップを
廃止したので一見看護師がいなくなったような錯覚をします。この職場に来るまで知らなかったのですが、ネットで調べるとナースキャップについては、賛否両論いろいろ議論があったらしいです。 <廃止賛成派の声> ・キャップが点滴のチューブやカーテンに引っかかり患者さんの安全上問題 ・キャップが細菌の感染源となるおそれ (コーンスターチで固めていて頻繁には洗濯しないから) ・ナースのイメージだけでは意味がない ・ナースの象徴として「らしさ」をもとめるのはおかしい ・髪にピンで同じところを固定するため髪を引っ張り禿げる ・キャップをする時間が不要となり着替えが早くなる ・プロとして自信をもってやればキャップは不要、等々 写真出典:(左) 豊橋ケーブルネットワーク「ティーズ」 http://www.tees.ne.jp (右) 大阪厚生年金看護専門学校 http://www.kjp.or.jp |
<廃止反対派の声> ・看護師の象徴である ・長い髪をまとめるには清潔感がある ・キャップを着けると気持ちが引き締まる ・看護師と他の職種の区別がつかない ・身だしなみが乱れる ・戴帽式の感動が忘れられない ・ナースキャップに憧れて看護師になった。キャップが無いのは寂しい、等々 いろいろ意見があるようです。 キャップ廃止の根底にはジェンダーレスの流れがありますし、アメリカでは看護服すら無い病院もあるようです。安全性の問題、感染源の問題、機能性の問題などを考えるとキャップは廃止するのがベターなのかもしれません。 「ナースキャップがなくても看護への思いは変わることなく、これからも信頼されるよう、より良い看護を目指して努力を続けてまいります。」(奈良県立病院看護部) この言葉が看護師さん達共通の気持ちだと思います 蛇足ですが、今日のニュースで、ドクターのネクタイが汚染されているとアメリカで学会報告のあったことが報じられていました。診察室で長時間、患者さんと向き合うのと、あまり洗濯しないのが原因とか。 YomiuriOnLine |